気づけば11月最後の週になっていますね。誰もが忙しくなるという12月が来てしまいますね〜。

という誰もがわかっていることを書かなくてもよいのですけど、自分への戒めのつもりです。


先週もいろいろな現場に行ってきましたが、久々にグレーダーのマシンコントロールデータを作成したので、機械のキャリブレーションに立ち会ってきました。


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バックホウと違い、舗装工事ではmm単位の精度が必要であるため、自動追尾トータルステーションを使用します。


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排土板(ブレード)の端に360度プリズムが取り付けてあり、トータルステーションとグレーダーが連動して排土板の高さを制御し、路盤(砕石)を敷きならす仕組みです。


以前は路盤工事では10mごとに道路左右、中央に丁張りを設置して糸を張りながら高さを見て舗装工事をやっていました。大きな新設工事になると1kmを超える工事となるため、丁張りにしても・・・

1000m/10m×3本=300か所

も丁張りを設置することになるのですが、このシステムを使うと3Dデータを作成して施工日にトータルステーションを設置するだけになります。


「え、これも大変じゃない!」


と思われますが、施工しているときの作業員が減るのです。通常の丁張りで舗装工事をしますと、丁張り間で糸を張り、路盤(砕石)の高低を調べる人がいるのです。つまりグレーダー+3人がセットになるのです。 マシンコントロールでしたらグレーダーのみです。


大型の舗装工事はあまり見ることがないので、この機械もめったに見ることがありませんね。

でも舗装のマシンコントロールデータの作成は比較的楽ですので。