もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

トータルステーション

測量機の振動防止

朝霧が出てきたら・・・ 「秋も深まりましたね〜」 という気分になるのは地域性もあるかもしれませんが、今朝の我が家の前の風景です。


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このように里で霧が濃くなると、山に上がるときれいな雲海が見れるのでしょうね〜。

秋の便りでした。


さて、先週末にコンサルタント会社のお偉いさんから電話があり、

コンサル「もぐらさん、今現場の人から電話があり、地上型レーザースキャナー(TLS)が動かなくて困っているんですよ。現場から直接もぐらさんに電話してもよいですか?」

ということでした。

で、現場からの電話の内容は・・・

コンサル「TLSが1回は動いたけど、それから写真やスキャニングもできなくて困っているんですよ・・」と。


オイラは ”ピン!” と原因がわかりまして

もぐら 「TLSの三脚が揺れていないですか?」 と聞くとその通りだと。


そう、TLSやTSの種類によっては、自ら振動をかけて、三脚の座り具合を点検する機能があるのです。オイラが持っている Trimble S7 , SX10は、木製三脚+がっちり設置 できていないと自らの振動で機器が止まってしまうのです。


そこでオイラの振動防止はこんな形で行っています。


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木製三脚にベルトで縛り、ケースをおもりにする。こうすることで、三脚を伸ばしTLSを高い位置に据えてもそれなりに振動をせずに計測できます。


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このように低い三脚はアルミ製しかないので、どうしても振動で止まってしまいます。

このアルミ三脚はスライドする部分が共振してしまうので、ホームセンターで売っている強力なクリップで止めてやると振動せずに作業ができます。


てな、ローカルな話でしたが同じような悩みをもっている人がいれば、ここのブログを見ていただきヒントを持って帰っていただければと思います。

雨の日の測量

朝がめっきり涼しくなり、窓を開けてブログを書いてて気持ちがいいですね。


でもここ最近雨が多くて、稲刈りをするタイミングを見るのが大変でしたが、昨日全部終えることができました。

「秋は雨が降るたびに涼しくなる」

とばあちゃんから習ったことがありますが、その通りですね。先週の雨でどんどん涼しくなりましたから。


先週は雨でも測量をお願いされて、トータルステーションが濡れないようにちょっと細工をしてみました。


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100円ショップの ”プラ段ボール” を ”粘着付きマジックテープ” で取り付けただけ。

とても ブサイク ですが、TSを濡らさずに仕事を終えれました。


メーカーのカタログでは、”防水IP〇〇”と書いてありますが、あくまで新品の時の性能らしいです。修理されている人に聞きますと、ゴム・パッキン類の劣化がありますので、基本防水はほぼないつもりで取り扱ってください。と。


気を付けないといけないのが、雨の中使用してケースに入れて持って帰るとき。水が蒸発して蒸気が機械に入ってしまうことがあること。

オイラは雨の日に使用したら、ケースを車に乗せて、ふたを開けておく。そしてエアコンをつけて風量を最大にして乾燥させながら帰ります。

帰ってからも1日はTSをケースから出して乾燥させますね。


さて、今週は何かと忙しいので、集中して仕事をやらないとやばいです。(笑)

トータルステーションの傘

前回に続き、またつまらぬものを作ってしまった。


測量って、

『雨の日はトータルステーションが濡れるので、測量は中止!!』

てなことが多いのですが、自然と直結している土木の現場ってそんな悠長なこと言っている時間がないことがありますが、確かに測量機を濡らすと水気が直接入り、トータルステーションを壊すもとになることも確かです。うちの機械はテレビカメラがついているタイプなので、雨の中で無理やり使った次の日は、トータルステーション内のカメラが曇って使えなくなります

そのせいか、2年前にはこの部分が故障して修理、30万円でした。


そこで簡易なトータルステーションの傘を作ってみました。


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100円ショップのA4ファイルケース


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このようにヒンジの部分を残して切り、そして望遠鏡が出る部分を切り取り、半田ごてで、熱を入れて少し曲げます。

これをトータルステーションに被せるのですが、滑って安定しないので発泡スチロールできちんと固定できるように調整。(製作時間5分)
 

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粗削りで完成。いかにも手作りというか小学生の工作のほうがましかも。


