もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

公共工事

開通

今週は珍しく2回目の投稿です。7月の災害から外に出ていることが多くなり投稿間隔長くなって失礼しています。


そんな中本日から我が家の前を走っているJR列車が走りだしました。3か月超えとなりましたが、なぜかほっとしましたね。


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でも全線開通はまだ先となっていますが、あるとありがたいものですね。


列車の音が久々なので・・・・びっくりして目が覚めてしまいました。(笑)

災害復旧

お盆明けの1週間が過ぎましたが、台風が来ていたにもかかわらず、なんかまた暑さが戻ってきた感じですね。今朝の仕事事務所の気温は30度。朝からやる気が出ないので・・・ブログを書いています。(笑)

昼間は暑くなるのは”ヨシ”として、夜は気温が下がってくれないと日中も厳しい暑さとなってしまいます。


ということで今週もいろんな災害現場の仕事に行ってきましたが、JR山陽本線も白市駅(東広島市)と瀬野駅間が9/9に運転再開が決まり終盤の整備に入っていました。

(オイラは測量だけのお手伝い)


〇災害直後

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〇線路 路盤完成

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〇線路敷設完了

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線路が通っているのだけを見ると

「もう完成してるじゃん」

と見えますが、まだまだ電線や、線路わきの踏切などの通信設備が整備されて、何度も通信試験がされていくことでしょう。


来週からは、JR山陽本線の三原地区で作業することになります。

伐採の範囲確認

恐ろしい夏もお盆を過ぎて少し収まりましたね。昼は33度ぐらいになるけど、朝晩は15度を下回る日がここ2,3日続いて”ほっ”としています。7/6の災害から約40日。35度を超える日が続いて、いつ倒れるかとひやひやで現場にいっていました。

でも今週は台風や、最低気温が下がらないという予報もありますが、「やまない雨は無い」と同じく「ずっと夏であるわけなない」ということもありますね。(笑)


久々にお仕事の話ですが、土木工事では構造物を作る前にやらないといけないのが、”伐採・伐木”なわけで、どこまで木を切るかを示して、木こりさんに伝えないといけないのです。

「もぐらさん、木を切る範囲の図面と現地でナイロンひもを張ってもらえます」

といわれて、

「範囲は買収用地範囲でいいですよね。おそらく用地木杭が打ってあるからいいですよ・・」

と、簡単に受けたのですが・・・・ 現地に入る日が近づくにつれて・・・


「伐採範囲は構造物から2mのところでロープを張って・・・」

「伐採範囲の角には杭を打って・・・・」

「杭は座標管理をして・・・・立会で計測ですよ・・・」

「杭を打つまでに、基本測量をしないとダメだよ・・・」


と発注者から言われたと、元請けさんが言ってきました。


なんじゃと!!!


ここの現場は高低差50m、幅100mに密林。もちろん木は立ったままです。


現場は通常の安全靴を履いているとその場に立っておくことができないところで、スパイク付きの靴を履いても歩くと滑り落ちてしまうようなところです。


地盤が起伏しているうえに、木が邪魔になって、何度も測量機の据替です。

(測量機のケースは横には置けないので遠く木に引っ掛けています)


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なんで伐採の範囲を座標管理しなければならないのか・・・? 現場監督を辞めて10年を超えましたが、今の現場管理ってこんなに厳しいの?てな感じです。

汗だくでデカい機械を急斜面で運搬。(小さいTSを持っていないので・・・)

オイラからすると・・・アホな管理ですな。


構造物の位置を出して、それから伐採範囲を示すのみでよいと思うのですけどもね〜。

伐採範囲を現地に出すのに数日かかります。これが木が無ければすぐに終わるものなのですけどもね。

本来の目的は?

『自分ではできないことを望んで、仕事をする』


今の土木というか建設業界ではこんな現象が起こっています。


というのが ” IT ” という言葉はもう業界では古く、”AI” ”VR”という言葉がはやっていますが、現場では「役所の評価を貰いたい」ということで新技術に取り組んでいるところも有ります。

もちろんオイラも老体に鞭を打ちながら取り組んでいますが、どっちかっていうと流行りがある程度落ち着いたときに、”実務的に使えるか?”を試しているのがオイラの今のスタンスですね。

「もぐらさん、何か役所に評価がもらえそうな仕事方法がないですかね〜?」と、時々聞かれることが有りますが、現場の工事内容を聞いてアドバイスはしますが、あまりにも仕事とは無関係な新技術を取り入れようとしていますと・・・

「その新技術で本当にこの工事が”コスト削減”か”安全”に仕事が出来るのかい?」

と聞きますと

「ここでの工事ではどちらにもハマらなそう・・・・」

ということで、新技術の採用はポシャることが多いですね。

自分だけでは出来ない高度技術をその場限り使ってみるということがあります。


というか、評価してもらいたいがために無駄なお金を使う事態ダメなんですけどもね。


役所の評価って会社としてはとても欲しいものなのですが、ちょっと下記の内容の自分なりに答えを出して仕事をしてらいたいものです。


  公共工事のお金を出してくれるのは誰?

