もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

道路工事完成図書

エラーの出る仕事

季候が春になりましたね〜。晴れた日に車に乗っていると、窓を開けて走らないと熱くなったりしました。
年度末も残り1週間となり、完成検査などで忙しくされている人も多いことでしょう。オイラのところにも完成検査のお手伝いで、いろんな資料の作成依頼も来ています。


その中で道路施設基本データ。いわゆる道路に取り付けてあるガードレールや標識。横断管などを整理して台帳にする仕事が工事の中につけられている工事があります。非常に特殊性があり、初心者には結構ハードルが高い仕事になっています

ですので作成に当たっては個人差が大きく出てきているのが現実でしょう。 今期はそのデータの修正依頼が来たりしていたのですが、数年前には自分で作成していましたが、管理していた組織が政治的に閉鎖され、作成ソフトウエアの変更や作成方法の変更などで、エラーの続出でエラーを解析するには時間を要するので最近は知り合いにお願いしましています。


そこで近年、発注者から渡される作成ソフトはエラーが出ずに作成されるのかと聞いたのですが・・・まだまだ”力技”(あの手この手)で作成されているようです。

なんとも情けない話ですがこの作ったデータは、後にどのように管理されているのか知りたいものです。

道路施設基本データ確認

最近オイラの地域では公共工事に提出された過去の”電子納品”がチェックされていまして、問い合わせが増えています。


「道路施設基本データが電子納品CD(DVD)入っていない」「道路施設基本データにエラーが出る」など調べられていますね。問い合わせ、相談では一番古くて7年前の工事の問い合わせがあっています。

オイラが知る限りこの道路施設台帳は平成13年ごろから作成していましたね。現場監督だった時期にも何度か作成しました。そして会社を作っても時たまこの業務が来ていましたので作成はしていましたが、提出先や問い合わせができていた”道路保全技術センター”が数年前に閉鎖され、データはすべて国交省へ提出するようになりましたが・・・土木業者としては問い合わせ箇所がないので悩まれて作成されていたでしょうね。


さて、今回の問題点の一つとして「道路施設基本データは作成しているが、図面・写真などに統合して電子納品CD(DVD)が作成されていない」ことが多いです。おそらく紙納品している”書類箱”の中には一つの打合せ簿ファイルとして道路施設基本データ資料は入っているはずです。


しかし、今頃になって過去のデータをチェックしなければならない事態、おかしいのですけれどもね。(苦笑)

電子納品要領・基準の改定

久々に建設系の話です。
国土交通省の電子納品要領・基準の改訂が発表されました。

 国土交通省電子納品要領・基準ダウンロードページ
 ・工事完成図書の電子納品等要領
 ・デジタル写真管理情報基準
 ・電子納品等運用ガイドライン 【土木工事編】
 ・土木工事の情報共有システム活用ガイドライン
 ・電子納品運用ガイドライン(案) 【地質・土質調査編】

平成13年から「要領(案)」とスタートしましたが、このたびタイトルが少々短くなり”(案)”が無くなりました。
このたびは台帳を管理する目的でか「REGISTER」というフォルダが増えましたね。
それと工事打合せ簿にも「管理区分・工種区分」が記入するよう(条件付き必須記入)と新たなものが。

また電子納品といってCD-R(DVD-R)でひとまとめで作成していましたが、なにやら2つに分けないといけなそうですね。
図面・調査・台帳を保存する工事完成図書(電子成果品)と工事写真・打合せ簿・施工計画・段階確認書を工事書類(電子)。

また図面・台帳等は災害時のことを考慮して紙の成果品が必要となりました。

当初計画されていたように2010年(平成22年)を完全施行と成っていましたが成ってしまいましたね。
まだ市町村では着手していない自治体が多くあるのですが・・・・どうなるのでしょうかね?

しかし要領が確定されたので各自治体の動きもあることは確かでしょう。

でも・・・・「CAD製図基準」についてはまだ(案)が着いたまま。 今まで同時に改訂されていたのですが・・・何かあるのか?

