コスト縮減
先週はある会社の社内勉強会に参加させていただきました。
参加・・・と言っても前に立って説明する人になっていましたが。(笑)
今回の勉強会は電子化を進めて行くにあたり、便利な整理方法・取扱方をお話ししました。
今回は現場管理や、データの共有をサポートする、 「DocuWorks 」(ドキュワークス)の活用についてでした。
Adobe Acrobat と同じような取り扱いができるのですが、これ以上にデータを便利にする機能が付いています。
オイラも5年前からあるきっかけを元に使い始めましたが、とても便利。
でも人に説明できるほど使い切っていなかったのは確か。このたびいろいろな機能を初めて使って見ました。(笑)
そこで一番びっくりしたのが このDocuWorks 7 。 このバージョンからか?Acrobatを持っていなくてもPDFが作れるんですね。
オイラはAcrobatを持っていますのでこのような使い方をしたことがなかったのですが、持っていない人にとってはこれは便利ですね。
電子納品を行うにもPDFが必要ですが、Adobe社のソフトは割と良い値段なので、なかなか手が出ない人(会社)もありますが、約1/3で手に入るDocuWorksは魅力的ではと思います。
印刷をしなくても電子データの中身を見えるように出来る。 紙の無駄使いを抑え eco なソフトですね。
オイラはCAD図面をとりあえずDocuWorks文章にして閲覧していますね。(テスト印刷)
今回は人に説明していて、自分が一段とはまってしまいました。(笑)
先週のCALS/EC MESSE2007での話しです。
CALS/ECシンポジウムでの話で
建設CALS/ECが浸透しないので、教育費用を予算化して欲しい!
との質問に
建設CALS/ECを推進するとコストが下がるのだから、別に予算化する
必要は無い。
と回答が出る一場面がありました。
この答えには怒ですよね。
情報の共有(CADデータの運用)を上手にすれば、現場でのコスト
ダウンは考えられますが、今そのデータが問題となっているから発注者
や受注者に対して教育費用を予算化してもらいたいと質問をしたものの
返ってくる言葉は、決まり決まった言葉でした。
建設CALS/ECの運用は日本全体の公共工事でシステム化が出来
データ等が維持管理に運用されだしてから本当のコストダウンが
始まるものとオイラは考えています。
末端の現場で仕事をしている人にとっては、
“なぜCALSなんか始めたのだ!”
と趣旨はわかっていない人が多くいます。
はて、本当に建設会社のコストが縮減できるのか?
車でも一緒。燃費の良い車でも運転する人がローギアでずっと走行
していたら普通の車より燃費が悪くなるモノです。
すばやくオーバートップにもって行く方法を、運転者に教育・指導を
しなければ何にもならないものです。
まさに今の建設CALS/ECはローギアでアクセルを踏んでいる
状態ではないでしょうか
まずは車(建設会社)を動かすには、運転者(発注者)が上手に
運転をしてもらわないとアット云う間にポンコツ車になってしまいます。
もぐらくん
サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。
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