もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

勉強会in松江

梅雨明けで水不足のところもあるかもしれませんが、今日は台風の影響かもしれませんが、雨になる予定です。

しかし先週末は、熱い島根県松江市で開催された「建設工事現場技術発表会」に参加してきました。


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北海道から九州の会社さんが参加して行われた個人的な勉強会ですが、みんな賛同して参加されています。年に1回程度で行われている主催者さんは この方 です。


今回初っ端に基調講演として話をしてくれた、地場の建設会社さん。今後どのように建設業に携わる人口が減ってきて、どんな障害がおこるかをグラフにしてくれてわかりやすく説明してくださいました。

右下下がりに下がる建設人口を今行っているICT・CIMなどで効率化をして少ない人口でも今までと変わらない公共工事を行えるだろう。というお話でした。


「現在はウチの会社では仕事があるから従来通りでいいよ」

では、いずれかはその会社さん事態も社員が減ってきて、仕事ができなくなる時が来ると思います。


こう断言できるのも、オイラの会社で実証しているわけで、今の3次元技術無しでは5分の1ぐらいしか仕事ができないでしょうね。

その前に3次元技術を取り扱っていないと、オイラの会社は無いですね。(笑)


今回も若手の方々の現場の工夫などの発表を効かせてもらいましたが、各会社さんは以前より上手にまとめられてよくなったと思います。自分の失敗談など人には聞かれたくないことも、「みんなに同じことを繰り返してほしくない」という建設業をよくしていきたいという発表もありました。


今回は、前夜から参加して、お楽しみの・・・懇親会を2回行ってきました。(笑)

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いろんな会社さん同士で、飲みにケーション交流で、隣の人と話をするのも大変なぐらい盛り上がっていました。


来年は山形県開催だそうです。

退 職

今宵はオイラのつぶやき。


オイラもそれなりの歳になり、周りの人が誕生日を迎えるにあたり、会社を退職してくる人が多くなりました。


45年超えサラリーマン(会社から給料をもらっていた人)は、ある意味 


『大海原に一人で投げ出された状態』


になる人もいるのではないでしょうかね。65歳で年金以外の収入がなくなるとこのご時世生活ができなくなるでしょう。


なのでオイラがつぶやきブログを書いていても足しになることはないのですけど、

「終活」を始めるのは若い人くても早いということは無いのですよね。


『人生計画』


息子たちに ”ここぞ” というときに話すと決めていましたが、最近息子3号にこの話をする機会がありました。


子供たちはそれぞれの希望の職業に付けて・・・いるかと思っていますが、伴侶を見つけて子供ができると・・・子供の人生を考えていきながら仕事+生活をしていかないといけないのですよね。もちろん伴侶も。


単に ”今の仕事を続けて行って子供たちの人生を明るくしてやれるのか?”

を考えていかないときは来ると思います。

回りくどいことを書きましたが、要は・・・

退職者じいさんは、子供・孫の足かせにならないように、老後でもお金を入れるスキル・仕組みを若いころから考えておきましょう。


”会社を辞めても老後は一人でも生きていける!”


ような気力で自分が頑張った職業を終わらしたいところです。


まずは・・・健康第一。

いくら自分のスキルを上げていても倒れてはダメ。(自分に言っているのですけど・・・)


オイラは今は老後のために ”城” を固めるところから。(いろんな意味で)


人生の戦略を考えていくのも大切だと思います。その途中での”退職”にしたいところです。

オープンデータの活用

夏は続くよ〜!どこまでも〜!  と恐ろしい夏本番となりました。

早くもため池から引いている圃場の水は、近隣と争奪戦となりだしました。7月中からお盆までは、稲穂が出てきて田んぼの水を切らしてはならないのに、今のままで行きますと・・・「実らない稲」で凶作となる圃場も出てくるでしょう。

梅雨明けが早くて良い・・・という人もありますが、適時夕立でもあって水の補填が無いと、農作物は!OUTです。


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今週末は、水をどうにか入れることができて、ほっとしている状態です。


さて、暑い暑いと言っていても仕方が無いので、


”現場仕事は素早く。内業でじっくりと仕上げる”


形にしております。これも『働き方改革』の一つですかね。(笑)


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「空き地に新しい建物を作りたい!」 と相談があったのですが、法務局の用地境界や計画高などを決めるのに、GNSSで基準点作成。UAVでオルソ写真(ゆがみのない写真)と点群を作成して現場作業は完了。