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望遠鏡部分を切り抜いていますので、クリアファイルをもう一段上の傘になるようにテープで固定。

 
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実際に使ってみますと・・・いいですね。この不細工具合が。(笑)
 

突風が来ると機械と共にTSが倒れてはいけないので、この傘だけが吹き飛ぶように輪ゴムで簡易的に固定です。
 

でもね、晴れた時の測量が機械・人間ともうれしいですけどもね。

室内実習

今週は週初めより九州へ行っていました。

メインは講習会。ありがたいことに今年も講師で呼ばれましてこれで4回目。 はっきり申しますと同じ建設協会さんのところで話をするには・・・・同じネタになってしまいそう・・・。
ということでこれまでは半日座学講習でしたが、2時間実習を入れたもので行いました。
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今回の実習は
『自社のトータルステーションとCADを連携して測量をしよう』

ということで、事前に各社のトータルステーションの形番聞いて、使用しているCADを聞いておきました。 それを講習会に持ってきていただき、CADから測量座標を拾ってトータルステーションにデータ送信をして測量をする内容で計画しました。しかし講師一人で40人同時に実習はちときびしそう。
ですので、地元の測量機器屋さんにも手伝ってきただきました。
 

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会議室(講習会場)を現場と見立てて、室内で構造物の位置出しを行いました。(外は暑いので・・・)
しかしオイラは朝から会議室に行き、床にトラバー杭(マーク)を設置するために、部屋の形のなど上記の図面を作っておかなければならないので、ちょいと忙しかったですね。
ししてこのCADデータを渡して、自社のCADで座標付けを行い、水路や集水桝の座標を取得し、トータルステーションへ転送しました。
まずはCAD。AutoCAD、A納図、Ho_CAD、CADWell、フォーラム8、JWWとこのあたりが来れば問題ないと思って準備がしていましたが・・・福井。きれいに忘れていました。(苦笑)。でも、福井を使う人が集まっていただき、使える人がグループリーダーとして操作をしてもらいました。

今回の目的は

「自社の機器、装備でトータルステーションをフル活用できますよ」

ということを体験してもらうものでした。

失敗なのがAPA通信をするのに、各社ケーブルがそろえれなかったこと。それと転送用ソフトを自社のPCに入れてあげるようにしていたのですが・・・HDDの容量が足らないなど、残念なところもありました。


最後は土木の3次元化が進んでいることを講義で終了。
”重たい荷物を持ってきていただきありがとうございました講習会”でした。(笑)

職業訓練講習

先週は講習会の講師として呼んでいただけましたので、北海道に行っていました。
今回は建設会社に入社している新人さんの職業訓練でして、1ヶ月間集中して勉強をされているようです。そこに「測量学の実習」として、測量機器の取り扱いから測量方法を2日間行ってきました。

場所は北海道の名寄市。旭川と日本最北端の稚内の間にある町ですね。

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千歳空港から列車に乗ってひたすら北方向に。家の裏にはまだまだ大量の雪が残っていました。
今回はこのお方にお世話になって、講習会を行うことになり、旭川駅で合流しました。


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北海道名寄市 上川北部地域人材開発開発センターに到着。
まずは施設の方にあいさつと、今回使う機材のチェックです。
今回の機材はレベルとトータルステーション。新人教育ですので、レベルはオートレベルとティルテイングレベルの2種類を用意してもらいました。
そしてトータルステーション(TS)。

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なんと最新のUSBメモリーが入る機器ではありませんか。予定していたものとは違うので、急きょ講習内容を変更しようと考えました。

そして初日。生徒さんとご対面し、講習をスタートしました。なんといっても今回の受講生はみな若い。生徒さんのお父さんとオイラが同じぐらいの歳ですね。歳を感じてしまいますわ。(笑)
なのでお父さんのように少々強引でもよいかなと。そしてみなさんとても素直。熱心に実習や講義を聞いてくれてとてもやりやすい講習会でした。

