もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

マシンガイダンス

連休の農作業

連休明け。連休前の予定を忘れている日。現実逃避する日。連休まで自分は何の仕事をしていたんだろう・・。 本日はいろんな日 になることでしょう。(笑)


オイラは10連休といいながら地域行事や農作業をしていまして、のんびりしたのが1日ぐらいでしたかな。もちろん「連休中に仕事を・・」という物件もありましたので上記のような”日”にはなっていないつもりです。(笑)


昨年息子3号が高校を卒業して、GWの剣道大会などに連れて(輸送)しなくてもよくなりGW中に田植えをすることにしていました。


またつまらないものを作ってしまいました。

連休前に農作業を少しずつ変えてみようと3Dプリンターでこんなものも作ってみました。


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これなに? っていうものですが、オイラの家特有の方法なので市販品が無いので作ってみました。

この部品を古い不要な釣り竿の先につけて田植え機の通る線を引くもの。


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農作業をしている人でないとわからないのですが、田植え機って最後に外回りを2周回るのですが、その範囲を赤枠のようにしるしをしておくと便利なのです。 


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あと、田んぼの廻りにGNSSで基準点を作成し、UAVを飛ばしオルソ画像を作成して、田植え機のルートをCAD上で作成し、道路線形としてTSの自動追尾に登録して「田植え機のマシンガイダンス」をやろうとデータまで作り”これはできる”というところまで来たのですが・・・・田植え機にプリズムをつける(加工する)時間がなくて実技は断念しました。


ということで、オイラの連休はアホなことをしているうちに終わってしまいました。(笑)

重機操作のデータを作る

今週はあれこれしていますともう週末になってしまいました。

今週もいろいろと動きましたが、大物物件の電子納品を完了させたので、ホッとしている朝ですが、宿題はまだ数個あるので今月中に片付けたいと思考中。
 

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(納品はDVD42枚にも)


週中には、次なる仕事も考えて、ある講習会に参加してきました。ニコン・Trimble の講習会ですがブルドーザーやバックホウをコントロールするマシンコントロール・マシンガイダンス技術の3Dデータを作る講習でした。

オイラは2年前からこの手のデータを作成していますが、今回はGPSデータの補足、補正の方法も1日かけて習ってきました。まあ、「3Dデータを作ってください」という仕事が来ないとこの技術を使うことはないのですが、便利なものは機器が高くても普及するもの。オイラはそう睨んでいます。


当日ちょっとした疑問というか意見の食い違いが。 メーカの人と話をした際にこの3Dのデータを作るとき掘削・盛土に関して平面座標と高さの関係がよくわかっていないこと。

これまでの現場での現状を説明してもピンと来てもらえなかったことですね。つまり現場で丁張りをかけれる人でないとこの3Dデータを作成した際にミスをやりかねないかなと思いました。もちろん土木人でない人もツボをしっかりと押さえておけば問題ないのですが重機の動き・土質を知ってくことも重要ですね。


さてシルバーウィークとやらが近づいていますが、自宅警備隊になる感じですね。

マシンガイダンスの3Dデータ作成

先週はあれこれ溜まっていた内業を片付けて行っていました。

それなりに仕事は進んだものの、難関のお仕事が今なお進行中になっています。

ちょいと「愚痴兼このような事が起こっていますよ」という投稿です。
 

最近バックホウやグレーダなどをGPSや自動追尾でコントロール・ガイダンスを行うシステムが出ています。それを使うにはもちろんそれ専用の機械や機器の設定が必要になりますが、それをどのように動かすかという”3Dのモデリングデータ”が必要となってくるわけです。
 

それが作れるというソフトは”TSを用いた出来形管理”が作れるソフトで出来ますということになっていますが・・・・まず完全なデータを作るには難しいでしょうね。オイラも何現場を作っていますが、不整合や、完全に作るには大変な労力が必要になってきます。
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設計横断図から元データを作成する”TSを用いた出来形管理”ソフト。

通常設計横断データは、通常20mピッチ(上の絵で白の破線部分)のみ横断図があります。

この現場でバックホウのマシンガイダンス(MG)を使って工事をすることになるとこの20mピッチの横断図のみでは丁張無しで施工することができません。

それは変化点での横断図が欠損しているからです。

ちなみにこの100m区間で3Dデータを作成しようとすると、あと何断面あればよいのでしょうか?

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緑色線で描いた箇所が断面変化がある為、横断図が必要となります。

となると大変な労力が必要となってくるわけなんですよ。今まではバックホウのオペレータさんが丁張を睨んでこの部分解読していましたが機械はそんな”ファジー”な部分は考えてくれませんのでね。(笑)


そして最大の問題は”路線が数本あると、個別にデータを作り現場のバックホウでは、路線ごとにデータを切り替えていく必要があるのです。

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ちなみにオレンジの線で囲まれて2つありますが、これがそれぞれの路線で作られたデータ。

しかし下記のように空白の部分や重複している箇所があるのです。

空白の部分は基本的にバックホウは切土・盛土の指示はしてくれません。そして重複箇所。

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そして重複箇所。2つの路線の整合が取れていないとデータは作れません。
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と、本日言いたかったことは、2Dで使うために部分ごとに作ってある横断図では3Dを作るのは難しい。(出来ないとは言いません)
でもあっさりと元データを3Dで作成して、2Dで見るために横断図を作る流れの方が理想的ですよね。そしてその3Dデータは、施工会社へ渡されれば・・・なんとMGのデータは発注者より貸与してもらえるようになります。でも必ず施工業者もチェックをしなければならないので”TSを用いた出来形管理”などで現場をチェックする必要があります。


以上はオイラの持論であって、正解ということではありません。これからソフト開発や発注者の意向などでどのように変わるか分かりませんが3Dデータの運用が必要となる時となりました。

マシンガイダンス(バックホウ)

またまた最新鋭の機械のご紹介を。
オイラが仕事のお手伝いに行っている現場ですが、こんな機械が入ってきました。
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0.7m3小旋回式バックホウ! というところに目をつけるのでなく、ボディーの後ろについている2つの丸っこい奴。
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この丸く黄色いものが2つついていますが、これがGPS受信機ですね。
そうこの機械はマシンガイダンス(MG)を装備したバックホウなんです。
TS出来形管理の計画データをインプットしてコックビットのモニターに法面の位置が表示されます。

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つまり、法面の丁張が無しで切土・盛土が出来てしまう機械なんですよね。(まだまだ始まりですが)
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バックホウのバケット付近にセンサーが取り付けてあり、GPSで自分(バックホウ)の位置を確認して、バックホウの爪の位置まで把握してくれます。
でもバケットの中央で法面整形をするか右・左の爪を使って整形するかは手動となっています。
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現場の周辺に基準点の基地局を設置もされていることはお忘れなく。お空のGPS衛星だけでは、とてもじゃないですが法面の数mmの精度は出てきません。

TS出来形管理データを使ったものとなっていますが、今後は三次元CADデータを使用した機械も出てくるんじゃないかという期待もありますね。
バックホウタイプの”3Dプリンター”と呼ばれるものが。(笑)

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もぐらくん

サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

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