もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

砂防堰堤の床掘

稲刈りの時期になりましたね。オイラのところも先週稲刈りを終えてほっとしているのですけど、カメムシによる被害がある田んぼもあって、見た目が悪い米もできてしまい、ショックを受けている状態です。(泣)

ともあれ、本業と地域の仕事で終われる秋が始まりました。


「おまえ、仕事で遊んでるだろ!!」

というものが出来ましたのでお披露目を。


砂防堰堤の床掘のバックホウのマシーンコントロールデータを作成したので、3Dプリンターで印刷してみました。(1)


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でもここの現場は、堰堤の底部分の”地盤改良”が、あるためその部分のコントロールデータも作成したので、形が分かるようにモデルにしてみました。(2)


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そこに本堤(3)と副堤(4)を乗っけてみました。


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地盤改良も結構複雑な形状になっていまして、3Dにすることでイメージがすることが出来ますね。(作るのは大変ですけど)


もちろん3Dにしていますので、地盤改良の数量照査にも使用することが出来ます。


男はいくつになっても、変形ロボットみたいなものは楽しいものです。(笑)





田舎人間は・・・

9月に入ってやっと朝晩は涼しくなってホッとしています。「このままずっと温度が下がらないのか?」と思わせるぐらい、こちらの方では晴れと、雨が降りませんでした。


失敗なのがお盆過ぎに”雨がたくさん降る”予報になっていたので、田んぼの水を少し早めに止めたのですけど・・・・結局本日まで全く雨が降っていない状態で、”実の入り”が悪かったかもしれません。


お仕事の方は・・・「〇〇までにデータを作ってください!」などで、現場と内業がフル稼働になっています。(この記事も測量の夜勤明けで書いております)


話は変わりまして、先週もこの地で大きな大会がありました。


『自分の住んでいるところにすごいところ!』と不意に聞かれると、

「この地にはそんな自慢なことは無いよ!」

と答えが帰ってきます。

でも8月末のこの地での普通のイベント(大会)。


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自宅から1kmぐらいのところで、なんとなくいつもの風景としてこのような幕が付けられてイベントが行われています。

全日本大会なんです。ワークスチームも来ています。レースクイーンも来ています。


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この大きな大会をしている人も、同じ地域の人。 

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何か面白いことをしてやろう!! と思っている人がたくさんいる地域なのかもしれませんね。(笑)


オイラも何かとあちこちに顔を出すほうなのですけど、こんなオイラをみて営業マンの人が一言。

「もぐらさんは、回遊魚ですね。ずっと動き回っているイメージしかないのですけど・・・」

「もぐらさんは止まったら死ぬかもしれないので、止めませんけど・・・」


など好きかって言われますが、本人は自覚がないのですよね。


好きな機械を買って・・・、現場で実験をして・・・パソコンソフトで解析をしてみてどうなるか試してみる・・・。楽しい。


ん” ん”  ??


オイラの場合考えてみると、仕事が遊び場になっているような・・・気がしますね。(苦笑)

Windowsの自動アップデートのバグ

毎年お盆過ぎは、日がたつのが長く感じます。「まだ8月なんだ・・・」とね。

先週は遠方のお仕事が多く車で走りまくっていました。それにまだまだ暑いので、現場仕事ではヘロヘロになっています。


先週はちょっとした講習会みたいなこともしていたのですけど、そこで問題が発生したことをご報告。


”Windowsの自動アップデートをきちんとしましょう”と、オイラはブログに書いていることが多々ありましたが、今回は 『待て!!』です。


ネットの詳細記事


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オイラのパソコンで講習していた際に、”アップデートの再起動”が表示したので、話の途中でパソコンを再起動したのですけど・・・・全く起動しなくなりソフトのライセンスなどもすべてなくなったのです。

その場は予備PCをもっていっていますので何とか最後まで終えることが出来ましたがパソコンの修復はできませんでした。


で、かえってネットを見ていましたら、こんなバグのWindowsのアップデートが原因となりました。

Windowsを再セットアップしたのですけど、自動アップデートが始まって、またもやパソコンが起動しなくなりました。(8月25日現在)


