今の土木CADでは、CAD製図基準(案)の作図・入出力が出来なければ
売れない状況になっているものと思います。
その中でもCAD製図基準(案)に自動修正するものや、その補助機能が
付いているものが多くなりました。

もちろんお値段も高くなり、会社レベルで購入してもらわないと、サラリーマン
としては自分の財布から購入するのも辛いものです。
中には個人で購入して、やる気を出している人もいるでは無いでしょうか。

ここから私の疑問に感じたことを記載しましょう。
(えらそうなことを書くかもしれませんの失礼!)

CAD図面は現場ではどのように運用されるのでしょうか?
このCALS/ECでは今運用しているCAD図面を後々に保存し、再度使用
する目的です。そのためにはルールに基づいて作図しなければなりません。
そのためにはこのような簡単に製図基準に修正出来るソフトが重宝がられる
のは当たり前でしょう。

でも今後の利用のみを考えていた場合、現工事でCAD図面を上手に運用
することが出来なくなるのではと思ったのです。

電子納品するときだけCAD製図基準にするのではなく、職員の教育の元で
日ごろの協議・承諾図面に繁栄されるレイヤ分けを行わないと、現場職員は
何のメリットも出てこないのではないのでしょうか。
きちんと現場でも運用されれば図面を修正する・人に受け渡す場合、無駄な
時間がかからなくなっていくはずです。

難しくなりましたが、
納品するからレイヤ分けをするのではなく、日ごろのCAD図面を

上手に運用する為にレイヤ分けをしておかないと意味が無い!

だから私は工事中において、測量計算や協議書図面を作りやすいCADを
お勧めします。

ではどんなCADか?・・・・は人それぞれの作図方法があるので一概には
言えないですね。