もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

普及しない理由

完全なる電子納品

お題の通り私が作る電子納品データが完全で・・・・・・

有るわけではありません(笑)

それぞれの電子納品基準(案)やマニュアル等を読めば読むほど
矛盾箇所が見えてきます。    

えっ、見えないって?・・・・・  それは読み方が足らないのです!(笑)

ま、冗談はさておき、電子納品を各自で行うにしろ、電子納品請負会社に
発注するにしろ、今の基準書・マニュアルだけでは完璧かつ全国の人と
共通のものはできないとオイラは思っています。

各地方でのルールや発注者との事前協議により、全国の人が同じように
作成することは無理でしょう。

ですから曖昧になっている文章や事前協議などとなっているものと思います。

さて、では ” 完璧な電子納品CDを作りなさい ” と発注者に言われたら
どうすればよいのでしょうかね?

これも十人十色な答えが返ってくるでしょうね。

では基本に戻りましょう。

建設CALS/EC の3要素として
 1、情報の電子化
 2、通信ネットワークの利用
 3、情報の共有化                が定義されています。

電子納品は上記の1,3があてはまり、受注者のメリットとして
 ・省スペース化  ・省資源化  ・コストの縮減  ・品質の向上
 ・技術レベルの向上

が、挙げられていますが、はたして今時点でこの5つすべてクリアしている
ところは無い・・・いや少ないでしょうね。

これを目指して基準書やマニュアルが出来上がっているものの、
なぜこんなに曖昧な電子納品成果品ができるのか?

オイラの答えは・・・・

 発注者も受注者も実際提出した電子納品CDがどのように活用
されているか見たことがない!!


実際の運用が無いから未だに統一性のないものとなるのではないですかね。



オイラたわごとでした。

CALSが普及しない理由 その2

CALSが普及しない理由が思いついたので今日は少々綴ってみます。

(CALSが普及しない理由 その1)

今日は国を会社に例えてみました。
配役はこちら
  会社   =   国
  経営者 =   行政
  社員   =  建設会社
今頃建設会社だけでなく会社組織の改革が多く進んでいることと
思いますが、経営責任者の社員に対する説明が重要視されています。

つまり、経営者の考えを社員にしっかりと伝えないとその会社の
方針や軌道まで危うくなっていくものです。

さて、この配役に問題があると思われる方はコメントにでも書いてください(笑)

建設CALS/ECが本当に普及しているのか?の質問に対しては
現場にいるものとしては100% NO!の答えが返ってくると思います。
では何故?の質問でよくある回答は
 コストがかかる、分からない、教えてもらえない、何の為にするの?
こんな回答が多くあります。

つまり社員(建設会社)は経営者(行政)の方針・ビジョンがしっかりと
伝わっていない
ことになります。
こんな会社はダメですよね。
行政の方から経営革新をしなさい!と公表しているもののこれでは・・・

おっと、行政又は関連の方がもしここを見られているかも知れないので
付け加えさせてもらえば。
「しっかりHPや特記仕様書・基準書を作ってアピールしているよ!」
と言われるかも知れません。
では、会社で大きな垂れ幕だけをつけて社員にアピールしていれば
経営者の考えが社員にしっかりと伝わるものでしょうか?


違いますよね、トップからその下の役職の人へ経営方針を伝えていく
から末端の社員にまで伝わるものです。

経営者(行政)といえ、社員に直接伝えるのは発注者である監督職員
なるのではないのでしょうか。

何故、建設CALS/ECを進めなければならないのか?
社員教育の前に経営者教育が先ではないですかね。

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もぐらくん

サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

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