実習場所は駐車場。あらかじめ測量ピンを設置してレベリング。野帳の付け方・計算。
トータルステーションは機械の設置方法などで1日目を終了しました。

TSは角度と測距で手計算にて座標計算をする予定でしたが、良い機材があるので、手計算問題は宿題にして、次の日は予定外の高度な方法を教えることにしました。

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Excelの座標をUSBメモリーでTSへ。そのデータを使って平板測量。そのデータを使い、CADで平面図を作成して、工事の計画を立てる。その工事内容を現地(駐車場)に測量して丁張がかけれるところまでを一通りやりました。
TSにある座標データを使う方法を見た生徒さんは、「えっ!こんなに簡単に!すごい」と歓声が上がったりもしましたね。
土木現場ではまだまだトータルステーションを使いきっている人が少ないので、若手が悉皆里と勉強して使い切ってもらえれば、もっともっと土木業務の効率化が出来ますね。
今回の講習ですが、すごく急いで進みましたので、出来れば3日間ぐらいほしい講習会でした。

TSを用いた出来形管理の良いところは?

今年の4月から国土交通省の工事において”トータルステーション(TS)を用いた出来形管理”が、義務(施工規模により)つけられるようになりました。
これを行うにはまずは設備投資が必要になってくることが皆さんが頭が痛いところでしょうね。

まずはこの管理するため、設計データを作るためのソフトが必要となってきます。
今作っているソフト会社さんは3社のみ。どれも50万円前後となるのですが、通常の測量ソフトでもありますので他にも仕事で使えます。
次TSと接続してこの設計データを現場で使う聞き・ソフト。
データコレクターと呼ばれるWindows内蔵の機器でそれでソフトを使い道路線形や縦断・横断を取り扱うことができます。(これも50万円ぐらいかな)

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設計データを作成するには路線計算や縦断図の計算ができる人でないと厳しいですかね。でもこれを機会にできるようになると現場が楽になります。

これまでに何現場か携わっていますがはっきりと言って・・・・
「こんなもので出来形管理するより巻尺・レベルで検査を受けた方がはるかに楽!」
高い投資をしても何にも反対に手間がかかってはダメじゃないか!
と言われますがこの仕様の本来の目的は「トータルステーションを土木現場で使えるようになってもらう」ところ。

機械に路線と設計高が入れてありますので、前の晩に「次の日の水路丁張りの計算をしておかなければ・・・」「CADから座標を拾って・・・・」なんてことをしなくてもよいのですね。
一度現場に出ていると測量計算をするために事務所に戻らなくても良くなります。

そして、水路の位置をTSで出して、そこに杭打ち。それにプリズムを持っていくと 「設計0.○○mm下」と表示されます。
最近オイラは電卓を持って現場に行かなくても仕事ができていますね。(笑)

オイラは自動追尾のTSを持っていますので一人で測量・丁張りをかけていますが、ちなみに先週は2日で140か所の丁張りを設置しました。
杭・板の運搬と打込みにはちょっとしびれてしまいましたが、位置・高さ出しだけでしたら断然早いですね。

今後このシステムを導入しようと考えている会社さん。TS機器は断然「自動追尾」がお得。なんせ測量=2人でしたが、1人でできるようになれば現場に一人人間を減らすことも可能になるかと。土木技術者が少ない時には重宝しますね。

でも・・・・・その機器が使いきれないと持っていてもダメですけどもね。(笑)

地域行事「ふれあい秋の集い」

この週末は地域の行事「ふれあい秋の集い」(文化祭)が有りました。
今年は少し中身を変えまして、町内(地域内)にある事業所・施設などに声かけをしまして
何かの形で出店していただけないかと、呼びかけていましたら、数件の事業所さんが
各社・施設で何かを考えて出店してくださいました。もちろんオイラのところも。

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各家庭で作られた野菜・果実・加工品の販売も有りました。

「しし鍋のふるまい」として、イノシシ肉の入ったトン汁を無料で。
そして女性陣たちによるバザーも有りまして一日ここにいても楽しめるようになっています。

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そう、以前コンパネで作ったテーブル。やっと出番が有りました。
これまでは、重たい卓球台を運んでテーブルとしていましたが、これを作ってからは、女性陣でも片付け
が出来るようになりました。もちろん格納も少なくてOK。
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そんな中で地域の個人や同好会などで小学校の体育館で展示を。
昨年立ち上げた写真クラブも会員の写真や第2回写真コンテストも開催しました。
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(様子の写真を撮り忘れていました。記録用写真でちょっと様子を)