約2年前から法務局の公図は無料でダウンロードできるようになっていますので、GNSSで正確に作成したオルソ写真と、”G空間情報センター”から、測地系になっている公図をダウンロードして専門のアプリでDXFファイルなどにすると、広域の公図を一気にCADに取り込むことができます。ちなみにオイラは Ho_CAD Pao (有料版)を使って法務局の公図をCAD化しています。


オルソ写真と公図を合わせた写真ですが、近年の土木現場では、普通にこの技術が使えるようになっています。あとはいろんなアイテムを使って目的のデータを作れるかにかかっていますね。


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あと便利なのが、『広島県のDobox』。県内全体の点群データなどが無料でダウンロードできたり、災害の情報などを取得することができます。


オイラがレーザードローンを飛行させて取得した点群とダウンロードして比較しましたが・・・・等高線を作成する程度なら問題なく使えそうです。以前国土地理院の”5mメッシュ”よりかは断然良いので、点群から等高線を作るソフトを持っている人は、こちらから行う方が賢明でしょう。でもダウンロードデータがどの程度ノイズ処理ができているかは、地域によって変わるかもしれないので、工事などの正式なデータとして使うのはどうかなと思います。


いろんなデータをオープンにしている自治体は・・・ 


 北海道 山形県 宮城県 栃木県 東京都 神奈川県 埼玉県 山梨県 静岡県 石川県 富山県 長野県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 広島県 山口県 高知県 愛媛県 長崎県

(2025年6月現在)


23都道府県。 増えましたよね。


必要な方は調べて見られるとよいでしょう。あとはそのデータをどのように活用できるかは、個人の力量です。 頑張りましょう。

島のお仕事

「今年の日本はどうなるのか!!」と叫びたい。

梅雨入りは、「まあこんなもんだろう」と思っていたら、「6月27日に梅雨が明けた模様・・・」と。  早すぎるだろう!

ここは沖縄じゃないのだから、6月の梅雨明けは有り得ないと思っていました。

梅雨は明けても、夕立などで雨が降って”水不足”にならなければよいと願うばかりです。


と、嘆いていても仕方が無いので、暑く長い夏を健康で過ごす方法を考えていくことにしましょう。


夏空が広がっているときに海を渡って行うお仕事に行ってきました。


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広島県も島が多い地域であって、仕事で船で渡ることもあります。

割と船利用者も多い島なのですが、たまたまオイラの車のみで運航してもらいました。(笑)


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ちなみに島には生コン工場は無いから、この船で生コンを運んだり、砕石などを運ぶことになります。残土などは専門的な船で運ぶことになりますけど、土木工事も時間とコストがかかってしまうことになりますね。日本三景の宮島も島なので、ごみなども全部船で搬出して、本土で処分になっていますので、細かいことを言うと、本土で買ったペットボトルを島で捨てて帰ると島には負担になるわけなんですよね。


ちなみにこの船にバックホウが乗っているのを見ると驚いてしまいますよね。「船が沈まないのか?」と思ってしまいますね。(笑)


ちょっと違った環境での公共工事でした。

CSPI-EXPO 2025

先週は第7回『国際 建設・測量展CSPI-EXPO 2025』に初めて行ってみました。

以前から知り合いに・・・「今年こそ・・」と言い始めて3年。やっと実現しました。


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幕張メッセ会場を使用して行われていますので、広いこと。


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横110m×縦180m が2ホール + 野外展示だったかと。

大きな重機がすっぽりと入って展示されていますからね。

20年前には「CALES MESSE」という展示会があって、主にソフトウエアや小物関係のイベントがありましたら、近年このような展示会には行っていませんでした。


でも大きな重機などは見て通るのみで、ソフトウエアや小物を中心に見てきました。あと知り合いが展示しているブースで・・・油を売っていましたかな。(笑)

ありがたいことに、ここのブログを見てくださっている方と出会えたり、久しぶりに出会う人など、”人とつながるために”という理由も訪問の理由でもありました。


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訪問するといきなり”看板と同じポーズをとって!” と言われ写真を撮られたりとか。(笑)


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どこにでも行ける重機もありました。本物を見るは初めて。クモ形バックホウですからね。