  公共工事の犠牲というか日々の生活に支障がある人は誰?

  工事をして喜ぶ人は誰?

  工事が完成して喜ぶ人は誰?

  仕事が早くできて得をする人は誰?

  土木の未来を作れる人は誰?


ここのブログは時たま”土木”に特化したことしか書かないのですが、何事にも自分が今の仕事の原点を思い出すことで自分の道が見えてくるものですよね。

橋梁設置

3月も残すところ10日となり、オイラも外出している時間が多く、ブログ更新が飛んでいました。先週末は写真仕事の夜勤が入り氷点下になる夜でしたが、震えながら仕事をしていました。


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今回の写真撮影は、この高台の線路に一晩で橋を架ける施工状況を記録すること。このたびもデジタル一眼レフを高い位置に固定して、パソコンから操作して撮影しました。定点カメラなのですが、夜9時から朝の6時までシャッターを切っていました。


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最終列車が走った後工事のスタート。線路を撤去したあとバックホウで一気に掘削。そして橋を”横引き”して定位置に移動・設置。線路を復旧して一番列車が走りました。


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と、記事にするとあっという間に完成してしまいますが、現場はピリピリモードですね。どこか一つでも作業が遅れると、線路がなくなっているので、次の日の列車が走れなくなるのですから。
毎回ながら鉄道の線路切替工事は、事前の段取と作業員の気迫に圧巻させられます。

今回はデジタル一眼レフを3台持ち込んで定点カメラ2台とオイラが手持ちで撮影して、一晩で6500枚撮影してきました。(普通の機材ではバッテリーが無くなって取れません)
このデータを元に、パラパラビデオを作成するのですが、カメラの画素数でビデオにするわけですから、とてもきれいになります。ちなみに元は8K画像にできる写真ですから。要望であれば16K画像を使うことも(笑)


趣味で始めたのですが、このようにオイラを呼んでいただけるようになり、ありがたいことです。

基本測量

夏と言えば ”海” 。ということで、先週は海に近接している現場の測量に行ってきました。(笑)


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きれいな海の横で汗だくになって仕事をするなんて酷ですよね。昔は”海水浴したい”という気持ちでしたが、最近は”魚釣りがしたい”という方が大きいですな。

仕事を始めた「土木1年生」のとき、8月の仕事は

「昨年までは夏休みで自由だったなー」

と凹んで仕事をしているときに、海水浴場の近くで男女「キャーキャー」いいながら遊んでいる横で仕事をしたことがありますが・・・なんともやりきれないことがありましたなー。(笑)


さて、そんなところで工事前の基本測量をやってきましたが、今回は道路の前後はもうできているのでとりあえず他工区の基本測量結果の確認ということで、非力なオイラへ声をかけていただきありがたいことです。


そこで以前の工事の測量結果を見ていますとちょっと問題を見つけてしまいました。

それは既設基準点の使い方。数Kmも続く道路は道路計画時点で道路周辺に基準点が設置されそれを使用して測量を行います。

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測量と言えば座標(X,Y)を使って位置出し を行いますが、地球は丸いので簡単に方眼紙の縦横で計算できるのは、距離の短い範囲であり数kmも続く場合は「補正」をかけながら計算しないとどこかで歪みが出てしまいます。

そして基準点の使い方も起点側だけの基準点を使うのではなく、起点側から終点側にある基準点を使っていかないと道路がつながらなくなる恐れがあります。

前回は既設基準点1、2を使用して工事個所に仮基準点を作られていましたが、今回は既設基準点3へも結合して確認をしました。

起点側だけを使うと終点側の基準点の誤差が大きくなり、いくら良い構造物を作ろうとも位置が違っていれば大変なことになります。もちろん”誤差”の範囲に入れば道路はできますが、あまりいい気がしませんよね。

通常現場測量をされる場合も、器械点と後視点の間に丁張り測量をするようにした方がミスが少ないですね。


オイラも測量計算技術は???な方ですが、失敗しない方法は手間がかかってもいろいろと考えているつもりです。


で、今回の結果は・・・・誤差に入れば良いなーを思っています。(苦笑)

Windows10のブラウザを間違わないように!