道路施設基本データ

道路施設基本データ。  平成14年頃から工事を施工した後に施工業者が作るようになりました。
オイラも施工会社にいた時は数回作成して提出していましたが、最近不可解なはなしを聞きました。

発注者に 「この工事は道路施設台帳を提出しますか?」と問い合わせたところ
「道路○○○○センターへ資料を送って審査をしてもらってください」と。

通常はこんな感じでやり取りを行うのですが、今年になって2年前の道路施設基本データの修正が来たという会社では、道路○○○○センターへ問合せをしたときにこんな会話になったそうです。

「まだ作り足らない工種が有るとのことなんですが、マニュアルによりますとこの構造物は提出する規格の大きさではないので、記載はしませんでした」

「提出するかしないかは、発注者が決めることです。あなたたちが勝手に決めないでください

「でも道路○○○○センターで、審査されているのですから決めてもらえないのですかね?」

「私たちも発注者の指示に従っていますので問い合わせをしてください」

「しかし2年も前なので、担当者はこの事務所には居られないのですが・・・・・」
 
「それではすべて図面・情報を入力して提出すればよろしいのではないですか?使う使わないは後で判断してもらえばよろしいのでは?」

「・・・・・・・・・・・・・」

でもこの会社では2年前の電子納品再度作り変えないといけないんですよね。(大変な労力+出費+ため息)

と、全国各所に審査機関は有るのですが、それぞれの機関で手順の違いが有るのでしょうかね?
一番忙しい時期に閉鎖されている審査機関有ったりして、施工者も大変苦労をされているようです。出来上がった書類を送っても、受け取り拒否されたところもあったようです。

もう少し流れが分かるようにしてもらえればいいのですがね〜。だれか良い説明が有るところがありましたら教えてください。(閉鎖されているときにどうすればよいかをですよ)

図面の作成が難しい過ぎない?

年度が替わり、スッキリとした気分で仕事をしている・・・・・いや、出来ていない
オイラです。
まだ年度ぎりぎりで工事を終わったところの書類の修正や、再提出を少々(?)
やっています。

今週は昨年度最後の道路工事完成平面図を仕上げています。
通常のCADデータのみのファイルを使うときは、ソフトのマニュアルどおりに
なるのですが、TIFFがくっついているCADデータの場合は、ちょっと苦労を
されている人もいるのではないでしょうか。

ちなみにオイラは、Ver.3のCADを2つ使っており、2つの良いとこ取りをしながら
作っていきます。
今はCADベンダーさんの開発が進んでおり、すんなりと作れるものもあるかも
知れませんが、オイラの持っているCADは・・・・・そう簡単にはいきませんね。(笑)


道路工事完成平面図におけるルールは知る人ぞ知る新ルールが使って
有ります。

今、通常CAD製図基準で決められているレイヤは
   C-STR-HTXT  
   1  2  3
と、”−”で3分割されています。
でも、道路工事完成平面図には、今後の変更される(予定)CAD製図基準のレイヤは
   C-STR-STRZ-ROADWAY
   1  2  3     4
と4分割のレイヤとなっています。
実際に今まで使っていた3分割では、構造物のレイヤ分けが出来ませんでした。

ま、このあたりは最初設定するか、ソフトの機能を使えば出来るのですが
一番困るのが面データと面データが重なったり、離れたりするとエラーがでる
ところですね。  
このあたりも修正できるソフトも出ているそうですがなかなか簡単に買うわけには
行きません。

でもこれを作って納品するわけですが、どんな風に使用されるか、今時点どのように
保管されるかが知りたいですね。

先日は「線1本0.01mmなっており、CAD製図基準に準じていません」
と、手厳しい某エラーチェックソフトの結果にて、発注者よりデータが返信
されてきました(笑)

道路完成図書の落とし穴

道路工事完成図を作成しているととても難しい単語が出てくると
感じている人は少なくないのではと思います。

道路工事完成図作成要領

読めば読むほど”?(疑問)”の箇所が増えてくるのは私だけでしょうか(笑)

その中の1つを今日は紹介。

世界測地系 と 日本測地系2000の違い。
オイラも詳しく知らなかったけど、ここを読んでください。

世界測地系移行の概要


簡単に言えば以前の日本測地系で日本の測量座標を使用していたものの
GPS等の開発によって世界測地系として統一したものを使用するほうが
良いこととなって、以前の日本測地系から世界測地系に変更された訳です。
そのときの誤差は約400m。 

そこで日本も世界測地系に準拠したものとするにしても、歪んでいる地球
では、各地域ごとの精度の高い基準を作る必要があります。
そこで日本の地域においては日本測地系2000という基準が出来ました。

道路工事完成平面図を作成するに当たっては注意が必要です。

自分の現場で使っている測量座標は
日本測地系座標か? 世界測地系座標であるか?