とりあえず新しい測量機械や、高い3Dスキャナーのレンタルの値段相談など、オイラの田舎でも新しい仕事ができる知識を少し入れてきました。


会場を歩いていると、知り合いに声をかけたり、声をかけられたりと、ゆっくりと一人で散策してきました。

今回は10店ぐらいのところで気になった資料や名刺交換をさせてもらいました。


ちなみにオイラはじっくりと見て通る人で、全部をじっくりと歩くには4,5時間必要かなと思います。数年ごとには、行きたいものです。


さて、先週は何かと出て事務所にいなかったのですが、今週はネジを巻いて仕事をすることにします。

雨の測量

梅雨に入って先週は初めての洗礼を受けてきました。

「雨? 大雨じゃないので測量はできるでしょ。」

と現場の方に言われまして、先週末は雨の夜勤で測量をやってきました。


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測量はできなくはないのですけど・・・・壊れるリスクが大きいのですよね。

数年前には雨の中に使用して、300万円のTS自動追尾が基盤ごと壊れて再起不能になり廃棄となりました。(人に貸していた機体ですけど)


もちろん使用後のメンテナンスも関係しますが、個体差や修理履歴などでも防水効果は変わってきますのでメーカーの”防水数値”は参考程度で。


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今回は100円ショップのプラダンボールと粘着式マジックテープで簡易の屋根を作って作業をしました。


そこで問題はこの自動追尾を取り扱う 「手にもつ端末」 


1)以前オイラが使っていたのは、 『感圧式』

  − 昔のゲーム機、ATM機、自動券売機  などに使用

  特徴:液晶の画面の表面を圧力をかけて操作する


 これは防水さえ効いていれば、雨など関係なく使用できます。


2)近年の測量機には、 『静電容量方式』

  − スマートフォン タブレット

  特徴:水滴などの付着物で誤作動


昨年までは1)の機体でしたが、今年からは2)の機種なので、乾いたタオルと体で雨を防ぎながらの作業ですね。(昔の感圧式が良かったです)


見ての通り線路内の測量なのですが、24時間貨物列車が通過して、作業時間がとても短く、オイラの測設測量(杭を打ってポイント出し)ですが・・・・氷点下でもヘルメットから汗が滴るようになります。

なので、雨が降っていてもカッパを着ていても汗でずぶぬれになりますので、作業着のままで行います。(車で帰る前に全部お着換え。わいせつ物陳列罪にならないようにして:笑)


時間との勝負で雨も影響している本当に雨の中測量はやりたくないです。誤作動も起こって何度かやり直しのこともあります。今のメーカーは雨の中の仕事のことを考えてくれていないです。(基本やっちゃダメなのかも)


ま、工事現場でも「待った無し」なのでTSなどで測量機を雨の中使用することがありますが、壊さない方法を。


絶対やっていけないのが、 「濡れた測量機をケースに入れたままにする」ダメ


事務所に戻った際に気温が上がると水が蒸気になり、水滴でなく気体で測量機に入り込んでしまいます。そして電気系がダメになり・・・ご臨終。

メーカーの『防水』は液体ですからね。箱の中で蒸気になって圧力がかかる気体はダメですからね。


オイラのメンテナンス方法は・・・

 1)タオルで表面をふき取り

 2)測量後に車の移動時に、測量機の箱のふたを開けて固定。車内のエアコンを最強する。

 3)到着してもしばらくしっかり湿度が下がった車の中に入れて、測量機を乾燥

 4)事務所のもって入り、エアコンを効かせて乾燥(湿度60%以下で半日)


梅雨ですよね〜。 より一層機器のメンテナンスに注意を。

ドローンの飛行許可申請が変わっていた

中国地方も梅雨に入りましたね。米つくりをしていても、ため池の水がちょっと寂しくなっていたので、時たままとまった雨も良いのですけど、あまりにも雨が長かったら・・・困ります。


そう昨日は非常に困ったことがわかりまして、ちょっと怒ってしまいました。


ドローンの飛行許可申請が変わっているに気付かず、いつまで経ってもHP(DIPS2.0)に、更新案内が出てこないと待っていましたが、もう飛行申請期間が切れるのに、これまで行っていた更新手続きができなくなっていました。


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「ドローン情報基盤システム(旧システム)」における飛行許可・承認申請の参照サービス終了のお知らせ

「ドローン情報基盤システム(旧システム)」によって飛行許可・承認を受けた申請書の参照サービスについて、令和7年3月24日(月)をもちまして、サービスを終了させて頂くこととなりました。



【3/24以降ご登録のお願い】DIPS2.0で飛行許可・承認申請を行う全てのユーザー様へのお願い(操縦者の基本基準・追加基準の適合性入力について)

