もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

公共工事

オリジナルルール

今週はTS出来形管理の設計データ作成とぶレーダーのマシンコントロールの3Dデータを作成していますが、なんとも。3日かけて悩んで作ったデータが・・・・ボツに。

本日は愚痴ですので専門用語が多いので飛ばしてお読みください。


ことの始まりは発注されている図面が非常に不整合。

縦断図の一部ですが、測点と片勾配図が2種類ある。平面図には道路線形が2種類。


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現場からは「新修正道路線形」のみが来ているのだが、横断図は「旧道路線形」で書かれているのである。そして縦断図は”新旧”どちらも書いてあり新旧を調整するものだと思ってしまったのである。

現場の人からの説明はなく、オイラが質問すると

「そんなことになっていますか? そのあたりは苦手でまだ中身を見ていないので・・・」

と。

土木技術やが図面を見ていないなんて。この現場仕事を取って2カ月は経つというのに・・。


まあ、どう見ても横断図が旧道路線形で書かれているので、道路の高さや道路幅員にずれが出ますのでオイラは旧測点でデータを作ったわけです。


しかし昨日完成したデータを見てもらうと・・・

「旧横断図や旧縦断図も無視して、新道路線形で作ってください」と。大どんでん返し。

「じゃ、この縦断図に書かれている新旧の整合をとるために書かれている測点は何? こんなことすると道路の高さや道路幅が違ってくるよ!」

(縦断方向に1.5mもずれているのですが)


と、まあ図面が非常に複雑というか暗黙のオリジナルルールがここで有ったのだろう。それに気づかなかったオイラが悪いのであるが、発注者も誰が見ても問題のない図面を出してもらわないと困る。


実はまだこの道路の計算方法に疑問を持っているのだが、今日から作り直そう。(赤字です)

過去の現場を見てきました

道っていつも通るところは、目的地まで一番早くたどり着けるところを通りますよね。でも少し遠回りすると、いろんな出会いがあったりもします。

ということで仕事帰りにちょっと遠回りにはなりますが、以前オイラが仕事をしたところを見に行ってきました。
 

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広島県の東寄りに八田原ダムがあり、入社したころこのあたりの周辺工事を数年やっていました。今では落ち着いたダムとなっており、落成したころのイベント跡など残っていますね。
 

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”ゆめつりばし” 『日本一の長いつり橋』ということで落成したころはこの橋に長蛇の列で観光客が並んで歩いていました。車が通れないので時たまくる観光客が渡る程度でしょうね。

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上流に行くと河川や高水敷を整備した現場があります。特殊な施工方法をオイラが考え出して施工し工期を短縮・出来栄えが良くて初めて建設省の局長表彰を受けた現場。入社4年目でしたが、精密な測量と計算が必要でしたが面白かったですね。このころからかな、測量を便利にしてやろうと思ってポケットコンピューターを買ってBACICを組み始めたのは。


そうそう、以前田んぼの水路の目地へ目地材のみを入れていると数年後には目地材がなくなって大きなクラック化してしまい、水が漏れる水路になってしまう。


以前の記事 『農地の土木はよく考えて』


その時にオイラが田んぼに施工した水路がここにありました。
 

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見えにくいですが目地材はきれいになくなっていますが、中間の止水板は残っていますね。

(目地の入れ方は曲がって出来栄えは悪いですけど・・・)

実際水路に目地を入れるという標準土木構造物は間違いですね。目先のクラックのために目地材を使いますが、長い年月で目地材がなくなれば水が漏れてしまいます。まだ細いクラックのほうが農家の人には良いですね。

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おしまいは、トンネルを作った現場。

入社2年目で2か所目のトンネル現場。この後もトンネル工事をやりましてオイラがこのブログにつけた゛もぐらくん”の名の由来はここからですね。

土木技術者って、工事をやったその地に行けば、古い思い出に浸ることが出来るのですよね。

基準点は大切に

連日猛暑が続いていますが、この時期外での仕事はほんとうに応えますね。

先週は測量業務が入っていて炎天下に1日中出ていました。そして昨日も測量で現場に出ていましたが、昨日は標高600m越の地域。現場に到着しますと暑いのですが空気は澄んでいて、昼前に29度。でも木陰は涼しいというところでした。

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写真のとおりのんびりとした地域です。


さて、昨日は工事を始める前の基準点・水準点の基本測量。

道路・施設などを設計する段階でGPSなどで設置されている基準点(緯度・経度を記すもの)を工事現場近くに設置するために杭、鋲などを用いて作っていきます。
 

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  二級基準点(元になる基準点)        現場で仮に作る基準点


