最近3DのCADを使うことが増えてきて、何かと重いデータを扱うことになり、先日お客さんにメンテを頼まれたワークステーションPCに触発されて、新しいパソコンを作ってみました。


これまでのパソコンは5年前に作成して、少しずつ部品を交換していましたが、ここ3年は全く変えていなかったのですが、

「CADやExcel、イラストレーターぐらいなら、これで十分!」

と高をくくっていましたが、重いCADデータでは線をクリックして5,6分パソコンが動かない状態になり根本的に改善をしなければならないと思い立ってみました。


本来はお値段の高い”ワークステーション”ならぬものを買えばよいのですが、天邪鬼なオイラは独自の部品調達で。いろんなところで部品を調べていましたが、特殊な部品を含むので在庫がないところが多く”自由な組み立て販売”をしているところがあり、そこで主要部分を注文。それから高速化する部品に交換しました。


パソコンも日進月歩。5年前のトップグループの機械も今では”下”のほうでしょう。

特に近年土木業界を襲っている”3D化”。何を選んでパソコンを買えばよいかなかなかわからないところでしょう。

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これまでに使っていたPCからHDDなど部品どり。新しいPCに付け替えです。
今回は映像(グラフィック)関係を強化する部品と、CPU。そしてWindows を入れておくSSDをM2と呼ばれるものに変更しました。

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AutoCADの推奨グラフィックボード。・・・・・高い・・・。
通常の店舗では売っていないのでネット注文ですが、どれだけ通常売っているグラフィックボードと違うか騙された気持ちで今回は買ってみました。

そして右側のSSD。通常はSATA接続なのですが、このマザーボードには直接SSD M2タイプが取り付けれるのでその高速タイプを。理論上SATAのSSDの4倍のスピードが出るそうで。


ベンチマーク

実際計測してみましたら2158。通常のSSDが500なのでやはり4倍のスピードが出ていますね。ちなみに通常のHDDは150ぐらいですね。


それではAutoCAD Civil3Dを使った結果です。

今回AutoCADを2015から2016に変更したので全く同じ条件にはならないのですが参考に。


下記のような地形測量と一部3Dスキャンしたデータをサーフェスを作って使用。水路や境界ブロックなど地下埋設物もモデリングで作成しています。
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これまでは横断図にこの水路などのモデリングを描画(作業1)する際に多くの時間が。そして他CADソフトに移動させるために3Dブロックを分解する必要があるため”図形を選択”(作業2)して”分解”(作業3)の時間を計測しました。

 

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実際色付けなどのレンダリングをしていないのでグラフィックボードの能力はわからないのですが、旧数千円のグラフィックボードが割と良い数字が出ました。(笑)

一番問題の”図形選択”でしたが、AutoCAD2016が良いのかCPUが良いのかSSDが良いのかわからないのですが、格段に速くなりました。

それと今回からWindows10 64bitに変更しています。

これは限られたテストですので、あまり参考にはならないかもしれませんけど。


Windows10。半年前から別PCで試し使用をしていましたが役所関係の一部のソフトで不具合が出ていますので、Windows8と平行使用になるでしょう。