日に日に春めいてきましたね。
仕事もそれなりになりましたので、週末は休めるようになりまして、昨日は田んぼのお手入れをしました。
農業をしていない人にはわからないかもしれませんが,自分の家の田んぼが有っても米を作ることが出来ない、「減反政策(げんたんせいさく)」というものがありまして決められた数量(面積)を米以外を作らなければならない仕組みとなっています。
そんな理由として我が家でも畑などにして使っていた田んぼを今年は違う田を畑にすることにしたためその準備をしていました。

準備と言っても土木の施工、仕様が悪いための補修作業なんですよ。
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一見普通の水路なんですが、水路が途切れている部分があります。コンクリートが温度差で伸び縮みしてもよいように「目地」という処置が取られています。
目地材が風化して大きな隙間が。田んぼに水を張ってもだだ漏りになってしまうようになっていました。

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そこには10mmの目地材が入れて有ったのですが、このように数年でダメになってしまい、10mmの隙間が出来てしまいました。
目地材の品質が悪かったのか公共工事の仕様規格が悪いのか。これはどちらもでしょうね。
まずは水が通る部分には通常のエラスタイトでは何十年も耐えうる事はできないでしょうね。
このように田んぼなどの水路ではオイラは止水板をしれて施工していましたね。

クラック(亀裂)を防ぐために施工してあるのですが、クラックが入ってしまっても機能的になにも問題がないのですよね。
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このようにジグザグにクラックが入る程度で大きな問題となりません。

というわけでオイラは家に有った材料を使って修復をしました。

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なぜか古いベルトコンベアが有りまして摩耗して薄い部分、厚い部分が出来ていまして、サンダーで切断し、くさびになるようにして隙間に差し込みました。

これと同じように、田んぼの畦(あぜ)を作るのに基礎砕石を入れて施工した人がいました。
そうコンクリート壁の下に砕石を入れて施工したので、水が漏れて水が溜まらない田んぼが出来上がってしまいました。
農業のことをよく考えない土木技術者がやった失敗談です。

農業部分を道路と同じ施工はしてほしくないですね。(現場代理人は使う人の気持ちを考えてください)