電子納品を行っていると、世界測地系は聞きますが日本測地系2000は
今まで出てきていませんでした。そのあたり要領作成時にはご配慮?を
いただければと感じています。(両方の単語が単独で出てきます)

でも測量屋さんならいつも使われている言葉ですので問題ないけれど
施工屋さんには???ですよね。

日本測地系2000と書いてあっても世界測地系のことですから間違わないように。

公共座標の進化

道路工事完成図書の作成にて、このたびも道路情報を測量からして
いますが、今年初めには見かけなかったものがこのたび見つけましたので
紹介します。
(もしかして、珍しくないかも・・・皆さんに突っ込まれそうな予感)

道路工事完成平面図を作成するに当たり、現況の距離標などの情報を
取得してくる必要があります。
そのためには、道路管理者が設置した基準点(国道1級基準点など)
から、測量する必要があります。
その際、キロポストなどから座標値を取得してくる必要がありますが
この度は新兵器?を使ってみました。

基準点.jpg

写真の金属鋲はキロポストの基準点です。これは地域によって形や表示内容は
異なりますが、その道路の位置を特定する大切な鋲です。

今年初めまでは見かけていませんでしたが、下の赤く囲んだ金属鋲。

これ、ICタグ なのです。

近年野菜や商品などに取り付けてその商品の情報がすぐに分かるように
利用されています。
この国道では使用が始まっていることにびっくり。

ICタグリーダー という機械を使用してICタグに入っている情報を閲覧します。

ICタグリーダー2.jpg (ICタグリーダー)

ICタグリーダー.jpg   (ICタグリーダー 裏)

「 UCODE 」 と黄色いシールらしきところに道路に設置されているICタグを
接して、情報取得スイッチを押すと、情報が読み取れる仕組みと成っています。

道路基準点閲覧.jpg

しかし座標値では出てこないので、公共HPで、座標値に変換する必要が
あります。

でも、これは試験的なのか、1Kmごとの距離標でしかICタグは設置されていません。
と、云う事は、通常建設会社がトータルステーションなどでバックサイトを
1Km先を見なければ成らないのです。

北海道ならまだしも、本州山間部で直線道路が1Kmもあるところは滅多に無いでしょう。(笑)

公共工事で使用するのならせめて300mに1箇所欲しいところです。

あっ、今回に限ったことでは無いのですが、公共工事を発注する時点で、基準点が
無くなる恐れが良くあります。そのとき紛失する基準点はキチンを作り直して
行かないと大変なことになります。
(このたびも20m前の 0.1Kmポストを測量するのに、500mも測量をしてこなければ
成らない事態となりました。)

そういえばICタグの評価をしていませんでしたね。
たくさんICタグを設置していただきたい。すると書類の紛失(どこかで大事な書類を段ポール
につめて倉庫に入れていたことがありましたね)しても確実に情報は残って
いることになり、検索が早いでしょう。

しかし、ICタグが紛失する恐れも有るので、管理する仕事も出てくることは確かでしょう。

知らないうちに業務が増える!

昨日の疑問

今、公共工事を行っている技術者において、最近の業務内容を
把握している人が、さて、何人いるのでしょうか?

