もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

設計変更

出し渋り

最近現場を訪れていると、現場代理人さんの暗い顔をよく見かけます。
理由はいろいろとあるのですがここ最近の理由は、

”出し渋り” が問題となっています。

政権が代わり、この先不透明となった公共工事なんですが、なにやら「設計変更による増額はほとんどしない!」と宣言されているところが多い。
この設計変更なるもの。土木業界では必ず聞くものですが、工事が始まって現地と設計の不整合があった場合、設計図を見直して適切なもので施工する。そうとても大切なことなんです。

でも最近公共工事のお金が不透明になって、発注者としても追加・補正予算が見込めないため今の請負の中で施工するようにとお達しがあるようです。

ここまでは仕方がないことなのかな〜と感じていますが、ちょっと違う方向に向かったことも。

業 「構造物の品質に影響しますので、○○○○○○の設計変更を協議します」
発 「変更増が難しいから、業者主体の技術提案か創意工夫で施工してもらえますか?」

そう、最近業者をも悩ましている、総合評価形式で提案したことに乗っかってお金を出し渋る現状もあるとか。
建設業では「承諾事項」と、なるわけで、お金は業者が負担し、よりよい施工をする行為となります。
でも施工方法的に楽になるから業者主体で承諾事項で施工することもありますが、今回のように品質についてはきちんと設計変更をしてお金を見るべきと思います。

これから設計変更を行う時期となりますが、こんな話がたくさん出てくる可能性があると思いますよ。

設計図書の照査は必要か?

毎年この時期になれば悩んでしまう、公共工事における照査のこと。

発注図面があっても、それを作る際にはきちんと照査(チェック)をしたのちに、施工しましょうという、ということになっています。

確かに、構造物を作ってしまってから「間違っていました!」となってはいけませんからね。

設計段階では木々が密集しているところや、掘ってみなければわからない土質など、施工が始まらないと、きちんとした設計図が引けない時もあります。このような場合、「契約書第18条(条件変更)」に基づいて請負者と発注者の間で変更契約手続きが行われることとなっています。

?「設計図書と工事現場の不一致、設計図書の誤診又は脱漏、予期し得ない施工条件等が認められた場合。」
?「発注者の意図による事情変更により設計図書が変更又は訂正された場合」

について、必要に応じ工期又は請負代金額を変更する必要があります。

このために請負者には「設計図書の照査」が義務付けられています。
しかし、この照査とは請負業者がどこまでするものなのか? また受け負け状態で発注者の言われるがままになっていることが無いか?
この照査が始まりだして、よく受発注者の相違があって、トラブルがあったことも記憶にあります。

以前にこんな話がありました。
「この橋梁の設計がおかしいから、施工請負業者の方で、もう一度設計をやり直してくれ!」
など、平気で言っている発注者もあったほどです。
ちょっと、橋の設計などは、生半端な知恵では出来そうもありませんよね。(笑)

しかし、照査をして、もう一度発注者の方で設計をやり変えてもらっては、工期が押し詰まってにっちもさっちも行かなくなることが多分にあり、現場代理人さんの考えににもよりますが、「協議書」にして自社による設計変更を申し立てる方が、スムーズにいくこともあります。

オイラはどっちかっていうと、後者を選び、工事を進める方を優先したつもりでしたね。

オイラのブログへ「照査」を探してきてくださる方が日に何人かいますが、あまり参考になることは書いていませんけれどね。(笑)

はっきりと設計照査のガイドラインを作られている行政もありますので参考にリンクをつけておきます。

「設計図書の照査ガイドライン」  (平成17年3月改正版) 中部地方整備局 技術管理課 

設計の意図

ここ1カ月悩みのお仕事をやっています。

設計が古く紙ベースの設計図しか無いのですが、詳細設計がほとんど無い上に設計の意図がつかめない照査がやってきています。
延長約500mの砂防設計なのですが、橋、床固め、護岸、道路、農作物への取水など、それぞれの用途で設計されているのですが・・・・ 道路は突然起伏している部分もあれば水路はほぼレベル。直角に曲がって渡る橋に、地元地権者に聞いて話を進める擁壁など、

全く設計になっていないではないか!!

と、怒鳴ってしまいそうです。(だからここに書いているのですけれど:笑)

用地境界を犯してしまう構造物などが多々点在して、結局平面図、横断図ともCADですべて作り直しとなっています。

10年以上前の土木工事とは違い、もっと設計段階で精度が高くしたものを発注してもらわないとこまりますね。
(設計した時期の問題ではなく、この設計の問題ですかね。)(笑)

構造物(BOX-C)の高さが決められておらず、現地を当たって決め、方向も図面をスケールアップして現地で地権者に見てもらう。
工事現場で直接仕事をしていれば”現地あわせ”でどうにかなるのですが、発注図面だけを見て行う照査では限界が・・・

当初の設計者が独自で設計した構造物も結構あり、解読するまでに大変です。


さて、設計変更が多くなっているこの時期ですが、”標準的”と”相手に分かり易い”を書類の作り方を心がけましょう。
現場に従事していると、ついつい手順を略した計算となりますが、誰にでもわかりやすい書類の作り方。

これも上手なコミュニケーションの一つなのでしょうね。

お金はきっちりと!

