もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

照査

謎の生物

先日トンネルの調査の仕事に行っていました。

このトンネルはまだ開通してなく、次の工事を行うために照査を行っていたのですが、暗闇の中、何か路面に大きなゴミを発見。

a0910091100.jpg

なんだ〜 ?

近づくとこちらに向きだすではないですか。

a0910091101.jpg

カニ?    なんでこんな山奥に? 
体長20cmはあろうという蟹。 

もはやオイラは仕事のことよりこんなことしか考えれなくなりました。 

いやーおみごとな蟹でした。(笑)

建設IT講習会

講習会の講師のため昨日は大分県入りをしました。
朝から夕方までびっちり6時間2人で話し続けました。

えっ、オイラは何をしたのかって? 現場で便利にCADを使うための方法をメインにお話をしました。

DSCF5417.jpg   DSCF5421.jpg

大分県建設業協会日田支部青年部会さんの講習会だったんですが、みなさんとても熱心に聞いていただき、今までにないネタまでご披露をさせていただきました。(笑)

どんなCADでもできるCAD製図基準に準じた図面の描き方。
そしてどんなCADでもできる図面の照査方法を話したのですが・・・・・・皆さんはどうだったのでしょうかね?

もう一人?? そう、今話題のnikumaruさんにも北海道から来ていただき今旬の「創意工夫」のお話をしていただきました。

来ていただいた皆さん、ありがとうございました。

最低価格の決定を

最近電話越しで建設業者の方や、コンサルタント会社の方とお話をする中で、
「良い話題は無いですよね〜」 と、締めの言葉は大体決まっています。(笑)

確かに公共工事と言えば各地方の入札状況は、低入札および最低価格が占めており、会社を維持する価格にはなっていません。
昨夜の話でも
「もっと会社がつぶれると思っていたのですが、現状維持をしていますね〜」
と話をしていますと
「会社はあるけれど、中身は・・・・ボロボロですよ。6人ぐらいいた会社でも今は2人とか、会社の名前が残っていても実際に稼働できる人数はしれています」

つまり雇い入れている人の削減が多くなっているようです。

建設工事の場合資材購入のために最低価格が決められており、低入札するにも限度がありますが、設計業務などはほとんど最低価格が決められていないので ひどい時には30%まで落札率が落ちる時もあります。 

いくら業者が「この単価でできます」と言っても、実際は無理があるに決まっています。会社の身をそぎ落として公共工事の仕事をしているのです。

お金が少ない = 人件費をかけれない = 設計のチェックが出来ていない

となることは当たり前でしょう。

しかし発注者にこのような設計を出しても特殊な設計ソフト・取扱ができないので間違ったまま、建設工事に発注されるという、悪循環が進んでいます。

そのため施工会社に 「照査は必ずやるように」 と決められています。

ちょっと愚痴が多くなりましたが、結論を申しますと 『設計業務にも最低価格をつける』 が、オイラのお勧めです。

設計の意図

ここ1カ月悩みのお仕事をやっています。

設計が古く紙ベースの設計図しか無いのですが、詳細設計がほとんど無い上に設計の意図がつかめない照査がやってきています。
延長約500mの砂防設計なのですが、橋、床固め、護岸、道路、農作物への取水など、それぞれの用途で設計されているのですが・・・・ 道路は突然起伏している部分もあれば水路はほぼレベル。直角に曲がって渡る橋に、地元地権者に聞いて話を進める擁壁など、

全く設計になっていないではないか!!

と、怒鳴ってしまいそうです。(だからここに書いているのですけれど:笑)

用地境界を犯してしまう構造物などが多々点在して、結局平面図、横断図ともCADですべて作り直しとなっています。

10年以上前の土木工事とは違い、もっと設計段階で精度が高くしたものを発注してもらわないとこまりますね。
(設計した時期の問題ではなく、この設計の問題ですかね。)(笑)

構造物(BOX-C)の高さが決められておらず、現地を当たって決め、方向も図面をスケールアップして現地で地権者に見てもらう。
工事現場で直接仕事をしていれば”現地あわせ”でどうにかなるのですが、発注図面だけを見て行う照査では限界が・・・

当初の設計者が独自で設計した構造物も結構あり、解読するまでに大変です。


さて、設計変更が多くなっているこの時期ですが、”標準的”と”相手に分かり易い”を書類の作り方を心がけましょう。
現場に従事していると、ついつい手順を略した計算となりますが、誰にでもわかりやすい書類の作り方。

