3月末となり、卒業・職場移動などが決まり、旅立ちとお別れの時期となりました。

この地域では、小学校があるのですが、この3月で閉校になることが決まっていまして、先日閉校式が執り行われました。


この閉校に当たり式典の後「学校を惜しむ会」というイベントの準備を地域で行っていました。オイラは記念誌を発行する役になっているものの、惜しむ会では映像や展示の役を承りまして、みんなで準備をしていました。


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オイラの子供がいたころから、数年後にはこの地の子供の数が減ってきて、数年後には閉校にしなければならないと、わが子が通っていた時から考えられていましたが、今年は在校生が5名となり過疎がとことん進んでいる地になっています。

オイラもこの学校の卒業生ですが、無くなると思うと何とも切ないものです。


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生徒から市長に校旗を返納する。こんな式典は見ることはもうないでしょうね。


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学校の思い出スライドを見ながら、プロの演奏がありました。

この日は250名を超える人が参列してくださり、閉校を惜しみました。


数人で過去の写真スキャンしてオイラが編集したスライドビデオを上映しますと、あちこちから”うなり声”聞こえてきましたね。明治9年開校で143年の歴史。明治時代の写真校舎の写真などを並べて上映しました。

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50年前の航空写真がありましたので、数日前にドローンを飛ばして同じアングルになるようにして撮影し、現在から過去にゆっくりと画面が変わっていくシーンでは、”あれ?”という声も聞こえていました。


夜の懇親会では、このビデオみて、写真1枚1枚をその年代の人が説明していますと・・・非常に遅くまで思い出話をしていました。


「小学校の校歌が歌える人がいる限り、〇〇小学校は無くならない」という言葉にそうだなと感じています。


式典は終わったのですが、これから記念誌の発行に向けて取りまとめが大変です。今のところ卒業生3800人分と経歴が大部分できていますので、大正時代からある卒業写真のスキャンを開始する予定です。