そして昨日(8月27日)のアップデートでは、とりあえずパソコンは起動するようになりました。


ごちゃごちゃと書きましたが、”ブルースクリーンのPCの修復”が出た際は、”詳細”から、”PC起動を修復”から行けば運良く元に戻せるかもしれませんので。

みちのくプロレス びんご安田大会

お盆明けで今週から”気持ちが”本格稼働という感じですね。暑い日が続いているので、エアコンの聞いた事務所で内業はうれしいのですけど、明日からは外に出ないといけないのでまた空調服を用意しておかないといけませんね。


さて、オイラは今年春からこの地域で秋に行うイベントの準備をしています。


「なんでプロレスを・・・・?」


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実は昨年この地に帰ってきた先輩が、みちのくプロレスとお知り合いということがあって、ぜひこの地で開催してみたいという要望で、有志が集まって準備をしています。

もちろん元手予算などはないので、スポンサーとチケット販売でこの大会を開催します。


みちのくプロレスHP


みちのくプロレス びんご安田大会HP


(スマホ用に作っていますので、PCではトップ画面が見にくいです)

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特別参戦でアジャ・コングさん、スペル・デルフィンさんが来ることになりました。

ザ・グレート・サスケさんとスペルデルフィンさんの戦いが見れるという大会です。


このお盆から全選手を発表して本格的にチケット販売を開始しました。

あと2か月になりましたが、まだまだ詰めていかないといけないことがありますね。


ブログ右側の”もぐらへのメール”からでも質問などは受け付けますので、興味がある方は連絡ください。

ICT現場見学会

お盆がやっと終わりました。地元のお祭りが1日延びて17日昨日まで片付けなどで、気分はまだお盆でした。

コロナ解禁で元の行事が始まって、また恐ろしいお盆が過ぎ去りました。年配の方を見ているとまだオイラ達がお祭りに参加しないといけなそうなので、忙しいのとお付き合いのお酒漬けになってヘロヘロのもぐらです。


さて、お盆前も忙しかったのですけど、お盆に入る前の行事で、

「この辺りで一番コア(マニアックな)人のところで会合を」

という建設会社さんから声がかかって、最後の会合場所はオイラの事務所になりました。

当日は地元建設業社長さんと東京大学教諭や国土技術政策総合研究所の方や広島大学生など13人が訪問されました。


議題のメインは ” この辺りのICTの現場見学会 ” だったような・・・(笑)



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建設会社さんの会社にみんな集まって、まずは3次元データで動いているマシーンコントロールの現場で現場見学会を。ちなみにオイラがデータを作っている現場です。

とても複雑な計画がされており、3次元データもグニャグニャで、のり面が通っていないところを見てもらいました。


事務所での会合で、単純な現場を3次元データを作成するのと、複雑な3次元データの作成方法などをパソコン・3Dソフトをつかって手順などを見てもらい、議論をしました。

これもデータ作成の現場見学会です。(笑)


まずは丁張と3次元データで掘削・施工する違いからでした。(笑)

複雑な3次元データの作り方、3次元データをTINで作るにあたり目に見えない問題が起こる現象と確認方法などを見てもらいました。


今後発注者サイド(コンサルタント会社)で、3次元データを作成して、そのデータを請負者(建設会社)に渡すことになっているが、その際にどんな問題があるかなど。


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そして最後にオイラのICTが進んでいる中での気付きを書きました。


 1)起工測量にはUAV,TLSの活用が増えて、作業効率は上がったと思われる。

   (仕事量 100% → 40%) 

 

 2)発注者からお金はもらえないけど、3次元設計データ+マシーンコントロールは

   導入される会社が増えた。

   (事務所の仕事 100% → 100%)測量ソフトが進化して事務所仕事量は同じ

   (現場の仕事量 100% → 20%)

 

 3)ヒートマップを用いた出来形管理では、発注者さんが検査書類を見られて、

    「これをどのように見れば?」と、質問されることがある。

    舗装の場合、道路幅員管理を行わなければならないので、TS出来形管理と

    ヒートマップ作成になるため、2重管理となり、効率化には至ってないと思われる。

 

 4)発注時に3次元データの貸与となるが、どのようなデータで来るのか未定

    

    3次元データに種類としてどの形式で来るのか?

