先日、一人の人間として非常に屈辱な出来事があった。

ことの発端はテーブルの上に置いてあった一本のバナナ。
色・つや、そして黄色の皮に黒い部分が丁度良いぐらいに入っていて「これはうまそう!」と思えるバナナ。これは今食べなければ悔やんでしまいそうなほどであった。

昼食からしばらく経っていたため小腹も少々減っていたため、ためらうことなくテーブルの上のバナナに手を伸ばし房の付け根から 1 、 2 、 3 と、三回に皮をむいだ。

それをじ〜と見ていた息子3号。 
もぐら 「なんかおかしいか?」 と聞くと。

3号 「とうちゃんはサルだ!!」

子供にサル呼ばわりされるなど屈辱の他にはない。それもマジ顔で言われた日にはショックである。
もぐら 「えっ? サ、サル? なんで?」
3号 「人間なら4回以上で皮をむくけど、3回ならサルだよ」 と。

子供に”試される”ようになったかと思うと複雑な気持ちだ。

今後知性あふれるバナナの皮むきをすると誓った日でもあった。