道路・構造物を作る際に、この基準点がきっちりと決まっていなければ、間違ったところに道路ができたりします。なのでこの基準点はとても大切なのですよね。

でも土木・測量にかかわりのない人にはただ単に”道路の模様”や”単なる木杭”と思われるでしょうね。とんでもなく高いお金で作られているので無くなると戸ても高いお金を出さないと復旧することが出来ないのです。 これも公共物なので壊してしまうと「公共物破損」となるのですが、この点は人目につかないところにあるので、知らないうちに壊されていることがありますね。


前話が長くなりましたが、昨日はこの基準点ならぬものが3つもなくなっており往生しました。2つは除雪機械でしょうね。道路に設置されていた測量鋲がなくなっているもの。曲がっていました。そしてもう一つは田んぼの圃場整備でブルドーザーに踏まれるは倒されているわで、なんとか遠方にある基準点を探して何とかできました。


土木屋・測量屋には非常に大切なものだけど世間では格下構造物ですね。でも大事にしてね。

御礼の報告

昨日はうれしい報告が2つもあり、「こりゃ頑張らないと」と気合をいただきました。

2つとも会社・現場をサポートさせていただいている所からなのですが、”サポートの成果がきちんと出ました”報告でした。


1つは公共工事のコスト・工程を実際の新規現場へ行き工事の進め方を1日かけて会社上層部の人や現場の人へ講習した結果、これまではできなかった利益アップができたと。そしてみんなやる気になって仕事ができだしたという報告。

やはり同じ公共工事をしても、これまでは”請け負け”でしかなかったところをきちんと協議して正当な対価をもらってくる方法ですと、現場の人も元気になるでしょうね。


そしてもう一つはCIM(Construction Information Modeling)技術の一部である3D図面を工事着手前に現場で導入して、現場の照査を行ったところ、当初設計が大きく不具合があることが判明し、発注者・施工会社ともCIMの偉大さを痛感したという報告。

ここは林道工事なのであるが、渓谷並の現場を工事するにあたり道路半径が小さく20mピッチの横断で設計しては不具合が大きくなっていました。

そこでオイラは伐採が進むと同時に山を計測し3D化して、計画を3Dにして入力。それを1mピッチに横断を作って解析したものでした。 従来の横断測量するよりもはるかに計測も短時間ですることが出来るとともに、精度も上がり業務の簡素化もできています。そしてなによりこのデータを使ってバックホウのMG(マシーンガイダンス)の元データにも使えるのですから現場での丁張も不要となるのです。(使ってならですけど)

オイラは現場の3D化は10年前からやっていますが、やっと現場での活用が増えだしワクワクですね。


この2つの技術は大きく違いますが、基本は「工事現場を楽しく楽にしよう」。

実は自分が一番楽しんでいたりして・・・(笑)

予算管理

今週は外業のほとんどなので、パソコンの前に座っている時間が少なく・・・健康的な週になっているのではと思っています。

オイラの仕事は比較的同じような業務は少なくて、毎回のように違う仕事をいただけるので面白いと言っちゃ面白いのですけど、”手探り仕事”なので悩んでしまうことも多いです。

そんな中、「会社・現場の予算管理について指導をしていただきたいと」の依頼がありました。現場責任者だったころには実行予算管理をやっていましたので、建設会社に丸1日かけて、予算管理・工程管理について講習をしてきました。

一番最初に問題となったことは「実行予算書」とは何ぞやです。

工事現場では受注した工事金額があり、それより施工金額がオーバーしてしまうと赤字になってしまうので、工事開始前に「この工事にかかる本当のお金」を事前に計算しそれを管理していくことが実行予算管理なのです。

まずはその予算を組むにはその地域のコンクリート単価や下請けに出す金額を把握しておかないといけないわけです。

私がよく耳にすることは「実行予算って、請負金額の○○%を引いた金額なんですよね」と。

それって何にも根拠のない金額ですよね。請負金額って落札率もあれば、購入単価も違うのに。

そして「儲けてくる方法」を教えているときには、聞き手の興味津々な笑顔など、とても楽しく講習してきました。
この講習の結果は数か月後。工事完成時にどれだけ儲けてこれたかで、オイラの講習費用が決まるわけです。(笑)

年度末工事

1週間もブログ更新になりませんでしたが、先週は近畿地方に仕事に出掛けていました。検査は3/30。そう、今日ですね。 で、オイラが何のために遠方にまで呼ばれたのか? 「完成前の測量」でしたが、「近畿地方にも測量屋さんがいるでしょ」と一度は断りましたが、

