蒸し暑い日が続きまして、外での作業はできるだけ避けたい気持ちのもぐらです。でも先週の豪雨で災害復旧されている人はそんなことが言える状態ではないので申し訳ないですね。


地域行事は何もかも中止されていますが、未来へ向けたことは少しづつでもしておかないと、”後の祭り”に”なるかもしれませんので、先日はこの地域の財産ともいえる山野草の自生地の整備をしていました。


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ユキワリイチゲというこんな花が咲く場所です。

以前は見に来た人から近いところに咲いていたのですが、だんだんと土壌がやせたりしまして、山の上の方に行かないと見れなくなっていいました。


そこで、法枠内でも沢山咲いていましたが近年は数本しか咲かないので、元のように戻す作業を行いました。


image  (2012年の写真)


で、土木工事ののり面工事ということで、オイラが駆り出されたわけです。


まずは厚層基材の腐葉土を手に入れるところから。

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知り合いの のり面屋さんの仕入れているところから、基盤材を購入。


もともとこの地に自生していたのですが、ダム周辺工事にて道路ができたため、工事が終わって25年が過ぎていますので基盤材はなくなっていました。


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下地処理から。

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金網の設置

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基盤材の混合。なんといっても肥料と粘着剤、水の練り混ぜが一番大変でしたね。

平均年齢70歳を超えた人での作業なので・・・・。

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人力吹付け・・・ということで、バケツリレーで法枠内に運び、基材を手で投げつけてコテで整形。
野球が苦手のオイラがやっていると、年配の人から「へたくそ!ノーコン!」などとヤジが飛ぶ羽目も。(苦笑)


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片付けなども入れると、丸1日かかってしまいました。

みんなには「業者にやってもらうと〇〇万円かかると思えば、やりがいがあるでしょう」
と言って励ましていましたね。(笑) 材料費といえば2万円強でしたね。

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ユキワリイチゲは移植ができないといわれていまして、法枠内に残っている根が広がるのを待つしかなくて、5,6年後にまた法枠内にいっぱいに咲くのを待つばかりですね。

絶滅危惧の地域ですが 『100年後も生き残る町づくり』 を掲げて頑張らないといけませんね。