今週は皆勤賞です。(笑)


本日はfacebookなどでも皆さん苦労をしている

『Windows 10 に勝手にアップグレードされてしまう』

問題ですね。


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Windows 7,8,8.1 を使っている人は画面の右下にwindowsマークが表示されクリックするとwindows10にアップグレードが始まるのですが、先月ごろから画面全体に

「Windows10を予約する」画面が出てきて、右上の × をクリックすると

「予約を設定しました」

となり、 「お前は詐欺師か!!」 と思わず叫んでしまいましたからね。(笑)


とても古いソフトやフリーソフト、入札などで使っている人は要注意ですが、Excelやサポートをされている土木ソフトやCADソフトを使っている人はオイラの見解から見ますとWindows10にアップグレードしても問題ないと思います。


そこで”入札関係で専属に使っているパソコンなのでアップグレードしたくない”ということをよく聞きますが、Windows10が発売になった昨年の夏。当時は

「アップグレードをしないでください」

と、通達が多く来ていましたが、もう発売されて10カ月経っていまして、

「入札・認証システムもWindows10に対応しました」

というころも多くなりました。


そこでWindows10 のブラウザですが、アップグレードした際に大きく ”e” アイコンが出てきていますが、これは”Microsoft Edge”というソフトであり、入札などで指定されている”Internet Explorer”ではありません。


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Internet Explorer は、『すべてのアプリ』 → 『Windows アクセサリ』の中にあります。


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いつも使われつのでしたらデスクトップなどにショートカットを作られていると便利でしょう。

ちなみにバージョンは Internet Explorer 11 。これはWindows7を通常通りアップデートしてあったらIE11になっているはずです。


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その中にもJavaと呼ばれるバージョンが有りますので、Win7 とWin10のIEの中身には違いはありますが、無料でアップグレードできる(されてしまった)人は一度行政のHPで確認してみるのもよいでしょう。
それと認証カードなどはカードリーダーのメーカーによりますので、メーカーのHPの確認も必要です。


ちなみにここのブログに来て頂いている人のOSの割合。

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まだまだWindows7が多いですね。(笑)

災害を考える

熊本地震から4日が経ち現状が明らかになりつつあります。
大分の湯布院に家が知り合いのところからも被災後の写真が送られてきましたが、家の中や壁が壊れて、テレビでは見えないところも大変な被害があっているということが分かりました。


5年前に東北地方中心の地震の時に災害時のニュースなどのリンクを作っていましたが、数年後には見れなくなっていましたので、ごめんなさいけど土木的な状況の写真をニュースHPよりコピーさせていただきました。


4/14 の地震時

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4/16 の地震時

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大きな地盤移動があったことが分かります。

5年前の東北地方太平洋沖地震では、宮城県で、5.3mの地盤のずれがありました。

ちなみに21年前の阪神・淡路大震災の時には、施工中だった明石海峡大橋の主塔間隔が地震の影響で1m伸びて、完成しています。


地震の多い日本に住んでいるに限り地震と付き合っていかなければならないものです。

橋なども地震が起こった際に橋梁がどのように崩れていくかなど構造的に考えて作られていますが限界もあります。

災害があった際にはこの構造物は・・・をもっと考えていかなければなりませんね。

被災された方の一刻も早い通常生活ができるようになることをお祈りしております。

せこい=コスト計算?

今日は”せこい”話。
 せこいとは:細かくてみみっちいこと。(日本語俗語辞書より)


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昨日は家から100kmの広島市内の現場に行っていましたが、朝は渋滞や遅刻が恐ろしいので高速道路を使用していきました。現場は高速ICから2,3分のところで家から約1時間20分で着きました。料金は2600円+ガソリン代也。