「それが・・・この時期見つからないのですよ・・・」と言われ、不安もありながら機材一式を積み込んで出発しました。


さて、この話は先週初めにあり、オイラもこの年度末に余裕で行けるわけもなく、先週初めごろから仕事を押し詰めてやっていましたら・・・、なんと一日早く来てくれと近畿の現場から一言が代理人を通して言ってきました。ドタバタな現場だな〜と。実際に現場の状況は?と思って現場代理人さんに何度電話しても不通。どんどん不安が・・・。

ということで車で5時間かけて現場に到着してみると・・・・唖然。あと1週間しか工期がないのにまだ着手していないところが半分ぐらいある。恐る恐る現場で現場の所長や現場の担当者の人と話をしますと・・・

「延長600mの道路拡幅工事にて中間の基準点全部なくなりました」と。
唖然・・・・
そして、現場が変更されており、元データの変更や追加を言われて、当初話に聞いていた仕事量の3倍となり、正直、「やめた!、帰る!!」 と言って今すぐこの場を離れたかったです。現場のわがままばかり言われて納得がいかない。でも・・・中間に別会社の立場があるため、そこの会社のことを考えるとどうにかして、この仕事をやり終えるしかないと気持ちを替えました。

交通量が非常に多く街中なので、道路周辺のお店へ出はいりで、基準点を作ることは至難の業。そして、車通りが減る夜中1時から測量を開始することにし、結局3日間夜・昼連続の測量やデータ整理をして、何とかオイラができるだけの仕事を終わらせることができましたが、現場はまだまだ完成には程遠い・・・。

さて今回の考察であるが、歩行者も車道を歩かなければならない工事の進め方になっており、事故がないのが不思議なぐらいでした。職員・作業員も不眠状態で仕事をされており、どうしてここまで工期押しつまった工程になったのか、現場の人には聞くことができなかった。
そして重要な基準点(高さ)を無くす前にキチンとその周辺に移動するか、最初から民地に基準点を作っておくべきである。

土木工事は工程管理が重要。いくら技術力やお金があっても、作業員と時間がなかったら何もできないもの。そして事故が起これば・・・工事中止でおしまい。

オイラももう一日年度末仕事を片付けることにしましょう。

尾道自動車道開通

昨日はこの地で”大きな変化”なるものが完成しました。

尾道・松江自動車道(通称 中国やまなみ街道)が全線開通しました。これまでは広島吉舎(きさ)〜松江。世羅(せら)〜尾道が開通していましたが、吉舎〜世羅の20kmが開通して山陰から山陽の140kmが全線(一部有料)でつながりました。

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夕方5時開通ということで、私用で昼から一般道で福山に行きましたが、帰りは一気に突っ走ってみました。実は写真を撮って帰りたかったのですが、暗くなってからになり残念なことに。 しかしオイラも今回開通した区間の現場に仕事で行ったりしていましたので、だいたいわかりますね。特にお盆・正月のパトロールを頼まれたりもしていましたので、何度も工事中に通行してはいました。

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で、町内でも昨日は開通イベントもあり、ちょっと覗いてみました。このほか高校生の吹奏楽もあったのですが、息子3号が見に行っていました。(オイラも協賛していますが)

「便利な道路ができると、町に人が来なくなる」といわれていいますが、反対の意見では「便利な道路で住みやすい町になる」とも言えます。

結果はこれからになりますが、後者を目的にするにはこの道路に”バス停”なるものが必要ではとオイラは考えています。JRもあるのですが、本数が減っていまして、高速バスならぬものができればもう少しは住みやすい町になるかなと。

さてオイラも近場でなく遠方の仕事を入れてくることにしますかな。(笑)

中国地方の道路開通

年度末も終盤となりましたね。この時期から道路の開通や、工事の完了もラッシュとなっています。

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工事もですがこのHPも6年間手伝わせていただいていましたが、3/22に開通ということで工事工事現場の見学会募集ページは間もなく終了になりました。

今後のイベント情報などはこちらからどうぞ。

尾道松江線(中国やまなみ街道)

このほか東広島呉道路は一足先に3/15に全線開通して山陽自動車道から呉まで突っ走れるようになりました。
こちらの道路もオイラが現場代理人の時に携わった道路ですので、その道路を走っていますと・・・・現場で失敗したことが一番に思い出されます(笑)

広島県内の大型事業もこれで一息つくようになるかもしれませんが、日本一土石流が起こりやすい県でもあり、そちらのほうも力が必要になってくるでしょう。

さて、あと少しドタバタの日々をやっていきましょう。

年度末工期って品質には?