昨日は今の公共工事でのお悩み相談?ではなく、営業に行ってまいりました。

何かと公共工事を行っている会社では、新しいことに取り組まなければならない
ことがあり、”相談ごとがある”と話があり、打ち合わせをしてきました。

今、旬?の話の総合評価による入札についてや電子納品、社員の技術力アップ
など、経営者や上層部の方々はお悩みの部分がたくさんあるようです。

上層部の方も、なんでもかんでも低入札が続いていたり、おかしな積算で発注
されている部分があるなど、お金に関する不満も多くありました。

この春には積算ソフト会社に訪問させていただき、今の積算ソフトや便利な機能を
付けていることをお話をしました。
悪い言い方をすれば”どんぶり勘定の会社”が多かったことも確かでしょう。
そんな中お金をきっちりと管理し、現場を運営することは非常に重要になったものと
思われます。

現場所長は、お金勘定をしっかりとし、設計変更できっちりと計算する必要があります。
(当り前か?)
でも最近は本社・本店の”予算の集中管理”とやらがはやっている?そうです。
でも、現場の所長はいつまでたっても育ちませんよね。

オイラの提案!

現場所長は積算ソフトを携帯して、実行予算や設計変更に対応する。

これが嫌な人は多いかも知れませんが、オイラは現場にいたころ積算ソフトがほしくて
たまりませんでした。(今はいらないけど・・・)
Excelで歩掛などを一生懸命作っていましたが、”作るより買った方が・・・”と思うように
なりました。

以前も書きましたが、歩掛がしっかりと分かっていると、
必ず設計変更で成功をします!”

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積算の重要さ

なにやら、腰を据えた仕事を最近していない感じがします。
ブログも書きたいな〜と思っても、

”ブログを書かずに何かしなければならないのでは?” 

と、考えながら人のブログばかり読みに行っています(笑)


昨日は積算ソフト会社に訪問させていただき、今の積算ソフトの中味について
お話をしていただきました。
ことの始まりは今年のCALS/EC MESSEに出店されていたときに、お会いして
いたのですが、年度末でオイラが忙しくなかなかお話をする機会がもてなかっ
たのです。

株式会社 システムイン国際   本社:広島県三原市

積算単価の低下や、ユニットプライス。そして低入札といった具合に、今の
建設業においては非常に厳しい予算で工事を行っているものと思われます。

新しいソフトを作られているものの中を説明してくださっている中で、オイラが
一番に目をつけたのが、

積算単価の説明書付き

これは積算単価部分を選択すると、土木工事積算基準書の説明文や数式が
表示されるものです。
(オイラはこんな専門の積算ソフトを使ったことがありませんのびっくり)

工事を受注するときにはあまり必要がないけれど、現場の所長さんが数量計算
書の作成や、変更入札するときにはこの説明文があると、とても楽になると思われ
ます。

たとえばコンクリート圧送管についてお話をしましょう。

通常はコンクリートポンプ車で生コンを打設する際には、生コンの数量のみを数量
計算書を作って、設計変更を行います。
もちろん会社の積算室や発注者の積算室によってもそうでしょう。
でもここの現場はポンプ車設置箇所から型枠のあるところまで150mあり、圧送管の
設置が必要でした。
実は積算単価にはポンプ車から作業半径30mまでしか計上されていないのです。
そこで現場の所長さんは残りの120mの設置・撤去・配管損料の変更協議を上げたのです。

もちろん設計変更の対象とされ、数回行ったコンクリート打設において数十万円はアップ
しました。

このように、現場の所長でないと積算できないことが多々あり、積算単価の意味を知る
ことはとても大切なことと成ります。

そこでオイラの提案。
現場の所長も積算ソフトを持ち、行った仕事のお金はきっちりと貰ってくる。
すると高いと思われる積算ソフトでも利益を上げてくる道具になるのではと。

現場所長の腕の み・せ・ど・こ・ろ!

お仕事は集中して行うべし

今年も年度末(3月)が近づきつつあります。
どこもかしこも今は急ピッチで公共工事が進められているのではないでしょうか。

オイラも例外ではなく仕事をしようと思いつつ、こうやってブログを
書いているから時間があっという間に過ぎてしまいます(笑)

昨夜から昨日測量をしたデータを図面にしていますが、自分でもイライラする
ぐらいしか能率が上がっていません。
現地と設計図の整合性を取りつつ、設計変更図を作る。

難しいもんだ!

