もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理から建設CALSまで現場の実情を記事にします!!

レイヤ

図面レイヤ名の必要性

本日はまじめな土木のお話。
これは昨日の失敗例ですが、今公共工事では”電子納品”が普通になりましたが、その中で図面を納品する際の注意事項です。
電子納品ソフトに図面を取り込んで標準に無いレイヤは”新規レイヤ”で登録しなければならないのですが、昨日はレイヤ名を何度も新規登録しても、

「登録できていません」

と、エラーが表示されました。

もう一度図面をCADで開いてレイヤ名を確認してみると・・・・
レイヤ名の後ろに”空白”がある。 つまりスペースで空白が作ってあったのだ。

image

空白も立派な文字列となりますので、エラーが出ていたのでしょう。この”空白”を消しますと電子納品を貫流することが出来ました。

これ、発注図面だったのですが、どこかでスペースを押されたのでしょう。

(10数年電子納品していますがこのパターンは初めて:苦笑)



ちょっと話が長くなりますが、ここからは興味がある人だけどうぞ。

電子納品が始まってもう10年を超えていますが、図面もレイヤ分けできている図面が増えまして取り扱いが良くなりました。
CAD製図基準でレイヤが決まる前から、オイラはレイヤを分けて図面を作っていまして、”統一”がとってもらいたいと思っていた人間です。ですので製図基準ができて喜んでいた人間でもあります。

なぜレイヤ名が統一された方が良いのか?
たとえば図面が10枚あります。それぞれにバラバラでレイヤ名前が付けられて、1枚の図面に10レイヤあったとします。
それが構造図面でそれぞれの図面から1つずつ構造図を抜粋(コピー)して、1枚の図面に張り付けたとしますと・・・・新しい図面では100のレイヤ名が存在してしまうことになるのです。昔はこれで仕事の効率が非常に落ちていたんですよね。
公共工事の図面を何気なくコピーしたり転用していますが、統一レイヤ名の恩恵は知らないうちに受けているのですよ。

電子納品要領・基準の変更に伴って

今年度より電子納品業務に少々違う流れが始まりました。

と、言うのも昨年公開された【平成20年5月版】の基準の改正に伴ってです。

平成21年1月以降に国土交通省と契約を締結する直轄工事は新基準の適用が始まっています。
そんなわけで、新しく工事を始める方は事前協議を始める前に新基準の内容を確認しましょう。

  電子納品に関する要領・基準  ダウンロードページ

そこで目先の問題になることはおそらくCAD製図基準(案)でしょう。
工事を開始する前に設計図書のCAD図面データを貰い、レイヤのチェックなどをしてみると、以前の平成16年6月版と平成20年5月版では同じ工種の線でもレイヤが違っているものがあるからです。
設計コンサルタント会社で作成されたプロジェクトのCADデータも新基準に適用するには、レイヤの修正が必要となってくるわけです。
日ごろ使っているもので大きく変わるものが
 
用排水構造物 でしょう。

  ちなみに比べてみますと
                    平面図             横断図    
   平成16年6月版   〇 - STR - STRB      〇 - STR - STR3
   平成20年5月版    〇 - STR - STRB       〇 - STR - STRB

と、横断図に描かれるレイヤが変わります。
これは一部なので、他のレイヤにつきましては確認をしてください。

 これによって今までレイヤ色を揃えるために使っていた民間CADソフトにおいては、取扱いに注意が必要となってきます。
また発注者サイドにおいても民間チェックソフトを使っているところは、取扱い方法を変えていく必要があるでしょう。

実際に以前の民間チェックソフトで 新基準横断図 をチェックすると 〇 - STR - STRBはエラーとなってしまいます。

新旧混じったCAD図面をどのように取り扱うのか【着手時の事前協議】で発注者ときちんとお話をしておかれたほうがよいでしょう。

中には 「昨年同様でいいよ! とか 昨年からやっている現場を見習ってよ!」 といわれるところがあるかもしれませんが、今年は直轄工事現場ではそう簡単にはいかないでしょう。

問題点は先延ばしせず、工事を始めた時に解決していきましょう。(オイラも含めて・・・:笑)

CAD製図基準の疑問

建設CALS/ECの”CALS”は

各種情報を電子化し、その伝達、共有、連携、再利用を効率的に

行いコストの削減や生産性の向上を図る。

と、有りますが、CAD製図基準として全国的に統一が取れているのか、

また各省庁、県、市においても統一が取れているのか?と疑問に思えだしました。

(今頃になって何?と突っ込まないでください)

疑問に思っているのはCAD製図基準(案)ですが、国土交通省内においても

製図基準がまちまちなわけです。

とりあえず国土交通省と国土交通省港湾局 を比べてみれば

最初の図面枠から色が違います(黄と牡丹)。もちろん構造物ごとの色についても

相違があります。

発注者サイドは同じところでしか管理しないから良いのですが、請負者は

発注機関が変わるごとに図面の描き方を変えなければ成らないのです。

これではCALSの意味が薄れてくるのは間違いありません。

ちなみに広島県は港湾のCAD製図を使っていますので、国交省と県を施工する

会社は、両方の基準を覚えなければなりません。

せめて国土交通省から統一をとってもらわないと地方でCAESが浸透しないのも

無理なのではないのでしょうか。

 

 

 

 

 

CADのレイヤ分け方法

この時期建設会では変更図面を作成されているのではないでしょうか。

(もう終わったところが多いですかね)

オイラも最近CAD製図基準(案)レイヤに修正することが多く

自分なりのレイヤ表を作って机の上に置いています。

とりあえず見てもらいましょう

レイヤ表

 

 

 

 

 

 

 

 

オイラの「ちょっとしたアイテム」のひとつです。

さまざまな土木工種があるので、オイラなりに略して記載しています。

使ってみる方はこちらから

   「レイヤ基準表」をダウンロード   Excelファイル

2ページに渡っていますのでオイラは両面に印刷しラミネートしています。

実は2年半前に作り、中味をよく見直していないので、使用される

方は、自分なりにチェックしてからよろしく。

この表を見れば、同じ水路を描くにも平面図・横断図と違うレイヤに

なっているのが良く分かります。

この当たりが統一できればと、最初のころ思っていました。

 

レイヤ分け

知り合いK君と話したことだけど

「CAD図面を描く仕事をしているけどレイヤを使ったことが無いんだよ」

”なに!”

私から言わせてもらえば、CAD図面でレイヤ分けせずに描くなんてそんな勇気は無いよ!

というのも、レイヤ分けしなかったら、線の太さを替えるにも一本づつ設定しなければいけないじゃないか。

いくらレイヤ分けするのがめんどくさくても結局きれいに描くには時間がかかってしまいます。

けれどK君は、「レイヤ分けしなければいけないんだが」とレイヤ分けしたほうがいいんだということには

気づいてるようだ。

 私は昔からレイヤを使っていました。何のためか?

案1 案2 案3の図をレイヤに分けて描き、表示・非表示を使い同じ図面で3種類の図面を

作り出したところからです。 レイヤ

 だからCAD製図基準(案)が始まってもさほど苦にはなりませんでした。

私はレイヤ分けは”便利だから使う”という観念です

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