先日は現場へ若手のCAD講習に行って参りました。
そこの現場には職員7人と一つの工事現場としては多いのではと
思います。
この現場事務所に訪れてお話をしているとCAD環境で非常に厳しい
ものであると感じました。
それは、7人いてもCADの種類は4種類。 J、H、A、B ・・・と。

「それぞれCAD図面を描くのだからそれはそれでいいのでは?」と
言われる方もいるかもしれませんが、通常発注者から貰ったデータを
修正していくのですから、1つのデータをみんなで使ったほうが合理的に
なるのです。

現状を聞いていると変換の中枢としてB CADを使っているのですが4年
ぐらい前のCADであって、他社のCADの読み込み書き出しがあまりきれいに
行っていないのが現実でした。たとえば文字の大きさが非常に大きく変化
したり、図面としての見栄えは大きく変わってしまいます。

一つの現場に4種類のCADがある事態あまり珍しいことではないのですが
このようにCADの種類は非常に多くあるのです。
それに同じCADソフトのファイルでもバージョンによって古いCADでは読み込めない
現象も多々有ります。

表計算や文書作成においては2,3種類しかなく、ここ最近はバージョンも
関係なくファイルを開けるようになっています。

年配の方がCADを使いたがらないのはこのあたりにも原因が有るかも
知れませんね。

オイラの感想としてSXF形式を使えるCADが現場にはあまりにもなさ過ぎるようです。

もっとCADを便利に使える環境を整えれば業務の改善が出来ると思います。