さて、年末も目の前にぶら下がって来た感じとなり、ホームセンターには
クリスマスの電飾などが並ぶようになりましたね。

気温もグッと下がって、先日の雪でオイラの県内では30cmも積もった地域も
有りました。 
寒くなると 『急がなくては〜!』 と思ってしまいます。(笑)(オイラだけですかね?)

少〜しずつ、設計変更・電子納品の話が聞こえてくるようになり出しました。

さて、本日は先日CADのエラー解析?をした時のレポートを書きます。(オイラのメモ)

Auto CADデータをSXF形式に変換するときのエラーです。

      AutoCad取り込み.jpg

これはあるCADで、AutoCADデータを取り込んだ時の画面です。

これをSXF形式で出力しますと〜、

      SXF出力後.jpg

全部実線となってしまいます。

では、何故こんなことになったかを実証実験(大袈裟?:笑)を行った結果
良くある図面の書き方に問題がありました。

オリジナル線種.jpg

一番下の線種 『 破線_HIDDEN 』 は、個人・会社のオリジナル線種であり
これを別なCADに取り込むと

   線のプロパティ.jpg

線種 『 262 』 と、日頃使われない線種に変換されて取り込まれています。
このCADでは”線種番号262”では、破線としてSXF変換できなかったのですね。

これをSXF形式で出力してしまうと 『 実線 』 で出力されてしまいます。

「あっ、私のCADはこんなのを使っていないから大丈夫!」 
と思われている方もいますが、安心は出来ないのです。

実はこのエラーの根源として、発注者サイドとしてAutoCAD フォーマットで
発注図面を配られ、「図面も電子納品をします!」と事前協議をしてしまうと、
持っているCADが同じようなことになるかもしれません。

また、発注者もSXF形式に変換した後に、図面を確認していなければ、間違った
データを渡されることさえあります。

原因の予防策として
 1、設計会社において、オリジナル線種を使わない。

 2、発注の時点では、必ずSXF形式で受け渡しを行う。

 3、工事途中の指示図面もSXF形式で受け渡しを行う。

 
・・・・・つまり、発注者よりSXF形式で預かれば請負者は問題ないわけかな?(笑)