これも上手なコミュニケーションの一つなのでしょうね。

建ブロの日【建設業と3D】

今月の建設ブロガーの日のお題は 【建設業と3D】

昨年からやっていますがこんな高度技術のことを書くなんて初めて
ではないですかね。
建設業という枠は建築と土木が入り、それぞれ使用方法が違うと思われ
ます。

一般用3次元CADが出てもう10何年は経ち、建築などのパース(完成予想図)に
早くから使われてきましたと思います。でもそれを描く労力は非常に大きく
2Dをそれぞれの面を描いていろんな角度から見たほうが早い場合も
あったそうです。

では土木に3次元CADが必要か?といろんな人に聞くと
「図面が2Dなのになんで3DCADが必要なんだ!」
との意見がほとんどでした。
土木でもよく3D CADを使って描いている図形は「等高線」ではないでしょうか。

さて、ここからはオイラの推測や3Dの使い方をちょっと箇条書きにしてみます。
元々オイラは土木しか分からないので土木主体だけでお願いします。

●3次元CADの良いところ
 
 1)現場で仮設道路などを造るときに簡易測量データをCADに入れるだけで
   等高線を描いてくれるものもある。
   −通常10mごととかに横断図を作成して図面を描きますが、等高線から
     横断図を作ることが出来る。
 
 2)平面図と横断図が連動している。
   −詳細設計をするときには”1)”の要領でやったほうが簡単ですが、大きく
    全体を考えて”土”を動かすときには日々の管理に有効と思われます。

 3)構造物など断面の調査
   −これは実際に有った話ですが異形の橋脚で張り出し部分の鉄筋加工が
    判らないことがあり、3DCADでモデリングを作り、断面カットで複雑な鉄筋の
    図面を作ることが出来ました。
       配筋.jpg
     (これは水平にカットして作った一部鉄筋の加工図です)

●3次元CADの悪いところ

 1)良くも悪くも操作方法を覚えるのに時間が掛かる。
 
 2)3D図形を描く前に自分の頭の中を3Dにしておく必要がある。
    (決してハゲにする必要は無い(笑) 参照 ) 

 3)コストが掛かる

オイラ的な考えでは、今後は3Dに行くと思うが、時期(旬)はもう少し先ではないかと
思う。OCFでも今年から3Dに向かう予定になっていますので、どんな規定や方針。
そして3D CADベンダーさんがどんなものを開発してくるかが楽しみです。

 

工事着手は慎重に!

新年度になって2,3月に発注されている公共工事が始まり
出しました。

すぐに着手した現場・問題山積の現場といろいろあるでしょう。

以前すぐに工事着手できない理由について何種類か列記して
みましたが、もう一度おさらいをしてみましょう。

工事が遅れるのにはそれなりの事情って云うものがあるものです。

たとえば着手時期において

用地買収が完了していない。

地元調整が終わっていなくて工事着手が遅れる。

工事を発注したものの設計を変更している。

支障物件の協議及び移設が完了していない。

 (すべて発注者の責任じゃないか!)

 

また

 下請けが決まらない(業者の調整・請負金額の決定)

 現場職員体制の決定が遅れる

 

施工中においては

 変更協議が決まらない

 指示が遅れて工事が出来ない

 有ってはならないが事故による休工

 

等、工程が遅れる要素はいろいろありますが、このどれもが

人為的ミス

 

自然といえば天候による工程の遅れのあたりでしょうか。

工期はどんどん押し詰まってくるわけですから、早くスタートを
してしまえれば良いのですが、焦るばかりで現地照査で抜けている
部分が無いか、よ〜く検討しましょう。

なんで今日こんなことを書いたのかって?
照査不足でオイラにもしわ寄せが来ているのです。(悲しい!!)

製図の進化

昨夜倉庫の中で探し物をしていたときに、懐かしきものが出てきました。

でも懐かしいと呼べるものではないかもしれませんが、現場で

使用していた“コンパス・雲形定規”です。

 

「この道具は、はて、10年近く使っていないぞ」

必要とあれば探すのだが、CADを使い出し必要がなくなったのが

現状です。

 コンパス

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

続きを読む

設計照査

今日公共工事においては、工事着手する前に“照査”をしなければならなく

なっています。

この照査、聞いたことがない・何のこと?という人もいると思います。

 

ですから今頃の国土交通省の工事で着手まで早くて3ヶ月、ひどいところでは

半年という現場をよく耳にします。

 

照査とはこの公共工事における設計が間違っていないか、

受注者の目で確認する目的です、私はこの工事に入る前の照査が、

VEにもつながるものと考えています。

「照査するのに時間もかかりコストが非常にかかるではないか!」

と思われるのも無理はありません。

橋梁やトンネル等非常に多くの工種が土木工事では備えられています。

現場担当者が始めてやる工種の設計計算など通常出来ないでしょう。

あれ、何かおかしいぞ?