今年は晴れと雨が3日ごとにやってくる転機となっていますが、工事現場では最後の仕上げ(路床)ができずにもう1か月も何もできていない現場もあります。

「冬だから仕方がないよ」といえばそうなりますが、オイラも2,3月に雨が降って路床をもう一度掘削して、濡れていない地山を切って路床を作ったことがあります。役所では見てもらえない工事となりますが、工期や人件費を考えるとやむを得ないこともありますね。


昔みたいに「公共工事が何が何でも3月末にすべて終わり」というものが、年度をまたいだ工事も増えて事故の減少や人員配置が楽になってきました。


考え方ですが、道路など雨や気候の悪い時を工期にするのって、「悪いものを作れ」っていうようなものですよね。最後の仕上げは気候の良い春、秋にするなど頭を柔軟にして公共工事を発注してくれれば良い気がしますね。(笑)

便利になるインフラ整備

久々に何も行事の無い週末となりまして、島根の方に魚釣りに行っていました。

基本魚釣りは大好きなのですが、近年はいろいろと行事などが重なり、年に1度ぐらいしか行っていませんね。

これまでは日本海へ行くときは浜田方面でしたが、ふと地図を見ていますと・・・昨年からは大きく変わった道路が。 今年春に近くまで開通した『尾道松江自動車道』が出来ました。

浜田市と松江までの距離・時間はあまり変わらないのですが高速料金が大きく違います。

尾道松江自動車道のほとんどは無料区間であるため、料金は860円。方や浜田までは2780円。

釣果でこれがまかなえるならよいのですけどもね〜。(笑)

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松江市方面                                  浜田市方面
 

この道路の開通で島根県と広島県の境目の地域はとても便利になったことだと思います。これまでは山道でカーブの連続の道路が多く、緊急でも車で大きな病院までは1時間以上かかっていましたからね。

この度初めてこのインフラを体験してみましたが、便利です〜ね。
来年の春には松江と尾道までの全線が開通しますので、活用する人がもっと増えるでしょうね。


で、昨日の釣果。

小さなアジやサヨリが100越えで釣れましたが、釣るたびに4,5匹の野良猫がやってきて咥えて行きやがるのです。

糸についている時点でジャンプして咥えていきますので、たまったものではないですよ。

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ちなみに人なつっこい猫も居まして座っていると膝の上にあがってくる奴も。

車横付け出来るので便利な場所なのですが・・・次はちょいと考えてしまうところでした。

人材不足ですな

最近「人買い」ならぬ、「現場を監督してくれる人はいませんか〜」と週に1,2回は電話がかかってきます。 今年は例年より多く感じますが、元請けさんはなかなか良い金額を提示してくれるようになりました。 つまり、そこまで人材不足に追い込まれているということなんでしょう。
日本はここ近年の災害復旧などの公共工事が増え、土木技術者が足らなくなっているもようです。

でも本当に以前より土木技術者が少なくなったのか・・・?という疑問がありますが、土木現場に訪問してみると、年配の方と若者が少なく中堅(40-50歳)の人が多くなりましたね。

昨日も10年前からお付き合いしている建設会社があるのですが、職員が10人ぐらいの会社なのですがその当時30歳前後のやり手が5,6人居まして、

「こりゃ元気のいい会社ですね、今後が楽しみですね」

と話をしていましたが、今ではみんな40歳で若手がいない状態になっていました。
まだ元気な会社ですが、20歳の人が入ってきても年齢20歳の差を埋めることが出来ないのは何か打開策を考えておかないとまずいですよね。(ま、ここの上層部さんは先読みが出来る人なので大丈夫でしょう)


でも、このように人材不足になっているからオイラも仕事が来るわけでありがたいことではあります。(笑)

災害準備

台風11号が広島県近辺を通過するということで、この週末は事前対策に追われるお役所や、行事を中止するなどして自宅待機する人など、予定が大きく変わったものとなりました。

オイラも早めに九州から移動しましたが、ありがたいことに大きな被害にあうことはありませんでした。

昔より集中豪雨など急激な雨量の増加を見せる気象現象があるので、身を守るには退避や事前準備が必要ですね。

話は少しずれますが、先日親戚の人が新しく家を建てたいと相談され、現地を見に行きました。
以前は山の中腹に家があったのですが、若者が田舎に帰ってくるということで、田んぼを埋めてそこへ家を建てるという計画。
田んぼを埋めるに必要な予算や地盤確認をすることなど相談にのりましたが、オイラが気になったことが一つ。
「この周辺には以前からこんなに低い位置に家を建てた人がいません」
地形をみると上流には山、平地が有り、この家を建てようとするところが急激に山と山に挟まれて狭くなっているということ。
つまり、急激に雨が降れば川の水位が大きく上がってくるということです。言葉では説明が難しいですが、先人の人が家を建てなかった理由は何かあるものだと。
東北の震災の際にでも、過去に津波が来ていた所にも家が建っていたと聞きました。過去に災害があったところには家を建てないのも身を守るひとつですよね。