    1, TIN、サーフェスデータ 

    2, TSを用いた出来形管理用データ(3次元設計データ)(LandXML 1.2 1.5)

    3, ソリッドモデル

    

    3次元データの内容は何なのか?

    1, 完成形

    2, 土工用

    3, 作業土工まで考えたデータ


と、中央の方に少しは現場の状況を見てもらったのではと。

ルールつくりの裏側の話などをちょっと聞けましたので、ありがたい一日になりました。

暑い日々の業務

お盆休みまでに・・・・の仕事なのか、忙しい日々が続いています。

その上この暑さ! 週末外で焼き肉をして気づいたのですけど、

「オイラの脂肪もこのぐらいでないと解けないのなら、この暑さじゃまだ無理だな」

と気づきました。


先週は現場と講習会の週でして、『ICT施工の社内講習』ならぬものをはなじめて行いまして、どのように行うか四苦八苦して当日を迎えました。


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社内の研修センターですが、新幹線と在来線のトンネルまで作ってある規模がでかい会社です。(笑)

ICTについての話はいろいろとあるのですけど、講和だけじゃダメなので、TLSを2台持ち込んで実習。で、2つの点群をつなげてみるなど、実践もやってみましたが、いきなりの本番なので、先生(オイラ)も「ちょっとお待ちください!」を連発でしたね。(苦笑)


そのほかの業務では、36度なのに、道路の基準点測量。舗装の起工測量などをいたしまして、炎天下でも1日に12000歩も歩いていました。

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今日もこれから急斜面がある現場での基準点測量。

お盆までにこれ以外にも大仕事が2つも残っているので、そちらの資料も作成しておかないとやばいと、焦っている日々でございます。

勉強会in京都

7月最後の日ですが、暑いですね〜。この暑さで腹の脂肪が溶けてくれないかと・・・おそらくみんな思っているのではないでしょうか。(笑)


先週は暑いときに、熱い人たちが集まっているところに参加してきました。


「建設工事現場技術発表会in京都」という九州から北海道の20社超えの建設関係者が集まって技術発表を行いました。

主催者はこのお方


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このお方の罠にはまり、本来夜の懇親会を目的にしていく予定でしたが、トップバッターで話をすることになりまして、オイラの昔話をしてきました。(笑)


最初のころからこの会は数回参加させてもらっていますが、皆さん発表資料の作成が上手になったと感じました。きちんとお笑いを入れているところなどもよい作りだと感じました。


どちらかというと、常連さんのところは、若手社員に発表させて勉強をさせる形が多いのですが、資料を棒読みする子もいれば、イントネーションをしっかりと付けて、「人に伝える力」を付けた若手もいまして、先輩の指導がしっかりしている会社もありました。


建設関係では有名な、YouTuber も参加されて、約60名で懇親会もありました。


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石男くんの建設チャンネル と 

ジョウ所長の土木技術者サポートチャンネル


で、京都ならではの小道を通って解散となりました。

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次の日に帰ったのですが、オイラの家の方の列車は、早朝走ると次は夕方でないと便が無いので、京都を昼過ぎに出るとこにしましたので、暑いけどちょっと京都を散策してみることに。


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数日前にいつも使っている茶碗が割れたので、ネットで調べたら清水寺のふもとに”茶碗坂”ならぬものがあると知って、汗だくになって約4km歩いていきました。


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京都に行く道中から思ったのですが、外国から来られている人が多くなりましたね。店員さんも英語や手振りで売っておられるのを見ると・・・オイラも英語の勉強を始めないといけないかな〜と感じたところです。(笑)

プラスチック障子で紙垂

夏になってしまいましたね。お盆まであと20日ですけど、忙しい日程となりそうです。

『夏が無事に越せますように』

と昨日はお宮の夏祭りがありまして、お祈りをしていました。今年からオイラがこのお宮の総代になりまして、何かと段取り等を行うことになっています。

先週末からお宮の掃除や準備をしていましたら、外の紙垂が雨風でちぎれていましたので、作り変えておくことにしました。


ふつうは宮司さんが作られたありがたいものを使うこともありますが、ここのお宮では氏子で作ることが多いです。


さて、いつものように障子紙で作成しようと思いましたが・・・やはり数か月後にはダメになるので、ふっと思い出すと、数年前に自宅の障子を張り替えるのに、”プラスチック障子紙”を買っていたことに気づきました。