アトラクションも行いました。
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恒例になった「紙飛行機大会」地味に感じますが、大人から子供まで楽しみにしていますね。
我が子も前の晩から紙飛行機を折ったりして準備していましたね。

オイラの会社として、自動追尾のトータルステーションを使って
「追尾からの脱走」 なるゲームをグランドで行いました。
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背中に背負った360度プリズムを測量機TSが追尾する。
走るエリアを決めまして犯人?が逃走しているところをずっと追いかける。30秒以内逃げ切れれば商品がもらえる。
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ここでちょっとオイラの失敗。前かがみで走られるとプリズムを捕獲できない状態になり、すんなりと逃げられる場面も。

これも恒例になった下駄飛ばし大会。 一応公式戦なので、記録が出るとギネスブックに登録できる大会です。
でもこの地域の人間ではギネスに登録できるだけの人材がいないことが判明。ですのでラインも地域用に
短くなっています。(笑)

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最後の締めは「福まき」。恵比寿様からの福をいただきました。

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今回は行事の準備のから携わっていましたので、ちょっと忙しかったですが、これで仕事に集中できますかな。(笑)

ipadのGPS性能 その1

建設ブロガーの会の中で後発部隊ながら、ipadを購入して早1年が経ちました。
家の中では、子供(2人)、かみさんとipad君の争奪戦が繰り広げられているぐらいの人気者です。
でも、3Gタイプなのでオイラが外に持ち出しての活用目的に買ったんですがね〜。

さて、仕事に使えるipadということで、今回オイラの仕事に一役かっていただくことになりました。
ちょっと民間仕事で平面図を作ってもらいたいというもの。
土木工事なら設計図面があるので、”加筆”程度の平面図を作成することはいつもあるのですが”0”からは少ないでしょう。

まずは基準点作りからスタートします。そこでipad君の登場。
通常基準点は”XとY”の座標値が設定されているのですが、GPS測量機なるものは持っていないので今回は
簡易的に北方向を調べる方法ということでipadのこのアプリを使用してみました。

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地図コンパス(19座標系)

緯度経度では測量にならないので、これを平面直角座標系に表示を代えれます。(緯度経度のところをタップしますとXYに代わります)

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まず現地に到着前に、現地から見える範囲で遠くの目印(オイラは電柱を使用)で、一回目の座標値をipadで取得します。
そして、1つ目の基準点に移動して基準点での座標値を取得します。
これで2つの座標値を取得しましたので、トータルステーション(TS)に座標値を入力して測量をスタートできます。
じゃ、これで何が出来たかと言いますと図面というものは通常”北方向表示”が当たり前なのですが、何もないところで北を探すには
コンパスを使用するものの、このように座標取得してTSに入力する方が早いですね。

そこで測量などをしている人に疑問符が出てくることでしょう。
ipadのGPS機能はどこまで正確なのか?と
ちなみにこのアプリの表示は10cm単位まで。
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でも500mぐらい離れた箇所で10cmの誤差は40秒程度。
しかしipadのGPS精度が問題となります。

精度実験はもう出来ていますが今回はここまでとさせてもらいます。真面目記事のときに続きを書きます。

送電線の測量

『明日は12/20日〜、年賀状も書いていないし、年末までの仕事もまだ終わっていないし〜〜』。(前回と同じような書きだし・・・)
ありがたいことですが、毎年この時期「年賀状が〜!」と叫んでいる気がしますが、学習能力が無いオイラでございます。

とどのつまり毎年学習能力もなく年を越しているのかと・・・(泣)

とりあえず最近の変わった仕事のレポートを。
「もぐらさん、鉄塔から鉄塔に渡っている送電線の位置座標と高さが測量出来ますか〜」と飛び込みが。
土地を文筆するにあたり、送電線などの”土地の頭上の権利”に関することにもいろいろときちんとしていなくてはならず、
調べてみると電力会社と法務局の図面で相違があり、「どっちが本当なんかい!」ということになりお仕事が。

最近のトータルステーションは目標箇所にプリズムが無くても数ミリ、数センチの精度で測れる機械もあります。
オイラが持っている機械で 「測れますよ!」 と言ったものの目標物次第では測れないこともありますので、スーパーの駐車場に”ドーン”据え付けて人目も気にせず計測を。 (ブロガーたるものは写真と忘れてはいけないのに撮っていません)

