今週の初めに、ここ2年間仕事をいただいた現場の写真を撮ってきました。
というのも、全国で初めて廃線となったJR線の再延伸化に伴い山陽本線との接続部分の改修があり、今回が最後の大型切り替えがありました。

以前は一晩で駅のホームを2m移動させたり、500mの線路を一晩で改修するなど、一歩失敗すれば始発の列車が通らなくなるという、緊張のある工事です。


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最終電車が通ると、そこは一気に戦場の場となります。
今回の切り替えは線形の変更と分岐の撤去でした。

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大きな門型の台にジャッキで既設レールを一気に持ち上げて隣に移動。

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別な箇所では枕木周辺のバラスを人力で取り除きレールのシフトの準備を。そしてバールで人力で移動します。 この手の仕事って普通では見れないので、一般土木をしている人には不思議な光景に見えるでしょうね。

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当日までに入れ替えるレールが隣接で組んであり、これも一気に持ち上げてスライドで設置します。

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何度もレールの点検をして始発の列車を受けます。
何度見ても大変な仕事であると同時に、全国を走っている鉄道って大変な労力がかかっているものだと感じます。

今回のオイラの仕事は一眼レフカメラで暗闇の写真を撮ること。
もっと土木のすごいところは記録しておかないともったいないですからね。
ちなみに暗いところや逆光・反射チョッキがある環境では、Auto撮影はだめです。感度(ISO)やシャッター速度も固定にして、ピントもマニュアルが確実です。あとは手振れ注意。これは1/15ぐらいでやっと撮れるので1割は手振れで使い物にならない写真ができてしまいます。

工事現場の素晴らしさをもっと見てもらいたいですね。