ちょっとごわごわするのですけどこれで作ってみました。


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こんな型枠を作ってあります。


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このように、手前に折っていきますと完成。

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まずこれがちぎれていくことはないと思います。


しかしネットでプラスチック障子で紙垂を作った話はないので・・・、罰当たりな紙垂となっていないか心配するところです。(笑)

夏の連休

昨日は”梅雨が明けたな!”というような天候でしたが、天気図を見てみると、梅雨前線がまだしっかりと北側に張り巡らされていますね。予定では20日ごろ南下してくるそうなので、それからが夏本番になりそうですね。


先週中ごろからいろいろと夜には消防団や警察の協議会、地域の行事準備。休みの日に同窓会などで田んぼの仕事が出来ていなかったので、昨日は朝からドローンで防除や草刈りをして少し安心した朝です。自分の記録ということで書いておきます。


今年は消防ポンプ操法の大会があるので夜10時頃まで選手が練習しますので、後方部隊で連取をサポートする係です。

オイラは川から水をくみ上げる係でした。


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次にこの秋にこの地域で行います行事のチケット作成。

オイラの家でチケットを印刷して、みんなで手作業でカットしていきました。

詳しくはお盆前に書きますが、この秋に地域の有志でこんな行事を行います。


「秋の行事」 (スマホ用画面で簡単なHPしか作っていませんので失礼します)


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小学校の同窓会を開催。田舎なので人数が少ないのですけど、半分の人が集まってくれました。小学校の時の写真などを使って動画を作っているのでみんなで鑑賞。

この年になると話題は・・・

 1,亡くなった人の話 2,健康状態 3,小学校の時のエピソード

てなことで。基本このような段取りはオイラです。


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で、朝早くからドローンで防除。

先週はずっと雨だったので、1週間ぐらい遅れての防除になってしまいました。

穂肥という粒状を撒くタンクから、液体を撒くタンクに変更して開始。液体を撒くのは楽だとわかりました。これが終わって昼まで田んぼの草刈り。


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ということで、夏の連休をしましたが一向に”休んだ”という気分じゃないですね。(苦笑)


今週は2日間講習会が入っていますので、しゃべれる準備をしておかないといけないです。

あと来週は全国いろんなところから建設会社さんが京都に集合。久々にいろんな人と出会えそうなので、頑張って仕事を巻いていくことにしましょう。

測量報告書

今週も事務所仕事を中心としてやっておりました。 昨日の雷と土砂降りの雨があって

「梅雨が明けたのでないの?」と思っていたのですけど、今朝もジメジメの朝なので、もう数日我慢ですね。でも今年は雨が適宜に降っていますので、昨年のように田んぼの水不足はないかなという感じです。


今週はICTを初めて行う1現場の書類を仕上げました。

(ここでいうICTとは、3次元起工測量、3Dデータ、マシンコントロールによる施工)

この会社さんでは初めて行われるということで、OJT(お手本)ということで、オイラが作成した打合せ簿などで工事を進めていくことになりました。


 1)ICT施工計画書

 2)基準点基本測量報告書

 3)UAV・TLSを用いた起工地形測量報告書

 4)ICT建機用3次元設計データの作成報告書


この現場は ”町役場” のお仕事で、ICTなどの活用などは自社自社努力として行われており、ICTで施工することは別途打合せをされておりますが、詳しい内容の”ICT施工計画書”が遅くなったのはオイラのせいですね。失礼しました。


オイラが担当させていただいた現場は、このICT施工計画書の原本をデータ(EXCEL)でお渡しして、今後自社で作れるようにしています。これまでにもこの施工計画書のひな形渡したら、自社で作り変えて使っているところが多いですね。


