やっと中国地方も梅雨に入ったのですが、もう7月になってしまいましたね。さて、梅雨明けはどうなるか?記録的短期梅雨になるのも面白いですかね。適度に雨が降って水不足にならないことを祈りましょう。

今週末には西日本豪雨災害から1年が来ます。広島では鉄道の橋が流されていまだにJR鉄道が開通していない区間があり先日も測量に行っていました。


image


この近辺では、橋が川に落下したままのところや大型土のうを設置して片側通行している箇所がいくつもあり、完全な再建はまだかかることでしょう。


こんな災害がいつ起こるか分からない時となりましたが、昨年災害が起こってから大変便利な機材が「UAV(ドローン)」でしたね。たまたま災害前からUAV測量を少々やっていたので、すぐに実戦配備であちこちで飛ばしました。まずは周辺の全体把握と平面図作成には5倍近い効率化(オイラの感覚)になったと思います。

こんなこともあり、いろんなところからUAVの導入についての相談があります。メリットとデメリットを話してあげます。

メリットはやはり効率化。しかし目的に合った機材やソフトウェアを使えないと効率化になりません。

デメリットは、金銭面。UAVは比較的に安いものの写真から3次元点群データを作り出すソフト。それを3次元CADで土木図面にするソフトですね。それとそれを使いきれる技術者の育成ですかね。


市役所や警察からも相談を受けましたが、デメリット部分の話で止まってしまいますね。


でも「UAVで何がやりたいのか」をわかっておられない方が多いです。

目的としてこんな感じかな

 1)空からの風景・状況写真

 2)オルソ(歪みのない写真)をつくる

 3) 2)を図面に張り付けて航空写真+CADで活用

 4)3次元で地形のイメージを見る

 5)3次元から横断図を作成する

 6)構造物と地形の関係を3次元で確認する


3)番までは比較的ハードルが低いですので、まずはここまででスタートするだけでも仕事や災害時に助かると思います。


しかし・・・今やっている仕事量と内容で自己責任で進めてくださいね。(笑)