土木屋さんは地形を見ることが出来る人が多いので、家を建てる際にはアドバイスをもらうと良いかもですね。

数量のとりまとめ

今週は公共工事の”設計変更”のお手伝い。昨日から泊りがけで現場に来ています。
”工事現場のサポート”とうたってオイラは仕事をしていますが、実は現場に行って何の仕事をするのか少々ビビりながら現場に行くことが多いです。
今回も設計変更の図面・数量のとりまとめですが、通常現場の人が一番やりたくない業務ではないでしょうか。
施工の筋道を通しながら、地道に数字を取りまとめて行く。 頭が痛くなるようなことばかりではないでしょうかね。

オイラもまずは工事現場を把握することが重要ですけど、数か月・数年に渡って施工をしている現場のいきさつは非常に複雑です。
今回の所長さんは、説明も上手で、「伝える力」がよくて昨日から数量とりまとめが前に進むことができました。

 さて、そろそろ出動することにしますかな。

工事写真

最近ちょっと変わったお仕事を開始しました。
「現場の記録を!」と題して、工事現場の写真を撮りに行っています。

「工事現場の写真なんていつも撮っているし自分でも撮れるじゃん!」

と、思われるでしょうが、撮りたくても撮れない・・・ということもあります。


それは夜間工事など、光が足らなくてフラッシュを使うような写真ですね。

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たとえばこのような現場全体を夜間工事で撮影したいとき。現場で使っているコンパクトカメラではちときびいしいですね。ちなみにこれはフラッシュは全く使わずに撮影していました。

それと工事用の照明。これが一番難しい撮影となります。カメラって明るい方向に向けて撮影すると、人物などは真っ暗となってしまいます。

-20140407_1018 -20140407_986
じゃ、写真屋さんにお願いすれば・・・・となるわけなのですが、おそらく工事現場を知らない人を立ち入らせると・・・とても危険ですね。(危険は誰にでもあるのですが、ところかまわず撮影していたら素人の撮鉄さんになってしまいますね:笑)

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この現場はJR関係ですが、例の少ない工事方法をされていまして、初回はオイラが提案させていただいて、撮影に行きました。それを施主さんや会社へ見せたところ好評だったということで、先日は第2回目の撮影に行ってきました。


最近のデジタル一眼レフは高感度にも耐えれるようになりだしましたので、こんな写真も撮れるようになりました。ちなみにこの上の写真はコンパクトカメラでは設定できない方法で撮っています。

昔から写真が趣味でしたけど、以前の会社で工事表彰する提出する写真は、自分のカメラを持って行って撮影していましたが、割と入賞していましたね。

まとめますと今日の話は「適正な機材を使いましょう」です。決してオイラの腕という話ではありません。(笑)

でもお仕事のお申し込みはブログHPの右側メールより承ります。(爆)

自動車道開通間際

今週でほぼ3月が終了しますね。 公共工事の竣工検査も今週がとても多くなるのではと思います。

そしてオイラの地域では今週末(3/30、15:00)には、尾道・松江自動車道が部分開通するようになっています。そして来年の春には、広島県の尾道から島根県の松江まで


オイラが今みたいな建設現場のサポートを始めて今年で10年。そのころこの道路工事が始まりました。もちろん設計などはそれ以前には始っていたはずですが、その区間137km。

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早いとみるか遅いとみるか。オイラの感覚では早く全線開通したなというイメージですね。
この道路ありがたいことに島根の1区間のみ有料で、あとは全部無料。広島県の北部を突き抜けるこの道路はまさしく生活道路となるでしょう。


昨日はオープニング行事として、開通区間のウォーキングやサイクリングなど催しされましたが・・・年度末のオイラにはちょいと酷なイベントでして、この場でその様子を伝えることができませんでした。(開通区間のお仕事も来ていますので、目の前の検査が需要です:(苦笑))

大きなプロジェクト工事が終盤に近付くと現場に行って職員さんから聞かれるある言葉。
「この道路が開通すると、このあたりでは工事が少なくなるだろうなー。=仕事がなくなる」
以前桃地さんより聞いたことのある「金魚鉢論」。金魚蜂に入った金魚は上から餌をもらえないと死んでしまう。です。こんなことにならないように〜という話だったと思いますが、自ら餌を探しに行く建設会社でなければならないのですよね。

明日は我が身。オイラも仕事を探していかなければなりませんね。(苦笑)

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もぐらくん

サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

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