先日ipadのGPS機能を使ってどんな仕事が出来るかなーと考えてみましたが、ではipadのGPS受信性能がどの程度か書いてみます。
その前にもう一つGPS受信機を用意。
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Holux社のGPSロガー M-241 (7500円で購入)
以前はSONYのGPS-CS1を持っていましたが・・・精度の悪さに結局お遊びでしか使えませんでした。(平気で70mぐらいずれる時も)
この武器はSONYのものより一回り小さくその場ですぐに緯度経度を表示してくれまして、パソコンなしでも情報を見れます。
さてipadとこの機器をうん百万もするGPS測量機と競り合わせてみましょう。
でもうん百万もするGPSは持っていないので、国土地理院HPより公共座標を閲覧してその場所に行ってきました。
201203170609- A-J171-

公共基準点は緯度経度で記載されていますので、測量計算のHPで平面直角座標へ換算します。

最初に書いておきますが、この実験は1回しかやっておらず、本当の精度ではありません。参考程度の成果と思って読んでください。
ではipadから結果を書きましょう。
ipad-
ipadで緯度経度を計測していますと、ずっと同じ数値を表示。もしかして・・・とおもって1m範囲ぐらいを持ち歩いてみましたが数値の変化はありませんでした。
わりと鈍いやつだな〜という評価。
この地点での公共基準点との相違は2.906m。 ipadのアプリではしっかりと
「精度(水平=10.0m 垂直=12m)」
と記載されていますので、3m以内で収まったのは良い方でしょう。

ではHolux社M-241の結果を
このGPSロガーは数値が少しずつずれていましたので、時間をかけて計測してみました。
HOLUX2- 2分後 : 基準との水平相違=4.770m
HOLUX10- 10分後 : 基準との水平相違=0.174m
HOLUX12- 12分後 : 基準との水平相違=1.001m

とまあ、10分ぐらい受信続けていましたら、1mぐらいの範囲で受信をしていました。
どうしても緯度経度の表示が秒が小数点第2位までとなっていますので10cm単位での精度となってしまいます。
土木工事などで事前に現場踏査するときに施工範囲を見るときに発注図を使って緯度経度を調べておけば
ipad、 GPSロガーを持ち歩けば比較的簡易に位置を調べることが出来るでしょう。
あと、先日発売された”新しいipad”精度はいかなものかと。だれか調べられましたら教えてください。

ではこの後のipadのGPSを使ってあるアプリを活用すれば・・・・ 今年の講習会ネタとしますのでもう少ししてから書きます。