もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

技術提案書

技術提案書の作成ミス

技術提案書。   最近土木業界でよく耳にするものですが、現場では問題も多そうですね。

では技術提案書とは、総合評価形式の入札において、入札の前に「当社ならこの工事はこのように施工します!」と施工計画をA4用紙に数枚作成し提出。それを発注者が評価して落札の判断基準にするものです。(詳しくはこちらを

国土交通省や市町村の一部で技術提案書の提出が求められる工事が発注されていますが、ちらほら問題点が出ています。

まずはこの技術提案書の書き方が分らない、入札に勝てない、ということは今回はスルーしましょう。
どこの会社さんもがんばっておられるようですが、入札するまでに時間をかけて作った技術提案書の評価が悪かったら、書いた人のショックは大きいそうですね。(笑)

問題は、技術提案書に施工方法を記載して落札した場合は、それを必ず履行しなければならないのです。

それがたとえ現場で無理なことでも・・・・。

1) 詳しく工事個所を見ずに技術提案書を書き、現場では無理な施工方法で落札となった例。
2) 「○○○工法を使い工期短縮します」と書いて、工期延期して不履行となった例。
3) コストを考えずに新技術を記載して、現場が赤字となった例。
4) 以前の技術提案書データを使い、文章・数値などの変更を忘れて提出した例。

 など、現場を訪問しているといろいと耳にします。

でもこのようなことを記載する人は、ほとんどが現場に就く代理人でなく上司、営業の人が記載したため起こっています。
だから現場に就く人は  「おれの責任ではないぞ!」 と怒っていることが多いですね。

でもこれって、どれも人為的ミスのように感じますがね(笑)

総合評価方式対応 技術提案書作成セミナー

久々にゆっくりとネット環境の前にいます。(笑)
この3日間は島根・鳥取のお方に大変にお世話になりました。

初日前夜から始まった歓迎?会にはさまざまな罠?が張り巡らされて
おり、楽しいひと時を過ごさせていただきました。
(次の日は地獄だったりして・・・)(笑)
その時面白いお酒を見つけました。

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”もぐら焼酎”  鹿児島市 さつま無双株式会

こんな焼酎があるとはびっくり、お味は・・・・・オイラが飲む前に他の
方々に空にされてしまいました。(笑)

いよいよ本番の2日間があり、オイラは前座?となるべきだったのですが
PPTの構成が悪かった様で聞いてくださった方には申し訳なかった感じでした。
    20081001661-.jpg

しかし午後の有限責任中間法人 建設情報化協議会の吉田先生がお話された
総合評価方式対応の施工計画(技術提案)作成セミナーはすごかったです。

実は今回で吉田先生のお話を聞くのは3回目なのですが、1回、2回聞いた
だけでは、判らないですね。 このたび痛感しました。

 20081001674-.jpg  

お話している全体で、技術提案書を書くためのヒントをズバズバと話をされて
おり、資料はあるものの話をされている言葉を記述しておくと、作成に大変役立つ
ことがわかりました。
つまり奥が深い話なので、1度目で全体像をつかみ2回目以降で掘り下げた
内容が習得できる感じです。

この講義を聞いたら、ちょっと技術提案書を書いてみたくなりましたね〜。(笑)

見積もりと技術提案

オイラは民間のお仕事をお手伝いさせてもらっていることもあります。
やはり公共工事に関連したような仕事の発注形態にはなりませんし、
”サービス”が多くいることに気付きました。
でも最近の公共工事と民間のお仕事で似たようなことが起こっていることに
お気づきのお方もいるかもしれませんが、ちょっと問題として提起させて
いただきます。

ことの発端は建築・不動産関係でお話をした時のことです。

お客 「この土地で造成の計画をして、見積もってください」

もぐら 「計画するにはお金が要りますね」

お客 「でも見積もりはタダですよね。建築では当たり前ですよ!」

もぐら 「でも計画しなければ見積もりもできませんね」

と、オイラはあまり建築・不動産関係がよくわからないのですが、仕事・見積もりを
するにも、きっちりと計画をたてておかなければ積算も曖昧になってしまいますよね。
しかし、その計画を立てるにも 人件費、機械損料、通信交通費等が必ずかかって
くるものです。

まあ、今回書きたいことは、見積もりを作るにもお金はかかるものですから
むやみやたらに見積もりをお願いすることはいかがなものかと。

「見積もりをしなければ仕事も取れないだろう!」

ごもっともです。

公共工事でも今こんなことが・・・・

技術的所見・技術提案書の作成!

作るのに多大な時間を要していると聞きます。
けれどほかの業者に差をつけるにはこの”計画書”がきっちりとしていないと
お仕事を任せてはもらえないのですよね。

けれど・・・・これを作るにはお金がかってしまいますね。

契約できないと”計画費”はすべて”赤字”です。


発注者に提出した大切な技術提案書。 
仕事が取れなかったら返してもらえるのでしょうかね?

総合評価方式セミナー

先週は『総合評価落札方式』のセミナーを九州で行ってきました。

これは九州にある土木積算・工事原価管理のソフトを開発、販売している
(有)システムウイングさんの紹介である建設会社の社員教育で九州に訪れました。
ここで作られている”実行予算書”の原価管理ソフトは、以前オイラが現場所長
だったころに出会って、 
「すごい、これを我が社のメインソフトにしてくれれば現場は楽になるのに!」
と思うものでした。 残念ながらその当時別のシステムを導入しており、使うことは
無いまま、会社を去ってしまいました。

そんな会社の方と最近は意見交換などもさせていただいている関係で、このたびの
九州訪問となりました。

セミナーの中味は以前オイラが講習を受けた資料と、裏話で成り立っていましたが
メインとなるのが入札時の施工計画書(技術提案書)の書き方と、総合評価の
得点のつけ方、及び総合評価の点の取り方についてとなりました。

ここで詳しく書くと、オイラのボロが出てしまいそうなので書くのは止しておきます。
(ここに来る人のレベルが高すぎて突っ込まれそうなので)(笑)

このたびはPPTと見ながら、そのときに質問を受けながらのセミナーとなって
現場の話や、こうやったら良いのでは?と会話形式のセミナーになりました。

特に総合評価の配点についてはどこに重点をおいて、仕事と会社運営を
したほうが良いかなどを分析?を行いながらになりました。

しかし、土木屋さんのハードルが高くなって行き、飛び越せない会社も多く
なって行きそうです。

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もぐらくん

サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

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