仕事を終え、夕方6時に現場を離れましたが、帰りは下道を通って2時間10分で自宅に到着しました。料金はガソリン代のみ。


さて、ここから”せこい”お話し。

高速道路の使用・未使用で2600円の差額があります。

つまり50分で2600円の価値があるか?ということ。 朝はリスクを避ける為に使うのはOKだと思う。でも帰るときは自分の責任だけで済むのでOK。

でももし会社員で約1時間遅く帰社することになり、その社員に”残業代”を支払うようになるのであれば高速道路使用のほうが得になることもあります。


これって土木の予算管理でもいえることなのですが、コストをかけてもそのほうがお金になることが多いのです。

パソコンのデータ整理の話

  データーを共有するサーバーが無くて社員が 1日20分 データを探しや受け渡しをした場合

  1日  20分

  1週間 100分

  1カ月 100分×約4週間 = 400分

  1年  400分×12カ月 = 4800分 / 480 分(1日)= 10日

社員の給料が1日2万円とすると・・・・1年間で20万円かけてデータを探していることになります。

もちろん仕事をすっとやっていたときの話で、1日8時間のうちで余裕がある場合はこの計算式は成り立たないのですが、何かと現場ではコストを計算して管理しないといけませんよね。

以前オイラが現場代理人をやっていたときは、”実行予算内で運営する”に縛られて、上記に書いた”トータルを考えて利益を上げる”ということができませんでした。

もちろん会社としては決められた予算内で現場をやってくれれば、利益が読めてきますので安心ですよね。でも予定以上に利益を出す場合には不利なこともあります。

(といってもオイラは無茶をやって利益を出していた記憶が ・・(笑))


高速道路の使用だけでこんなこと考えているから・・・せこい人間なんでしょねオイラは。(苦笑)

家に帰ってかみさんにこのことを話をすると

「私なら何も考えず高速道路を使って帰える!」 と。


・・・・お金が溜まらないはずだ。

鉄道の夜間工事

週末は久々の夜勤仕事に行っていました。

ありがたいことに 「もぐらさん、夜勤現場の写真を撮ってください」と依頼があり、測量器を一眼レフカメラに持ち替えて行ってきました。


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ここの現場は住宅街のど真ん中。線路脇にも家が並んでおりできる限り静かに重機を動かしたり振動機を使ったり砕石を掻いたり・・・・出来るわけない!! 苦情が入らないかひやひやしながら写真を撮っていました。

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朝礼?夜礼?いや点呼がおわり、最終電車が通るまで線路外で待機です。

写真を撮り忘れましたが、夜12時の最終列車にはギュウギュウの満員。12月の土曜日の晩なのでおそらく忘年会帰りの人でいっぱいなのでしょう。 ということは・・・あの車両は思いっきり酒臭いのですね。(笑)


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今夜の工事内容は直線の線路を分岐がつくことになります。今後今ついている分岐位置が変わるので夜間のうちに少しづつ変更されていきます。

夜間と言っても電車が通らない時間は約5時間。その間にレールを交換するのは大変なこと。特に単線で狭い現場では、”作業員を増やしても無理”なところですね。

右の写真は枕木からすぐに砕石が取り出せるように事前に土のう袋に入れて設置されているものを取り出している写真。

 

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『軌陸バックホウ』 キャタピラと鉄輪がついて線路の上を走れます。


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枕木とレールを止めてある釘を機器やバールで取外しテールの撤去。


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枕木を撤去し高さを調整しながらバラス(砕石)を取り除きます。


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現場全体はこんな感じ。 もうゴチャゴチャ。何をやっているかわからない状態ですが、作業員さんは手慣れたもので、みんな自分がやらなければいけないことがしっかり知っており、指示も少なくても廻りを見ては道具の準備などをしていきます。この辺りはみんなプロですね。


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重たいものが引っ張られて入ってきました。

分岐部分の線路を別な広い場所で事前に組立てられたものを設置個所まで運び込まれてきました。

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大きな門型のジャッキでレールを吊り上げ、撤去した部分にはめ込まれました。


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線路は温度によって伸び縮みしますのでこの日のジョイントはこのぐらい隙間が作られています。おそらく一般の方は「なんできちんと着けないんだ!」とお怒りかと。(笑)


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新品の分岐の切替機。 この使用は数か月後の新線路が出来たときですね。


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新品のバラスが運び込まれて投入。土と違って線路の砕石は使っているうちに振動で砕石が小さくなるので、今回は粒の大きい新しい砕石が入ります。
そして特殊な締固機で枕木やレール下の砕石を締め固められます。


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糸や視覚で線路の通りをチェック。数mmの通りが悪いということで修正。


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線路には踏切などで必要な電気信号が流れていますので最後に通電チェック。