もっと簡単な方法があるのでは・・・・と考えていたら手が止まってしまい
結果時間が掛かってしまうのです。
(オイラは横着者でして、仕事をしない方法をいつも考えています)(笑)

でも目の前の図面を描かなければ・・・・・・・・悩んでいたらだめだ!

でもこのことをブログにしておこう(笑)

レイヤ分けの大切さ

しばらく、忙しくて更新をしていませんでいた。
何かとどのお仕事でも年末と年度末は忙しくなってくるものでしょう。

なんで年末って忙しくなるのでしょうかね?
やっぱり日本人だからですかね(答えになっていない・・・・)

でも1年間って区切の日となるので、お仕事でもそれを区切りに出来るところまで
仕事をやっておきたいものでしょう。

公共工事でも12月末の工事が結構あるのではないでしょうか?
また数量計算書(設計変更)の作成等もピークとなっています。

ではちょっと設計図面の使い方(設計変更)のコツをひとつ。

”旗揚げ”の修正

工事種目が書いてある旗揚げは修正するにも時間と誤記が問題となります。

元図面1.jpg

(拡大)
元図面2.jpg

通常旗揚げは黒文字となっています。

でも工種・種目別に色分けしたら

変更図面1.jpg
(拡大)
変更図面2.jpg

おっと、非常にカラフルとなってしまいましたが、どこにどの工種があるか
判りやすくなります。

時間が掛かるのは仕方が無いとして、”誤記”を少なくするほうが賢明でしょう。

設計変更前でこのようなことをするだけはもったいないと思われませんか?
発注図を貰った際、施工する前にこのようにレイヤ分け をして、工事に
掛かれば、施工の失敗も少なくなると思います。

またレイヤに分けておけば、各工事の協力会社さんに渡すときに不必要な旗揚げを消して
渡してあげることも出来ます。

レイヤ分け = 判りやすい図面になる+ミスの少ない図面になる

簡単に書きましたが、少しはレイヤ分けの大切さがわかっていただけましたかね?
今のCAD製図基準(案)ではせっかく分けておいたのに提出するときはまた1つに
しなければならないのですが、次のCAD製図基準(案)ではこのレイヤ分けをしたまま
提出できるようになります。
つまり設計業務できちんと分けられたデータを施工会社が貰った際、わかりやすい
図面が来る可能性が高くなったと思いますよ。

設計変更の季節

数量計算書の季節となってきました(笑)

土木工事では施工を行っているうちに、現況と合わないところが
出てくるため、どうしても設計変更が発生します。

設計変更 = 積算数量が変わる = 請負金額の増減

積算数量 = 数量計算書+設計図面の作成 が発生します。

以前(十数年前)までは発注者サイドでこのとりまとめを行われていましたが、
最近はほとんど業者の方で作らなければならなくなりました。

あきらめモードですが、現場の中味が良く分からない発注者に数量を
ゼロから取りまとめることは出来ないと思います。

どうしても受注者によって資料を作らなければならないでしょう。

工期にもよりますが、今年一杯の工事ではそろそろ変更数量計算書を
作成する為に一段と業務が増えてくる季節となっています。

数量計算書を作る際には 「土木工事数量算出要領」 が必要をなります。

特に年々工種・算出方法が変更になる為最新版を持って設計変更を行わないと

手直しが発生します。

国土交通省 国土技術政策総合研究所から最新版の土木工事数量

算出要領(案)をダウンロードできます。

国土技術政策総合研究所 

今後便利になる情報を出して行きたいと思います。

設計変更の乗り切る

土木工事をしている人の一大イベント、「設計変更」が盛んになる時期です。

 

設計変更とは、工事中に現地との不整合の為、指示・協議により、構造物

等の大きさ・形状を変更したものを、設計図面に作り直し、お金が計算

できるように数量計算書作り直す工程です。

 

はっきり言って、非常に大変な作業となります。

 

ん!誰が大変になるかって?

もちろん設計を変更するわけですから発注者になります。

 

ん!でも受注者がこの作業をやっているぞ!これはどうして?

 

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土木製図の疑問

建設CALS/ECが全国の建設会社に浸透?して行っていますが、

CAD製図基準(案)に書かれている基準を、大枠で書くと

 

図面の大きさ

ファイル名

レイヤー

線種

線色

文字サイズ

等について決められているものです。これが推進していく中で、今は

国土交通省で運用していますが、近年からは県・市などでもこれを基準に

運用しだしたところが増えました。

 

「うん、これで日本の土木図面は統一ができ、国・県・市の工事をしても

図面は同じだから安心だ!」

 

と思われる方がいますかね?

 

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横着=合理化?

昨日に続き現場で横着(おうちゃく)をすることです。

 

オイラの場合 横着 = 簡潔化又は合理化 と考えています。

(いやな言葉が出てきたとお考えの方もいるかも)

これは現場だけの話として、お読みください。

 

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もぐらのめ
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自己紹介

もぐらくん

サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

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