以前こんな相談をしてくる現場もありました。


現場 「地上型レーザースキャナーで起工前地形を測量してもらったのだけど、変な形式の

    3Dデータと横断図に切り出したCADデータだけをもらいました。

    でも役所からいろいろな書面が出ていないといわれて・・・・ 」


オイラ もらわれているデータを確認

    「測量した会社に、測量計画書(機材など)や、点群の生データと起工測量精度管理

     の報告書をもらってください!」


現場 「何度も言っているけど一向に送ってくれないのです」


オイラ 「直接その測量会社さんに話をしてみましょう」

     電話をしてこちらが欲しい書類をお話しをしたら・・・


某測量会社 「3次元データは渡したものだけです。測量計画書などはありません。

       精度管理って何ですか?うちの地域ではそんなものを出さなくても検査が通

       ります。苦情を言われたことは今までありません」

オイラ 「・・・・・」



とまあ悪口を書いてしまうことになりますが、ICTを行うにあたり、マニュアルにあることは、測量をした会社で用意はしないといけませんよね。メインは測量会社の使う機材のカタログや校正書と観測した精度管理ですから、現場の人が用意するものではないのですよね。


話は最初に書いた報告書の種類ですけど、デジタル社会になのですけど、4つのうち2つ(2と4)の報告書は、紙印刷をして赤ペンチェックを入れたものになりますので、報告書の仕上がりは結構時間がかかります。
4番の3次元設計データ作成の赤ペンは「発注者が指示をした際には提出」とありますが、業者としては事前にお渡ししておかないといけませんよね。


現場管理者上がりのオイラは、古い考えの人間ですので、

「発注者(検査官)に突っ込まれないだけの書面を作成しておく」です。(苦笑)

農業機UAV

この時期になると集中豪雨があちこちで起こっていますね。以前は”台風が来て災害”でしたが、最近は梅雨全線や線状降水帯などといつこんな状態になるか近づかないとわからない天候になっていますね。昨日も消防団の出動があり、夕方までパトロールをしていました。


さて、雨が続いているのですが、今週末から晴れの予報が出ていますので、もしかすると中ごろには梅雨明けかなと予測しています。


そこで気になるのは田んぼの稲。週末には『穂肥と防除」の肥料・薬品を買いに行っていろいろと話を聞いてきました。


穂肥と防除の時期を調べるには、『稲穂がいつ出てくるのか?』が大切で、それを調べる方法を習いました。


田んぼの稲を1本抜いてカッターナイフで半分に割ります。その中に小さな穂が育ち始めていますので、その穂の長さで、「あと何日で穂が出る」ということが分かります。


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ちなみに1cmぐらいなら「あと18日で稲穂が出ます」ということになります。


今年は新しい機材の導入。これまでは業者にお願いして防除などを行っていたのですが、免許もとれたし、だいぶん農業機も安定してきた感じですので、入れてみました。


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通常は免許や散布の講習など、多額のお金が必要なのですけど、オイラは測量をするのでそちらの免許を取得して、何もかも許可申請や設定を自分で行うことで、+1万円で農業機も取り扱えるようになりました。(機体のお金は別ですよ。ちなみに日本製です)


あと国の許可も取れましたので、もう穂肥の粒状は散布しています。


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『他業種の仕事をする』ということになりますが、5年前ではUAVの他業種進出などは考えられなかったことですが、時代は変わっていきますので。


あと足らないものは・・・・オイラの農業知識ですな。(苦笑)

暫定工事のマシーンデータの作成

7月です。もう夏です。でも暑いのは嫌です。早く10月ごろになってほしいです。


とわがままを言っていてもだめなので、今週から空調服を出して現場に行きました。風があるから少しは涼しいけど、山を上り下りしているとほとんど関係ないですね。(苦笑)


先週から内業では”マシーンコントロール用3Dデータ作成”に取り掛かっています。


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数件入っているのですけど、どれも・・・『暫定工事』であり、3Dデータを作成するのに大変苦労をしています。


土木工事って大きなプロジェクトがあると、数年に分けて工事を発注するのです。

しかし・・・その分割発注するときの図面が・・・『アホ図面』である。

(マニアックな専門的な話になりますので不要な方はスルーしてください)


例えばこのように完成形まで掘削するのではなく、片側は完成形でもう片方は暫定的に掘削します。

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で、横断図は20mごとに作成されています。実はこの工事の発注では、暫定の「道路線形と縦断図」が作成されて「これで工事をしなさい!!」なのです。