まずは鉄塔の付け根の電線部分を目標に計測。
距離:800・・m 高さ:30・・m
そこそこ測れましたね。一応2000mまでは測れる機械なのですが実際に仕事で使うのは初めてでした。
当日は風が強く10mm程度計測の度に変動が有りました。
機械の進歩とともに、くだらない(失礼!)精度が求められるようになってしまいました。
今回の送電線ではなく、公共工事においても“無駄”な業務・書類も多くなったことは確かですね。(愚痴です)

22日からは冬型の天気が続きますから現場仕事は明日中に・・・・ですが内業が終わらない。(愚痴です)では。

あっという間の1週間

気づけば3,4日記事を書いていませんでした。では今日はまとめて記事を。
そういえば大阪のCALS/EC資格者講習会の評価を書いていませんでしたね。
4時間の講習会でしたが、興味深い面白い話が2つありましたね。
大学の先生でしたが、オイラも時たま講師をすることがありますので、「この話は使える・・・」という感じでしたね。
図面の始まった経緯やCADのスタート。3Dに向けて・・と、オイラにはとても興味深かったです。
電子納品の話については・・・資料が多いせいか早すぎて資料と照らし合わせるのが大変でした。
最後には経験の事例紹介。講師をみると・・・オイラをこの政界に引っ張ってくれた方でしたね。
で話の内容は、なるほど〜と思うことと、こんな運用をしてもよいの?と疑問に抱く内容もあり。
「完成図書の電子納品において方式が変わっても大丈夫」と言わんばかりの発言もちょっと疑問でしたね。
以上が大阪の講習会の話です。

次の日は広島でのCPDの講習会の講師を。
このたびは初ネタを。
「測量機械が変われば現場での測量方法も大きく変わる」みたいな話を。
最近現場では「情報化施工」が、話が盛り上がって?いますが、これもその一環ですかね。
最新のトータルステーション(TS)とCADを使ってどのように業務改善をするか、やっているかを事例発表とさせてもらいました。
今回PPTを自分で作っていて、このTSこんなメリットが有ったか・・・と自分でもまとめた感じとなりましたね。(笑)
休憩時間にオイラのところに裏技を聞きに来られた人もいて、現場の方もすぐにこの技を使ってみたいようでしたね。

さて、只今現場業務のお手伝いをしていますので時間に追われているのが現状です。
この現場は異常な発注体制が理由で大変な現場となっており現場の職員さんはとても頑張っています。
もうしばらくはここのお手伝いになりそうです。


晴れた日も湿気がある

午前中測量に出かけていたがある問題が起こった。

いつものようにトータルステーションを道路脇に設置し測量を始めていたらモニター画面が白くなりだした。
「おや?なんで画面が白くなるの?」
と機械を見渡してみるとレンズ内が曇っているではないか。
「何で?前回使ったときは良く晴れていたのに・・・・」と思った瞬間、「もしかし・・・・・」
トータルステーションの遠隔で操作するデータコレクターも同じケースに入れていて、肩バンドが汗で濡れていたせいでケース内が湿気ていたんです。

本日は梅雨明け宣言があり、気温がしっかり上がって機械内の水分が蒸発しているのでしょう。
なんと今度はデータコレクターのwindows画面もだんだん白くなって数字などが読み取れなくなってしまいました。

とほほ、となりながら何とか午前中の測量は終わりましたが、とりあえずクーラー部屋で乾燥しながらデータ整理を。
あっ、決して暑いから逃げているんじゃないですよ。(笑)

命綱で気分が良くなる?

先週測量に行った現場はこのような環境でした。
測量2.jpg

測量1.jpg

今から作る橋の高さ・位置を測定しているのですが、この暑さなので鉄の変化を少ない時間を狙って測量は朝5時から。
最近の測量器は精度が良いので,橋の長さが300mぐらい有るのですが川岸にトータルステーションを置き自動追尾でプリズムの位置を正確に測定してみました。
後で数カ所レベルでチェックしたもののほんの数ミリ程度の誤差で測定できていましたね。下手にレベルで遠目で測量するより精度は良いでしょうね。

オイラはこれまでに高いところから落ちて命綱のありがたみを確認したことが内のですが、命綱をつけていることだけでも気分が落ち着きますね。
「安全意識は気分から・・・??」ですか。(笑)

