朝晩涼しくなって、睡眠が楽しみになりましたね。9月になって外の仕事も本格的にできる気候になりました。


7月、8月と測量仕事をいただきのですが・・・炎天下でつらかったのですが、反対につらい時期だからこそ仕事が来るのだと考えれば踏ん張る気力にもなっていました。


この週末、寝ているときにフッと過去のことを思い出してしまいました。

入社2年目。2か所目の工事現場に配属された時のことです。その現場は”新規トンネル工事”でした。着任初日現場に行くと現場所長はまだ来ておらず、下請けの世話役・作業員は作業開始のスタンバイをしていました。


世話役「トンネルの坑口に支保工を載せる仮設コンクリートの型わくを組むから位置を出してくれ」

もぐら「現場に来たばかりで全くわからいのですが・・・」

世話役「現地に道路中心杭があるからそれから測量してくれ」


と言われてまずは図面を見て、クロソイド曲線も入っておりクロソイドブックを調べて何とか坑口の直角方向を計算ました。

昔はパソコンは無いのでクロソイド換算値がぎっしり書いてある本を見て電卓で計算していました。

さて、トランシットはいずこに。と探していると、

世話役「そういえば所長が今度持ってくると言ってたな。でも今日コンクリートの位置を出してくれなければ作業員が遊んでしまう。金が要るんだよ!」

と、厳しい言葉が。 


今では考えられない現場の仕事環境ですが、昔の土木会社の人でルーズな人が多かったのは確かですね。


で、いろいろと考えた挙句、こんな方法でコンクリートの位置を出しました。


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作業員さんと既設道路中心杭を2つから水糸を張って、クロソイド計算でA値を計算して計算の中心杭を打つ。

それに水糸を張って、巻き尺で 3:4:5 で直角を出して”B””C”の距離でコンクリートの位置を出しました。


で、世話役さんといいますと・・・

世話役「トンネルの入り口を3:4:5で出して始めるやつなんかおらんわ!」
と、お怒りになったけど、作業を始められました。


明日トランシットが届いてコンクリートを確認。  きちんと合っているはずないですわ。(笑)

ま、仮設なので数センチのずれはOKで、本格的に仕事を始めました。