土木工事をしている人でないと、この『罠』には気づかないと思いますが、縦断と線形が完成形と違っていると、20mごとの横断図ではきちんと合うようにしてありますが、中間点では完成形のり面が合わなくなるのです。

例えばのり面を切りすぎたり、20cmぐらいのり面が切足らなくなったりするのです。


なのでこんな工事のマシーンデータを作成するには、一旦完成形の掘削断面を作成して、整合性+交点を計算しないといけなくなります。


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グレーの暫定掘削(水平)とのり面の交点を計算しないとマシーンデータは作れないのですね。

従来の”丁張”でしたら「オペレーターさん、10mごとの丁張をにらんで掘削して」的なものなので、済んだかもしれませんが、完全な3Dデータになりますと、この”あいまい”なことが出来なくなります。


ここの現場ものり面の途中で、掘削が止まるので、のり面の交点を計算して3Dデータを作成しなければなりません。


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以前コンサルタント会社とオイラが、同じバックホウ用のマシーンデータを作成して、討論したことがあります。その時にコンサルさんはバックホウの動き方や作業を考えて無い3Dデータで作られていましたね。


そこでオイラは指摘しました。

「コンサルさんは”発注図面”も作成されているわけなので、マシーンデータが作りやすい形状にして発注してくれればいいのです。オイラ達工事を請けたものは発注図面に従うしかないので」


と、愚痴を書いていていても仕方がないので、お仕事をしましょう。


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(3Dデータの形状がイメージできるように3Dプリンターでモデルを作って渡します)

高圧送電線の上から撮影

先週は非常に厳しい環境のもと、ドローンのお仕事をしてきました。どんなところかと申しますと・・・・・


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現場のど真ん中に大きな鉄塔+送電線が通過しており、飛行するまでの手順が重要となりました。


まずは「Google Earth Pro」ではときたま構造物などが3Dになっているところがありますので、それを使って鉄塔の高さや送電線の位置を確認します。


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これをもとにして、電力会社(送電会社)と、協議をおこなってこの送電の電圧や電磁波の影響範囲を調べます。(今回は送電線から30m離隔してでした)


通常でしたら送電線の下を電磁波の影響範囲外で飛行させるのですが、2つの鉄塔の高低差が大きく、一番下の送電線がとても低くなる箇所が出てくるので無理でした。


そこで一番高い鉄塔の+30mでOKをもらい、現地で確認を。

ドローンのカメラを水平にして、離陸して鉄塔の頂上がカメラ画像の中心まで飛行して高度を確認します。


その高度値以上で飛行ルートの作成とカメラ設定ですね。

実はこの鉄塔は100mぐらいあって、飛行高度も150mぎりぎりで行い、カメラレンズを一番望遠寄りのを付けて撮影しました。


いくら物理的に送電線の上を飛ぶとわかっていても撮影中に送電線が近づいて見えますので、恐怖の飛行でしたね。(苦笑)

飛行150mでも地上解像度は1.2cm/pixを確保できました。


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今回は、送電線があっても協議と飛行方法でドローンでも撮影できるという話でした。

地上型レーザーでも起工測量はできるのですけど、工事開始前にはオルソ写真があるとなにかと便利なので、今回はドローンにこだわってみました。

ドローンの免許取得には

先週・今週初めは内業のみの予定でしたが・・・大当たり。「現場の仕事が無くてよかっか〜」でしたので、神はオイラの見方でした。(笑)


さて、ドローンを飛ばして測量の仕事が多いオイラでして、なかなか日本国内の飛行に関するルールや決まりごとが多くあり、昨年12月から『免許制度』も始まったのですけど、仲間内に聞いてみると・・・・

「以前の国土交通省へ許可申請だけでもこれまでと同じ仕事ができるからまだ”免許取得”は考えていない」

という回答も聞いています。


ですので、現在人口が多い地区(DID)で飛行させるには

 1,会社(個人)で国土交通省に許可申請

 2,個人の無人航空機操縦士免許(1等、2等免許)


