連日猛暑が続いていますが、この時期外での仕事はほんとうに応えますね。

先週は測量業務が入っていて炎天下に1日中出ていました。そして昨日も測量で現場に出ていましたが、昨日は標高600m越の地域。現場に到着しますと暑いのですが空気は澄んでいて、昼前に29度。でも木陰は涼しいというところでした。

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写真のとおりのんびりとした地域です。


さて、昨日は工事を始める前の基準点・水準点の基本測量。

道路・施設などを設計する段階でGPSなどで設置されている基準点(緯度・経度を記すもの)を工事現場近くに設置するために杭、鋲などを用いて作っていきます。
 

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  二級基準点(元になる基準点)        現場で仮に作る基準点


道路・構造物を作る際に、この基準点がきっちりと決まっていなければ、間違ったところに道路ができたりします。なのでこの基準点はとても大切なのですよね。

でも土木・測量にかかわりのない人にはただ単に”道路の模様”や”単なる木杭”と思われるでしょうね。とんでもなく高いお金で作られているので無くなると戸ても高いお金を出さないと復旧することが出来ないのです。 これも公共物なので壊してしまうと「公共物破損」となるのですが、この点は人目につかないところにあるので、知らないうちに壊されていることがありますね。


前話が長くなりましたが、昨日はこの基準点ならぬものが3つもなくなっており往生しました。2つは除雪機械でしょうね。道路に設置されていた測量鋲がなくなっているもの。曲がっていました。そしてもう一つは田んぼの圃場整備でブルドーザーに踏まれるは倒されているわで、なんとか遠方にある基準点を探して何とかできました。


土木屋・測量屋には非常に大切なものだけど世間では格下構造物ですね。でも大事にしてね。