信用していたヤツだったのに・・・・・

今週はこれまでとても信用していたヤツに裏切られてしまい、落ち込んだ状態でした。

最初に裏切り行為をしたのは今週の火曜日。 
オイラはいつものように
「よし、相手が待っている方を見に行けよ!」 と、そっと手を差しのばすと、

「プイ!」、と全然違う方向を向いてしまいました。

「おい!お前おかしいぞ!そっちを向いたんじゃ、仕事にならないだろ!」
と、もう一度手を差し伸べてやったのに、またしても違う方向を見に行ってしまった。

オイラは
「ちょっと、事務所に連れて帰って”喝”を入れてくるよ」 と相手にはなし、事務所に帰って調べてみると・・・・



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反射スタッフ

以前から欲しかった測量器具を買ってしまいました。

  反射スタッフ.jpg (全体)          拡大-.jpg(拡大)

 レベル測量に使われるアルミスタッフと同じように見えるのですが、じつはメモリが付いている部分はすべて反射シートがあってあるのです。
最近の光波測器(TS:トータルステーション)の精度がよく、レベル器を出動させなくても、丁張りは十分に掛けれるようになりました。

今はノンプリズム機(プリズムが無くても測距できる機種)も出回っており、大変便利になりました。
しかし横断測量などはどうしても変化点にターゲットが行かなければ測れません。その時にこの反射スタッフのお出ましです。

通常プリズムをターゲットにして持ち歩きますが、高さの変化において、いちいちスケールで図らなければなりません。
まして障害物などがあるとなかなかスムーズに測れませんが、全体が反射シートとなっているこの反射スタッフでは、機械を操作している人自らがターゲット高を決めれます。特に山など木々が茂っているところでは、一部分でも透視できれば測ることができるのです。

とはいっても、実際に使ってはいないので、近々使ってみます。(ここ最近これがあったらどんなに早く仕事ができたものか・・・)
今まで通常のスタッフにプリズムをガムテープ巻き出した。(笑)

以前から知ってはいたものの、買う勇気がなかったのです。

これで男になれるかな?(笑)

そんな機械があってもプリズムがなければ

トータルステーション

昨日はトータルステーション(光波測器)のテストをしてみた。

現場の測量にトランシットを用いて測量を始めたのが最初で
距離はもちろん巻尺を使用。1kmのトンネルを測量するのに
何箇所も測量ポイントを作成し、距離を測っていったことやら。

でもレーザーで距離が測れる光波測器を会社でも購入して
格段と測量は早くなり、正確となりました。

オイラの知っている光波測器とは、
 トランシットの上に載せて距離だけを測るタイプ
  (斜距離しか測れないので。電卓で水平距離を計算)
  これでも巻尺を使わなくても良いのですから、当時はとても
  重宝しました。

 次に光波測器であるが、水平角は手入力で行い水平距離が表示
  (一体になっているので持ち運びには良かった)

 最近は光波測器内に路線計算やメモリーを搭載して、現場では
 電卓をたたかなくてもよくなりました。

このたびテストをしてみたことは
 1、何メートル距離が測れるか?(ミニプリズム)
 2、ターゲットを視準してハッキリと確認できる距離は?
 3、計測の精度は?
 4、レーザーポイント(赤い光)はどこまで使える?
について調べてみました。

結果だけを簡潔に書きますと、
1、の測れる距離は1kmぐらいまでOKでしょう。
  (田舎の山間地なため、山登りをはじめなければならなくなり
   850mぐらいで止めました(笑))
2、夏場である為路面の陽炎があり、200〜300mあたりまででしょうか。
3、オイラは昔の光波測器のイメージが強く、もっと精度が悪いと思って
  いましたが、100m内では1,2mm程度の精度が求められるでしょう。
  (人間の視準精度のほうが悪いかも(笑))
4、このたびの機械では100mぐらいですが、以前使っていたものは500m
  越でも使えました。
  (500m先でもレーザーポイントの直径20mmぐらいになります)

 「施工管理データを搭載したトータルステーションによる
   出来形管理要領(試行案)」もスタートし始めています。
 
でも、みなさん、便利な機械は出ていますが、それに+αのお仕事が出来て
来ます。 時代についていくには本当にパワーがいりますね。
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もぐらくん

サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

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