土木の仕事をしていて、「本日がシルバーウイーク明け!」という方はいないと思うが本格的に工事が進む季節となりましたね。
政治では政権が代わり、公共工事が減るといわれているが、政権が替わるちょっと前に仕事が”ポツポツ”と発注されていたようですね。

今頃は以前みたいに「”橋の構造計算”まで照査してきなさい」という発注者は居なくなり、工事現場レベルにおいても照査ができるようになり、最近は”鉄筋・数量の確認・工事現場周辺環境等”の照査がメインとなっています。(このあたりは)

そのような工事から照査の依頼が数か所来ていますが、ちょっと問題が・・・・。
設計においての問題をちょっと提起してみます。

鉄筋の数量についてなのですが、設計プログラム(CAD)に違いなのか、大きく分けて2種類が混載されています。

問題1 鉄筋を曲げた際の鉄筋長の算出方法

その1) 直角に曲がるものとして直線長のみで算出
その2) 2.5D、3.0D、5.5D等半径を指定して直線・曲線長で算出

その2の場合、照査は比較的難航しますね。(笑)

このほか計算過程において、鉄筋長を”cm”単位に丸める時にも違いが。

問題2 鉄筋長の計上方法

その1) mm単位を切り上げにする。
例) 1991 → 2000 、 1998 → 2000
その2) mm単位を四捨五入する。
例) 1991 → 1990 、 1998 → 2000

以前はその1が多かったイメージがありますが、最近の”数量とりまとめ要領書”によりますと、”その2”が正しいようですね。

数量としては微々たるものなのですが、”照査”と名がついて調べることとなると、どうしても数字の違いに目をとめてしまいます。

問題1に関しては、大きく影響しますので統一して発注してもらいたいですね。