のどちらかが必要になっています。

今後この2つの関係がどうなっていくのかはっきりとしていませんが、今日は2番についてお話ししようと思います。


実はオイラは2番の昨年免許制度が始まることが決まった時から、無人航空機操縦士免許取得で動いていますが・・・・


『登録と手順が複雑+時間がかかる』ものであることは知っておいていただきたい。

ちなみにオイラは昨年の11月から講習会などを受けてきましたが、書類の発行が3か月かかるや、今度は別な講習や実技試験など受けて、ネットで登録など実はまだ免許が取得できておりません。


オイラが取得している手順を書いてみますと

1,民間講習会で「安全運行管理者、無人航空機操縦技能」を取得(自分の技量のため)  

2,DIPS2.0という国土交通省のHPで、個人のIDを作成して試験番号をもらう。

   (時たまエラーで登録が出来なかった)

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3,無人航空機操縦士免許の実技免除資格があるドローン学校に入学

4,ドローン学校で、実技試験合格 

   (実技試験にはドローン飛行+筆記+口頭回答があります)

5,無人航空機操縦士試験申込システムで学科試験や身体検査その他の申請を行う 

   (ここのHPの作りが悪くて、間違って登録・お金の振り込みをしたら向こうで勝手に

     修正していた) 

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6,CBT検査で試験会場・試験日を申し込む

   (30分50問 80点で合格するまで何度も受ける)

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7,無人航空機操縦士試験申込システムで、「試験合格証明書発行申込」をする

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8,試験合格証明書をもってDIPS2.0で免許申請をする

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9,無人航空機を登録 → 機体認証 (第一種機体認証・第二種機体認証 )

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10、すべて完了して毎回飛行ごとの国土交通省へ申請無で飛行が出来ます

    1等免許+第一種機体認証 → 街中の第三者上空の飛行

    2等免許+第二種機体認証 → 街中の第三者立入管理をして目視飛行


簡単に書きましたが、これ全部やりますと2等免許で40万円ぐらい必要になります。

ましてコンサルさんのように数人オペレータがいますと結構な持ち出しになります。


でも 「1,会社(個人)で国土交通省に許可申請」では、毎回登録や申請をすれば飛行出るのですよね。


さて、無人航空機操縦士免許の必要性が今後どうなるのか? 次第ですね。

似島

恐ろしい夏が近づきつつあり、「冷感インナーは?空調服は?」と、物探しからスタートする朝になりだしました。まだ朝晩は涼しいのは幸いですけど。


真夏になる前にできる限り現場の測量仕事を終えておきたいところですが、そんなことも言えるわけないのですけどもね。


先週は初上陸する島に行ってきました。


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広島はだいぶん島に行くにも橋が出来て、陸続きになりましたが、今回は広島市内から一番近い島です。


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1周が10km程度の島ですが、砕石や生コンクリート工場がないので、全部のこのフェリーに乗せての輸送になるそうで、結構大きな船です。


1時間に1回。所要時間は15分程度です。 山の人間として海や船にはちょっとはしゃいでしまいますね。(笑)


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赤丸の建物がG7サミットがあった”グランドプリンセスホテル”ですね。


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小さな島といっても、このように高い山があります。標高278mで登山できる山です。


今回は5年前に起こった”西日本豪雨災害”の災害箇所へ砂防堰堤の工事測量をしてきました。

数軒押し流されたあとがありましたね。


まずは「伐採の範囲を出してほしい・・・・」と言われて、災害から5年がたっていまして、計画時に測量した杭などが分からなくなっていまして、GNSS機と平面図連動タブレットで、範囲を探していきました。それと砂防堰堤なので急斜面箇所であるのと、草が伸びきっていて、草刈り機で道を作りながらです。


『もぐらはこの測量+草刈りで体力を使い切ってしまいました。』 チーン!


午前中で体力を使い切って仮設道測量や基本測量をしてこの日は終了しました。


昼休憩にちょっと島を回ってみることにしたのですけど・・・ハイエースでは通れない道が多くあって、1周回ることが出来ませんでし。(苦笑)


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≪追記≫


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島の小・中学校のわきに、このような慰霊碑がありました。

第二次世界大戦の原子爆弾投下によって、この島にもたくさんの人が運び込まれていたそうです。


1爆弾で20万人が亡くなる。とんでもない歴史がこの島にも残されている考えさせられました。

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もぐらくん

サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

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