照査要領書では橋梁設計書などの電算している“入力要素“を確認し、

そのことを発注者に報告するれば、発注者が設計をしたコンサルタント会社

に問いあわせをする。そこで新たに設計計算を行うようになります。

決して工事請負会社がお金を出して構造計算するものではありません。

発注者もこのあたりを履き違えている人が結構います。

 

「工事をやる前に構造計算をして提出しなさい」

今まで何度聞いたことやら。

「私たちは現地との整合性や入力要素を確認しますが、新たな設計は

発注者さんのほうでお願いします」

が本当の形でしょう。

しかし、現実このようなことはありません。早急に工事をするためには

自分で計画をし、協議を行う。これが現実でしょう。

 

このときに今後3次元CADがお役に立つときがくると思います。

 

土木技術者とは2D図面を確実に把握して、頭の中で3Dに変換し、完成の形を思い浮かべて施工しています。

そのため3Dを使い現況との整合性を確認した場合は、

 1、地形とあった計画が出来る。

 2、未来の形を目視でき、的確な作業手順が確立できる。

 3、現況不整合等により手戻りが少なくなる。

 

工事現場では多かれ少なかれ失敗による“手戻り”があり、このあたりが少なくなるだけでもコストダウンになるのではないかと考えています。

 

 

とても3Dなんて無理だ!

しかし技術は進歩しており0からCADを使い書くのではなく、現況を読み取って

現地との整合をとる。

こんな測量機器も出ています。

 

3Dの活用でこんなこともありました。

円型の橋梁があり、ハンチ部分の配筋加工形状が分からず

鉄筋の加工が出来ない現場がありました。

(設計図面の加工図は間違っていました)

そのとき3Dを使い、150mmピッチで縦・横と断面カット図を

作ることにより、的確かつ迅速に鉄筋加工図面を描くことが出来ました。

これは一例ですが、これからは3Dを使った工事が多々出てくるでしょう。

 

3DCADを使った設計照査が

工事現場に広がってくるのはそう遠いことは無いと思います。

平面図の調べかた

発注者からもらった平面図の座標が間違っている場合はどのようにしていますか?

という意見がnikumaruさんのブログに書いてありました。

オイラは昔から(10年前ぐらいかな)公共工事に従事したときはまず自分で平面図を

作るところから入ります。 昔はCADデータは有りませんでしたし、かといって

道路改良工事に CAD図面なしでは恐ろしい・・・・いや現地の整合性で手戻りが

多くなると考えていたから座標系をあわせて新規に平面図を作っていました。

オイラはCADデータがもらえる公共工事では、 

1 CADデータを測量座標系に修正する。

   ー瓦硫鹽勝 ´∩蠡从舵犬琉榮

2 道路センター座標一覧よりCAD図面にプロット

  〆舵鍵賤(紙の場合)スキャナー OCR(文字認識)を使い座標一覧をデータ化にする 

  J震命泙縫廛蹈奪箸垢襦  ´た淕未寮姐臉を確認 

3 照査に入り、構造物の取り合いを考えて発注者に協議する。

 − 通常照査はチェックのみですが、発注者に問題を投げかけると 

   時間がかかるので自分で設計してそれを協議して施工に入る。 と、いう流れで行っています。

もちろん設計コンサルタントに詳細資料とかは提示してもらいますが、基本的に

自分で納得して初めて構造物を作る” 違う言い方で“自分しか信用できない” が、

オイラのスタイルです。いわゆる頑固親父かな?たまに前会社の人から

“公共工事の照査と協議書を作ってくれ” と、CAD図面・現地の写真・施工条件等を

メールで送られて作ることもあります。今の発注者は、間違った構造物を造ると、

 “造った人間は何を照査したのか!“ との一言で、工種に入らない構造物取り壊し工が

ひとつ増えます。 今朝も書きましたが発注者の管理体制がしっかりしないと

CAD図面はまだまだ信用できません。ですからCADデータは 全体の道しるべ

本当の道は自分で探さなくてはなりません。上手にCADデータは使いましょう。

もぐらのめ
スマホ・タブレットはこちらから
月別記事
皆さんのコメント
建設ブロガーの会
建設ブロガーの会
自己紹介

もぐらくん

サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

アクセス(一人1日1回)
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

もぐらへのメール
カテゴリから検索
記事検索
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