もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

工程の遅れ

設計照査の提出

最近設計照査の提出方法に変化が起こっています。

以前は
○○○の設計図書がおかしいので再度確認をお願いします。

と協議すればよかったのですが、だんだんとエスカレートして行き

○○○の設計図書がおかしいので当社としてこの様に施工をします。

と、きっちりと設計をやり直して協議書を作らなくては成らないところが
増えています。しかし業者によっては始めっからこの様に提出していた
といわれる人もいると思います。発注者に協議した後、もう一度コンサルタント
会社に設計を注文し、修正図面が帰ってきていたら、大幅に工程が
遅れる恐れがあるからです。

でもこのたびの発注者からの注文は厳しかったですよ。
この工事での問題点をすべて照査し、対策もすべて列記して工事開始前に
提出しなさい!
との事です。もちろんCAD図面の修正もです。

たしかに!発注者が言うことはもっともである。この工事で何がいけないか
スタート時点できっちりと照査しておかないと手戻りに成りかねないのです。

でもね、工事は早くスタートしたいのは代理人として当たり前ですよね。

工事着手は慎重に!

新年度になって2,3月に発注されている公共工事が始まり
出しました。

すぐに着手した現場・問題山積の現場といろいろあるでしょう。

以前すぐに工事着手できない理由について何種類か列記して
みましたが、もう一度おさらいをしてみましょう。

工事が遅れるのにはそれなりの事情って云うものがあるものです。

たとえば着手時期において

用地買収が完了していない。

地元調整が終わっていなくて工事着手が遅れる。

工事を発注したものの設計を変更している。

支障物件の協議及び移設が完了していない。

 (すべて発注者の責任じゃないか!)

 

また

 下請けが決まらない(業者の調整・請負金額の決定)

 現場職員体制の決定が遅れる

 

施工中においては

 変更協議が決まらない

 指示が遅れて工事が出来ない

 有ってはならないが事故による休工

 

等、工程が遅れる要素はいろいろありますが、このどれもが

人為的ミス

 

自然といえば天候による工程の遅れのあたりでしょうか。

工期はどんどん押し詰まってくるわけですから、早くスタートを
してしまえれば良いのですが、焦るばかりで現地照査で抜けている
部分が無いか、よ〜く検討しましょう。

なんで今日こんなことを書いたのかって?
照査不足でオイラにもしわ寄せが来ているのです。(悲しい!!)

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もぐらくん

サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

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