少し前に息子3号が朝から機嫌が悪く、学校を休んだ時のお話です。
実は機嫌が悪くなる原因は前の日の夜にあったのです。いつもと同じように学校から帰ってきて、宿題をのんびりとやっていたため、寝る前になっても全部できなかったのです。
「今夜はもう遅いから寝なさい!」と母親の掛け声で、宿題を全部終わらないまま寝てしまったのです。
こんな時は朝早めに起こして宿題をやるのですが、その日はもう投げやりで、
「もう間に合わない! できない! 」 と、最初からあきらめモードでした。
登校時間になってもまだ宿題と朝食を済ませていない状態でした。
このときに3号の行動は日頃見せないことがありました。小さいながらでも一人で葛藤しているのです。
何度も宿題が終わらずにでも、学校に行くように勧めたのですが、一向に動く気配はなし。
自分なりに悩んで、考えてそして反省することができる良い機会だと親で決め、当日は休ませることにしました。
兄貴の2号が帰宅するごろには、宿題も終わり、機嫌も直っていました。
しかしこのまま今日1日を終わってしまったら、明日学校へ行きにくくなるのです。そう思って、反省、けじめをつけるため無理やり学校へ連れて行き、担任の先生へ、お詫びと明日のことを言うようにしました。
担任の先生には学校の裏に来てもらい、3号は先生の前に立ったままとなりました。
どうしても謝ることができない3号。しかし先生は
「いつまでも待ちますよ、3号くんがきちんと先生にお話ししてくれるまでは」 と寒い中ずっと待ってくれました。
やっとの思いで口を開けれた3号。
「今日はごめんなさい、明日は学校に来ます」 と言って先生に抱きついて泣いてしまいました。
オイラもちょっとウルウルとなってしまい、長い間待ってくれた先生に感謝。そして子供が成長できたことのうれしさがこみあげました。
1日にして、とても大きくなったと感じました。次の日からは宿題、学校を休んだ時のつらさがわかったようです。
”学校を休ませると体裁が悪い”、”そんなときに先生の前には行きにくい”、などありますが、子供の成長を考えると親も一緒に恥をかくことが必要だと感じた一日でした。