もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

横断図

無いものは自分で創れ

今週は内業が溜まっていまして、朝ちょっと時間を使ってブログを書けますので久々の連日投稿(笑)を。

オイラは工事現場のサポートという仕事で、建設現場で
「○○○の業務をしてほしい・・」
そこでオイラに仕事を下さる人は、
「時間が有れば自分でやるのだけど、工期、他業務に押されて仕方がなく外注」
というお客さんが多いと感じています。

ということはオイラに仕事を預ける以上、オイラは現場の人より早く仕事を仕上げなければならないのだと日夜精進している所存であります。

でも、土木現場においてもっと便利なソフトができれば、現場は楽になるのだけどもな〜と感じるもののそんなわがままなソフトはメーカーさんも作ってくれません。

なのでオイラはExcelで作れるものがあれば自分で作って、業務を早く片付けていく手法をとっていますけど「いろいろ作ってたなー」と感じています。
しかし、作ってその現場で使用して・・・・次に同じような業務の時に

「以前も同じようなものを作った気が・・・・」

とボケが始まっています。(苦笑)
先日お客さんから図面依頼が来ましたが、「こりゃExcelで数式を作ってCADで描画した方が早いな」と今朝も過去の書式をつくりかえていました。(人に配れる代物ではないですが)

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今回作ったのも以前からあったらいいな〜と感じてはいましたが、目の前に来ないと作らない。
人間って苦労をしたり、追い込まれたりしないと頭を使わない動物なんだなーと感じています。(笑)

横断図自動作成

トータルステーション(TS)を使って現場で横断測量することが多くなりましたよね。
そこで数年前にExcelでTSデータを成果簿に書き、そのままAutoCADに作図出来る様式をこのブログで紹介しましたが、新しいバージョンのAutoCADでは使えないエラーが出ていました。
オイラも2年前にやっとAutoCAD2011にして気づきました。コメントに「作図できません」と入れてくださったのですが、なかなかリリースすることに至っていませんでした。

調べるとAutoCAD2008以降のあたりからそれまでに使えていた言語が使えなくなっていまして、こんなエラーが出ていました。

なので動くようになりましたのでリリースすることにしました。
(前からなのですが、計算方法や追加距離の入力でうまくプロットできないこともありますので失礼します)

※Excelの様式ですが、マクロを使えるようにしておいてください。

観測手簿にセンターからの追加距離・前視・ミラー高を入力します。
そして共通作図要素で、基準高(DL)を決めてください。

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AutoCAD転送画面を起動を押します。

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CADへプロットするのに現況線のラインのみか測点ポイントもプロットするか決めます。

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そしてAutoCADのコマンド部分をクリックして ”右クリック”→ ”張り付け”を行いますと、

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こんな感じにCADに作図してくれます。

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今回修正するに当たり大きな変更箇所は、作図する情報を自分で付けられるところですかね。
レイヤ名、線種、線幅、線色が自分で決めて作図することができます。

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ダウンロードはこちらから無料でどうぞ

「AutoCADPlot202.zip」をダウンロード

(AutoCAD2008〜2011までは点検しています。)

そしていつもと同じですが、とことん使いこんでいませんので、使う人の責任においてご使用ください

横断図を早く描こう!

本日はAuto Cadを使用している人は、少しは朗報かも。(いまさら・・・という方もいると思います)

数年前に作っていたExcelデータなのですが、紹介をさせていただきます。

『横断図の観測手簿からCAD図面を描く』

工事を始められたとき、現況測量横断などを自分で計ってきたもののCADを使うものの、
水平に○○、垂直に○○・・・・と一つずつ横断図を作成されている方は使ってみてください。

では使用方法を少々説明を。

まず”マクロ”を使用していますので、Excelのセキュリティーを”中”以下。
Excel2007では”セキュリティーセンター”の”マクロの設定”を有効に設定しておいてください。

   a観測手簿.jpg

まず、光波・TSなどで測ってきたデータを用紙に入力します。

a設定要素.jpg

図面を作図するにあたり基本の要素をこの画面で決めてください。
(オイラが勝手な言葉にしていますので解読が難しいかも・・・:笑)

ではこのデータをAutoCADにデータ送信を行いましょう。

   aスタートボタン.jpg
左上のこのボタンをクリックします。

    aプロットボタン.jpg
すると、このような画面が表示されますので、お好きな方を選択して”OK”ボタンを押してください。
  例) 横断図ライン+ポイント を選択した場合には、測点番号と変化点に”○”が記載されます。

    a出力ボタン.jpg

次にこのようなメッセージが表示されますので”OK”と押して、AutoCadを起動させ、下側のコマンドラインへ貼り付けを行ってください。

a作図.jpg a作図2.jpg

数秒しますと、このような図面が作図されます。

   aレイヤ.jpg

とりあえず、上記のレイヤーはできるようになっています。

今までExcelデータをこのブログ内に数回アップしていますが、”単純な作り”を心がけています。
ですので、このソフトを使って完璧な図面を求められる方は・・・・・私にお仕事をください。(爆)

使ってみよう!!と、思われる方はこちらからダウンロードをどうぞ。

AutoCADで横断図!  「odanzu153.xls」をダウンロード    

フリーソフトとしますが、転用される場合は右の”もぐらへメール”からお伝えください。

あと、皆さんの感想、エラーの報告をお待ちしていますのでよろしくお願いします!

発注図面?

ある現場のお話です。発注者から積算見積もりの図面をPDFでもらいました。その会社はそれを元に積算し、受注することが出来ました。さて、工事に入ろうとしましたがCAD図面を発注者にくださいと申し立てたが、渡されたのはPDF図面でした。・ ・・・・ここまではまだありえる話でしょう。しかしこの会社は、国土交通省を初めて受注された会社で、「仕方ない、図面を作ろう!」ということになり、アリダード・平板・光波を用いてなんと平面図・横断図を作成している途中でした。担当者は、「電子納品とは大変だな!」・ ・・・・・・? ちょっと、いや大分違うぞ!役所のどこかに、CADデータはあるはずです。担当者がP21.SFCがわからないのか、それとも発注者が渡していないのか。ちなみに新しく平面図を作成しても、発注図面の代わりにはならず、“測量をするときの資料”にしかなりません。 建設CALSが端末まで行き届くにはまだ時間が必要です。
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もぐらくん

サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

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