土木技術者を目指している人たちに、先人者として一言を。
受験シーズンや、大学3年生では、もうこの時期から就職会社を目指して、会社を選考している時期だと思います。

オイラも土木関係で仕事をしていますが、ここ数年公共工事が悪の根源となっておりまして、なかなか肩身が狭い・・・・思いが少々ありますね。
でもこれって公共工事の一部に悪いところがあって、土木技術者が悪いことではないのですよね。
一部の悪い人、間違った政治によって土木すべてが悪いように思われているようで、なんとも情けないことです。

さて、土木技術者の仕事とは何ぞや?

一つの答えでは表せないかも知れませんが、オイラの言葉で言うと

「自然と人類の調和を作る人」

やはり自然は大切だよ!と言っていますが、自然ばかり守っていると、災害が起こって人が住めなくなる。
かといって人間の生活ばかりを考えて便利な環境を整えていると極端にいえば空気が無くなってしまう。

でも今の自然と、人間生活を守り、災害などを防ぐ国土を作ることが、土木技術者じゃないでしょうか。
生活を豊かにした道は、豊を守るように介護と同じく、見守って上げる必要があると思います。

もし自分の生まれ育って便利に使わせてもらった道を、
「古くなったからもういらないや!」
ではすみませんよね。

人間の老後を見守る介護士。 道路の老後を見守る 道路介護士
そんな大切な仕事も土木技術者が中の一つの仕事でしょうね。しかしここ数年土木技術者の減少と思われるぐらい現場が悩んでおられますね。
オイラがお世話になった教授も土木技術者の減少で悩んでおられたようでした。

以前現場でお世話になった建設会社の社長さんもオイラに一言。
「土木も長年やって突き詰めていけば哲学となる」と。
なんとも、衝撃な言葉でしたが、オイラも何かと疑問を持ち今の仕事をして、この言葉が何だったのか探っているような気がします。

今は”田舎の過疎化”と”土木技術者の過疎化”が進んでいるように思われます。
どちらも生活環境を作るには大切なことだと思いますね。