土木工事には丁張りはつきもの。いかに早く丁張りを設置できるか。現地と設計の相違が有るかを
確認する大事な業務です。
丁張りとは構造物なのを作る際に、重機などで掘削する位置や角度を示すものや、構造物の位置・高さ
を表示する際に作るものです。
通常木杭を地面に打ち付けて木製板で高さ、位置などを表記します。
しかし杭を打つところが土とは限らないのです。岩盤掘削をしているところに、丁張りを設置するには・・・
いろんな方法が有ります。
その1 ブレーカーなどのノミを地面に打ち付けて、穴をあけて杭を打ち込む。(軟岩程度)
image

その2 鉄ピンを岩盤亀裂に打ちこみ杭を取り付ける。(亀裂のおい岩盤)
2012-08-29 16.43.48

その3 土のうを2〜3段重ねにしてそこへ木杭を打ち付ける(岩盤・コンクリート部分)
        image
その4 電動ドリル・削岩機等と使って穴をあけて(軟岩・硬岩)
その5 単管などで土台を組み、丁張りを設置する

法面工事などで使う鉄ピン(L=400ぐらい)を岩盤亀裂にハンマーでたたきこむ。
その際亀裂を探がし、軽めに叩いておき、ピンが入るようになって強くたたく。
木杭を添えて鉄筋結束線で縛る。
こんなので大丈夫?と思われますが意外とがっちり止まります。

作業が早い順に並べていますが、オイラも現場に応じていますが”その2”が比較的
多い設置方法ですね。

なんでこの時期にこんな記事を・・・と思われますが、先日炎天下の中一人で50本弱丁張りを
設置していまして、ヘロヘロ君になってしまった報告でございました。(笑)