もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

メリット

短い杭を使うメリット

記録的な時期で西日本も梅雨入りしましたね。5月15日。昨年より26日早いって一か月もじゃん。北海道の北端では昨日”桜が咲きました!”って話が来たのに。 日本は広いですわ。(笑)


てなことで、外の仕事をしていますオイラは、これから日程調整や機器のメンテで大変な時期に・・・一か月も早くかい!って叫びたくなりますね。


自然にかなわないのが人間なんですけど少しでも現場仕事を良くする努力はやっていかないといけませんね。


現場を早く作業を行うために、オイラは”測量杭”を自分で作成しています。在庫がなくなったので先日作りました。


通常測量杭の長さは1m、50cmです。 オイラはもう少し短く30cmを自分で作っています。これはポイント出しに使う杭です。普通では30cm杭は売っていても細いので、ポイントが出しにくいので、1m杭を切って作ります。


このメリットは

 1、持ち運びに良い

 2、打ち込み後に切断しなくても良い

 3、杭が傾かないので、杭頭にポイント出すことが早くできる

 4、地面に打ち込めるので、作業員が蹴飛ばして位置がずれないようにできる


など、使っていても効力はありますね。特に1箇所の位置だしにはスピード感を感じます。


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1mの杭を買ってきて、3つに切断して先付するだけですが、先付が結構大変です。

固定の丸鋸を使うことで安全に先付できます。


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束ねるのは以前はナイロン紐でやっていましたが、結構時間がかかるので、最近はこの”サランラップ撒き?”道具を使っていますね。正式名は”ストレッチフィルム”だそうです。


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今回は300本ほど作成。

「段取り八部」 杭の準備で80%が完了したという事になりませんが、地面の固さは場所ごとに違うので、力ずくで打ち込める長さの杭を使うことで、作業時間がある程度読めます。

日程調整がやり易くなるのは確かで、段取りが良くなることにもつながりますね。(笑)

図面レイヤ名の必要性

本日はまじめな土木のお話。
これは昨日の失敗例ですが、今公共工事では”電子納品”が普通になりましたが、その中で図面を納品する際の注意事項です。
電子納品ソフトに図面を取り込んで標準に無いレイヤは”新規レイヤ”で登録しなければならないのですが、昨日はレイヤ名を何度も新規登録しても、

「登録できていません」

と、エラーが表示されました。

もう一度図面をCADで開いてレイヤ名を確認してみると・・・・
レイヤ名の後ろに”空白”がある。 つまりスペースで空白が作ってあったのだ。

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空白も立派な文字列となりますので、エラーが出ていたのでしょう。この”空白”を消しますと電子納品を貫流することが出来ました。

これ、発注図面だったのですが、どこかでスペースを押されたのでしょう。

(10数年電子納品していますがこのパターンは初めて:苦笑)



ちょっと話が長くなりますが、ここからは興味がある人だけどうぞ。

電子納品が始まってもう10年を超えていますが、図面もレイヤ分けできている図面が増えまして取り扱いが良くなりました。
CAD製図基準でレイヤが決まる前から、オイラはレイヤを分けて図面を作っていまして、”統一”がとってもらいたいと思っていた人間です。ですので製図基準ができて喜んでいた人間でもあります。

なぜレイヤ名が統一された方が良いのか?
たとえば図面が10枚あります。それぞれにバラバラでレイヤ名前が付けられて、1枚の図面に10レイヤあったとします。
それが構造図面でそれぞれの図面から1つずつ構造図を抜粋(コピー)して、1枚の図面に張り付けたとしますと・・・・新しい図面では100のレイヤ名が存在してしまうことになるのです。昔はこれで仕事の効率が非常に落ちていたんですよね。
公共工事の図面を何気なくコピーしたり転用していますが、統一レイヤ名の恩恵は知らないうちに受けているのですよ。

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もぐらくん

サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

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