オイラはこの疑問に以前から思っていましたが、直面すると
「やっぱりこんなことが起きているのか」
と実態を知りました。

前振りが長くなりましたが、その最近の業務内容とは
道路工事完成図のことです。

相談のあった工事はもう完成しているのですが、ここの代理人さんは
道路保全技術センターに提出する、道路施設台帳を作成すれば
良いと思われていたのです。
しかし平成18年8月の基準で作成するように言われていたそうで、
作成要領を見るとチンプンカンプンだったので、オイラにお呼びが
かかりました。

代理人:「そういえば昨年の秋に説明会があったけど、こんな説明が
     有ったのかい?」
もぐら:「全国的にありましたよ」
代理人:「・・・・・・・」

今は監理技術者講習などで最新の業務内容や技術を教えるように
成っていますが、本気で聴講していないと最新の技術は身に付かなく
成っています。

近年の兆候として年配の方は現地での土木技術は有っても、最新の
業務には疎い(うとい)方が多いと思います。
また若年層は最新の業務は出来ても現場技術の習得が遅い
傾向があります。

今の土木技術者は、どちらかがかけても成り立たない仕事となっており、
特に年配の方は、とりあえず広く浅くでも勉強して工事に取り組んで
もらいたいと思います。
(勝手に勉強を押し付けるな!)

最後にもう一つ
この道路工事完成図(道路施設基本データ)作成において間接工事費での
積み上げとなっていますが、図面と作業手順内容が分からないのに発○者は
よく積算することが出来たな?と思いましたよ。(略式積算?)




距離標のなぞ(その2)

前回記載した百米標に続き1kmごとの地点標のなぞを記載します。

 

(そんなになぞではないのですが)

百米標があのようなプラスチック製のものでしたので、1km標とは

それに付随するようなものかと想像するかもしれません。

 

このようなものが1kmあたりに建っているところも有ります。

2007_04280055.JPG

それは立派な距離標と思われます。   

が、

これはあくまで国道の標識 であり、地点標とはちがいます。

 

1kmごとの地点標は、この周辺には4級基準点相当の地点標が

あるはずです。

 

ココの場合も近くにありました。

0704290112.JPG0704290113.JPG

 

この1kmごとの地点標が完成平面図に2箇所ある場合は、それを図面に記載し、

その図面が座標配置できるように仕上げます。

 

また1箇所又は無い場合は百米標を記載することを監督職員と協議を行ってください。

 

 

距離標のなぞ (その1)

どぼんの電子納品体感記で苦労話が載っています。

そこで相乗効果?を求めてオイラの苦労話も書いていきましょう。

 

ことの発端は今年になってどぼんさんより


道路工事完成図書の仕事で、現地の測量からあるけどもぐらさん

 やってみない!」


と声をかけてもらい、すぐに「やってみましょう」と答えたのが

苦悩の始まりでありました。(笑)

 

まずはマニュアルを掘り下げて読んでいかないと無駄足になりかねず

解読不能な箇所も何箇所かあり、疑問に思いながらスタートを切りました。

 

まず最初っからつまずいたものは、

 “距 離 標”(1kmごとの地点標、百米標)でした。


距離標とはどの形?どんなもの?きちんと座標値を持っているのかな?

と疑問に思いながら現地踏査を開始しました。

 

確かに現地には100mごとにこのようなポストが設置してあるでは

有りませんか。(無いところが結構あります)

2007_03030016.JPG

 

注意:高く表示されている看板ではなく、下にある黄色の丸っこいものです。

 

こんな形のものは県道でも設置して有ったぞ。なるほど道路の距離を

把握する為にあったものだったんだ、と感心しました。

通学路にあったポストをよく蹴飛ばしたりして帰っていましたが

今考えると、「大事なものだからけるなよな!」とお叱りがきても

おかしくなかったようです。

 

でも最近は地方により違った距離標が発生していますので、その際には

周辺で統一されつつある新しいものを計測し、図面に転記しても

良いそうです。(基本は上のタイプ)

ちなみに九州地方ではこんなのがありました。

2007_04280011.JPG

 

でも土木や測量屋さんが思うには、

 

こんなものを計測して図面に転記して精度が出るの?

 

と疑問の声が上がってきそうですが、仕様書によると10cm以内の精度で

良いそうなので安心して距離標の位置を計測しましょう。

(こんなこと書いていいのかな?間違っていましたらコメント下さい)

でも4級基準点測量にに準じて行いましょう。

 

でも工事区間内に1kmごとの地点標が2点ある場合は百米標の

測量は要りませんよ。

 

次は1kmポストのなぞを記載します。

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自己紹介

もぐらくん

サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

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