工事が進み無事完了。 始発の列車が5時30分に通りました。


「普通に生活に使っているものの大切さ」。

道路や線路にしても一般の人が普通に使って今の生活が成り立っていますが、みんなが寝ている時間にmm単位の精度で安全なインフラ整備をしている土木技術者さん。

ほんとうにお疲れさまでした。

オリジナルルール

今週はTS出来形管理の設計データ作成とぶレーダーのマシンコントロールの3Dデータを作成していますが、なんとも。3日かけて悩んで作ったデータが・・・・ボツに。

本日は愚痴ですので専門用語が多いので飛ばしてお読みください。


ことの始まりは発注されている図面が非常に不整合。

縦断図の一部ですが、測点と片勾配図が2種類ある。平面図には道路線形が2種類。


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現場からは「新修正道路線形」のみが来ているのだが、横断図は「旧道路線形」で書かれているのである。そして縦断図は”新旧”どちらも書いてあり新旧を調整するものだと思ってしまったのである。

現場の人からの説明はなく、オイラが質問すると

「そんなことになっていますか? そのあたりは苦手でまだ中身を見ていないので・・・」

と。

土木技術やが図面を見ていないなんて。この現場仕事を取って2カ月は経つというのに・・。


まあ、どう見ても横断図が旧道路線形で書かれているので、道路の高さや道路幅員にずれが出ますのでオイラは旧測点でデータを作ったわけです。


しかし昨日完成したデータを見てもらうと・・・

「旧横断図や旧縦断図も無視して、新道路線形で作ってください」と。大どんでん返し。

「じゃ、この縦断図に書かれている新旧の整合をとるために書かれている測点は何? こんなことすると道路の高さや道路幅が違ってくるよ!」

(縦断方向に1.5mもずれているのですが)


と、まあ図面が非常に複雑というか暗黙のオリジナルルールがここで有ったのだろう。それに気づかなかったオイラが悪いのであるが、発注者も誰が見ても問題のない図面を出してもらわないと困る。


実はまだこの道路の計算方法に疑問を持っているのだが、今日から作り直そう。(赤字です)

過去の現場を見てきました

道っていつも通るところは、目的地まで一番早くたどり着けるところを通りますよね。でも少し遠回りすると、いろんな出会いがあったりもします。

ということで仕事帰りにちょっと遠回りにはなりますが、以前オイラが仕事をしたところを見に行ってきました。
 

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広島県の東寄りに八田原ダムがあり、入社したころこのあたりの周辺工事を数年やっていました。今では落ち着いたダムとなっており、落成したころのイベント跡など残っていますね。
 

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”ゆめつりばし” 『日本一の長いつり橋』ということで落成したころはこの橋に長蛇の列で観光客が並んで歩いていました。車が通れないので時たまくる観光客が渡る程度でしょうね。

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上流に行くと河川や高水敷を整備した現場があります。特殊な施工方法をオイラが考え出して施工し工期を短縮・出来栄えが良くて初めて建設省の局長表彰を受けた現場。入社4年目でしたが、精密な測量と計算が必要でしたが面白かったですね。このころからかな、測量を便利にしてやろうと思ってポケットコンピューターを買ってBACICを組み始めたのは。


そうそう、以前田んぼの水路の目地へ目地材のみを入れていると数年後には目地材がなくなって大きなクラック化してしまい、水が漏れる水路になってしまう。


以前の記事 『農地の土木はよく考えて』


その時にオイラが田んぼに施工した水路がここにありました。
 

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見えにくいですが目地材はきれいになくなっていますが、中間の止水板は残っていますね。

(目地の入れ方は曲がって出来栄えは悪いですけど・・・)

実際水路に目地を入れるという標準土木構造物は間違いですね。目先のクラックのために目地材を使いますが、長い年月で目地材がなくなれば水が漏れてしまいます。まだ細いクラックのほうが農家の人には良いですね。

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おしまいは、トンネルを作った現場。

入社2年目で2か所目のトンネル現場。この後もトンネル工事をやりましてオイラがこのブログにつけた゛もぐらくん”の名の由来はここからですね。

土木技術者って、工事をやったその地に行けば、古い思い出に浸ることが出来るのですよね。

基準点は大切に

連日猛暑が続いていますが、この時期外での仕事はほんとうに応えますね。

先週は測量業務が入っていて炎天下に1日中出ていました。そして昨日も測量で現場に出ていましたが、昨日は標高600m越の地域。現場に到着しますと暑いのですが空気は澄んでいて、昼前に29度。でも木陰は涼しいというところでした。

