最近工事現場でよく耳にしている言葉。
「発注者が勝手すぎる!!」 と。
これは一概に受注者の人の言葉であって、公正に判断はできないものです。しかし耳を疑うような言葉を現場代理人にしている人もいるそうです。
以前は「主任監督員と現場代理人は変更協議においては対等」と、共通仕様書に記載されていたと記憶にあります。
いつの間にかそんな言葉は耳にしなくなりましたが、現場で施工したものについてはきちんと積み上げにおいて積算されるようになったと思います。
しかし、未だに書類の作成手間などは実際に経費にも満たない積算基準があることは確かです。
「決まった積算単価があるからこれ以上は・・・・・」 と言われても、実質施工会社の労力はこんな積算単価が結構あります。ユニットプライス方式もそろそろ見直しが必要ではないでしょうかね。
ま、ちょっと愚痴っぽくなりましたが、総合評価のように発注者が受注者を評価することはありますが、反対のことはありませんよね。つまり頂点に立つ人の上は無いに等しいものでしょう。
しかし長崎建協さんは全国で初めて、 「受注者が発注者を評価する」ことを始められました。
評価項目は 「契約の履行、契約内容、監督員の対応」 を30項目に分けて評価されるそうです。
このように”おかしい”と思われることを発・受注者と一緒に見直しをかけていかないと、世の中がおかしくなるでしょう。
このような発注者の評価制度が一般化されれば、土木技術者さん対等な立場で協議できるようになるかもしれませんね。