長期真夏日、台風、大雨、竜巻と土木の仕事には大変な自然環境に有ったここ1カ月でしたね。
オイラも今年は暑い時期に現場で、ここ数週間涼しくなって事務所仕事に入っています。
現場からの電話でも 「暑い夏でも職人さんはびっくりするぐらいタフで仕事をされていました」と、この暑い夏でも仕事には“待ったなし”で仕事をされている話を聞くと、自分も頑張らないとという気持ちになりますね。
しかし、今回の大雨では土工現場は気が気ではなかったと思います。『工事現場防災』。完成形のように排水を考えながら仕事を進めていかなければならないのです。
これって、土木技術者の腕にかかって来ますが、掘削しているときの排水などの計算・沈砂池の計算ってどうするの?と質問も来ます。
特に濁れ水を河川に流さない方法と言うところが、非常に難しいところだと思います。
建設会社を辞めて、時たま自分で造成計画なども作ったりしますので、ちょこちょこ勉強をしていますとこんな基準書を使いました。
●採石技術指導基準書 (平成15年版) (経済産業省 資源エネルギー庁)
砕石場許可申請をするお手伝いをした際にこの基準書に当たったわけですが、沈砂池で土の沈降の計算ができる式が有ります。
以前お手伝いした現場では、「この基準に応じた沈砂池を作成しました」と、環境への配慮ということで創意工夫としてあげたことが有ります。
きれいな水になることは有りませんが、土木技術者として計算方法は知っておくほうが良いでしょうね。
沈砂池
梅雨だから仕方がない・・・・といえばそうなんですが、豪雨が続いています。
本日は水曜日ですが、息子1号の学校はこの3日間休校2日、半日登校1日と雨の影響を受けています。
本日は1号から3号まで全部 休み 。朝から子供たちは喜んでいますね〜。
さて、昨日も完了現場を訪問していたのですが、
「2期工事を完成させたものの、この雨で現場がたいへんになっている・・・」といわれて、工事が完了しても現場をパトロールされていました。
「宅地造成法」では工事の途中での雨対策が非常に重要です。
でも公共工事の場合沈砂池一つとっても「宅地造成法」みたいな沈砂池の緻密な計算は有りませんね。このあたりがおかしいのですけれど1期工事、2期工事に分かれる際にはそれぞれの段階での沈砂池が必要でしょう。ここは発注者の計画的な沈砂池の計画は無かったと聞いています。
オイラがこれまでに道路改良など施工した際でも、沈砂池は施工会社任せ。やはり発注者が計画的に工事を発注し、その際の雨対策計算もしておかないとおかしいとオイラは思います。
オイラも大雨時の現場の恐ろしさは・・・・身をもって体験しています。(防災工事・改良工事が多かったもので)
複数人でのパトロールと早めの防災仮設を心がけて大雨を乗り切ってください。
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もぐらくん
サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。
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