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写真のとおりのんびりとした地域です。


さて、昨日は工事を始める前の基準点・水準点の基本測量。

道路・施設などを設計する段階でGPSなどで設置されている基準点(緯度・経度を記すもの)を工事現場近くに設置するために杭、鋲などを用いて作っていきます。
 

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  二級基準点(元になる基準点)        現場で仮に作る基準点


道路・構造物を作る際に、この基準点がきっちりと決まっていなければ、間違ったところに道路ができたりします。なのでこの基準点はとても大切なのですよね。

でも土木・測量にかかわりのない人にはただ単に”道路の模様”や”単なる木杭”と思われるでしょうね。とんでもなく高いお金で作られているので無くなると戸ても高いお金を出さないと復旧することが出来ないのです。 これも公共物なので壊してしまうと「公共物破損」となるのですが、この点は人目につかないところにあるので、知らないうちに壊されていることがありますね。


前話が長くなりましたが、昨日はこの基準点ならぬものが3つもなくなっており往生しました。2つは除雪機械でしょうね。道路に設置されていた測量鋲がなくなっているもの。曲がっていました。そしてもう一つは田んぼの圃場整備でブルドーザーに踏まれるは倒されているわで、なんとか遠方にある基準点を探して何とかできました。


土木屋・測量屋には非常に大切なものだけど世間では格下構造物ですね。でも大事にしてね。

御礼の報告

昨日はうれしい報告が2つもあり、「こりゃ頑張らないと」と気合をいただきました。

2つとも会社・現場をサポートさせていただいている所からなのですが、”サポートの成果がきちんと出ました”報告でした。


1つは公共工事のコスト・工程を実際の新規現場へ行き工事の進め方を1日かけて会社上層部の人や現場の人へ講習した結果、これまではできなかった利益アップができたと。そしてみんなやる気になって仕事ができだしたという報告。

やはり同じ公共工事をしても、これまでは”請け負け”でしかなかったところをきちんと協議して正当な対価をもらってくる方法ですと、現場の人も元気になるでしょうね。


そしてもう一つはCIM(Construction Information Modeling)技術の一部である3D図面を工事着手前に現場で導入して、現場の照査を行ったところ、当初設計が大きく不具合があることが判明し、発注者・施工会社ともCIMの偉大さを痛感したという報告。

ここは林道工事なのであるが、渓谷並の現場を工事するにあたり道路半径が小さく20mピッチの横断で設計しては不具合が大きくなっていました。

そこでオイラは伐採が進むと同時に山を計測し3D化して、計画を3Dにして入力。それを1mピッチに横断を作って解析したものでした。 従来の横断測量するよりもはるかに計測も短時間ですることが出来るとともに、精度も上がり業務の簡素化もできています。そしてなによりこのデータを使ってバックホウのMG(マシーンガイダンス)の元データにも使えるのですから現場での丁張も不要となるのです。(使ってならですけど)

オイラは現場の3D化は10年前からやっていますが、やっと現場での活用が増えだしワクワクですね。


この2つの技術は大きく違いますが、基本は「工事現場を楽しく楽にしよう」。

実は自分が一番楽しんでいたりして・・・(笑)

予算管理

今週は外業のほとんどなので、パソコンの前に座っている時間が少なく・・・健康的な週になっているのではと思っています。

オイラの仕事は比較的同じような業務は少なくて、毎回のように違う仕事をいただけるので面白いと言っちゃ面白いのですけど、”手探り仕事”なので悩んでしまうことも多いです。

そんな中、「会社・現場の予算管理について指導をしていただきたいと」の依頼がありました。現場責任者だったころには実行予算管理をやっていましたので、建設会社に丸1日かけて、予算管理・工程管理について講習をしてきました。

一番最初に問題となったことは「実行予算書」とは何ぞやです。

工事現場では受注した工事金額があり、それより施工金額がオーバーしてしまうと赤字になってしまうので、工事開始前に「この工事にかかる本当のお金」を事前に計算しそれを管理していくことが実行予算管理なのです。

まずはその予算を組むにはその地域のコンクリート単価や下請けに出す金額を把握しておかないといけないわけです。

私がよく耳にすることは「実行予算って、請負金額の○○%を引いた金額なんですよね」と。

それって何にも根拠のない金額ですよね。請負金額って落札率もあれば、購入単価も違うのに。

そして「儲けてくる方法」を教えているときには、聞き手の興味津々な笑顔など、とても楽しく講習してきました。
この講習の結果は数か月後。工事完成時にどれだけ儲けてこれたかで、オイラの講習費用が決まるわけです。(笑)

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サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

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