審査要領の改正に伴う取り組みの一環として、ドローン情報基盤システム(以下、DIPS2.0)においても利便性を向上させるべく、DIPS2.0による操縦者情報の登録について、「操縦者の基本基準・追加基準への適合性」の登録を、申請の都度登録頂いていた方法から、「操縦者情報の更新」からの一括登録に変更します。
そのため、3月24日のDIPS2.0改修後、全てのユーザー様において、「操縦者情報の登録・変更画面」から操縦者情報の更新が必要です。


という案内が,

DIPS2.0のHPにログインしたら見れます。 これを読んだだけではわからないと思います。


要約しますと・・・

今年3月24日までに飛行許可(DID地区や農薬散布のための許可)を取得している人は、飛行申請を更新させるには、全部新規登録からしてください。

(今飛行許可を持っている人は、その許可期間は大丈夫です)

となります。

 

なので3月24日以前に許可登録した内容は、転用できなくなっています。以前は”複写”ができていましたが、更新する際は新規登録なので1から打ち込みです。そのうえ機体登録操縦者登録には、新しい項目が増えている場合がありますので、 「編集」ボタンを押して内容確認・入力をしてから、飛行許可申請となります。


ということで、オイラは1機体が飛行許可が切れてしまいました。問題は農業ドローン。待った無しなのに、申請の効率化と言いながら、10日(開庁日)かかるので、これまた飛行できなくなりました。


しかし、登録HPが「DIPS2.0」といいながら、以前のデータが一部使えなくなっているのなら「DIPS2.5」とかにしてくれれば、少しは周知できたと思うのだけど、「通達」のみでは、わからないです。

ましてや、赤文字で書いているような文章は一切ないのですから。これもやっとのことで電話が通じて初めて分かりました。

さて、農業ドローンの申請は複雑なのですよね。昨年は「複写」で文章や写真などを再利用できましたが、そんなに入力するところが出てこなくなっていたので心配です。(初回は文章チェックまでされていましたので、何度も申請して2か月かかりましたので)


愚痴のブログです。(怒)

〈追伸〉
4機新規登録で、飛行許可を申請していましたが、農業機は一度”修正指示”が来ましたが、そのほか3機は一発で申請が通りました。
許可も4日(開庁日)で出てきました。

ちなみに2か月後に切れる飛行許可も、今回早々と申請しましたが、問題なく更新(新規登録)できました。

夏が近づく田舎の生活

♪ 夏も近づく〜八十八夜  は、過ぎてしまい、夏が近づいてきている証拠に、草が・・・伸びてきだしました。

この週末は地域ごとに、”一斉清掃”並びに”草刈り”を行いました。我が家の草刈りだけでも大変なのに、周辺の草刈りも地域の人で行っています。


川の土手 延長300m

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2.5mぐらい草が伸びた河川+土手150m


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いや、ちょっと道路わきの草を刈る・・・というレベルじゃないのですよね。

今年はまだ参加者が多かった(でも10人弱ですよ)ので、早く終わりましたが、草刈り人数が少ないときは半日かかりますからね。燃料も数回満タンにしますので。


都会(舗装に囲まれているところ)で住んでいる人と田園の中にポツンと一軒家があるところで仕事をしましたが、


「わっ、家の周りが自然でいっぱい!! こんなところに住んでみたいな〜」


と、喜んでいる姿をオイラは見て一言。


「ということは、あなたは自分の周りに草刈りを一人で行う必要があるのですよ」

というと。


「・・・・・・・・」   その人は何も言わなくなってしまいました。(笑)


話は変わり、自宅の米栽培について。圃場の周辺の草刈りも1年間に4回ぐらい行うことになります。で、今回2回目の草刈りをしていると、なぜか稲(苗)が短いところがありました。


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どう見ても葉先が”スパンと”切り取られています。


そう、こやつが田んぼに入って、柔らかい葉先だけを食べて行っているのです。


鹿の無料イラスト | フリーイラスト素材集 ジャパクリップ

こやつに葉先を食われると、稲が実っても、しっかりとしたお米にならないといわれていまして、収量4,50kg分ぐらいの面積が食われていました。


本来は3mぐらいのネットを取り付けないといけないのですけど、設置に数日。材料費が10万円ぐらいかかるので諦めました。

そして簡易的なもので様子を見ることにしました。


電柵と金網は設置しているのですけど、ヒョイと飛び越してしまっているので、2mぐらいのところに蛍光ピンクのナイロンを取り付けました。

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イノシシ・鹿・ヌートリアなどから米を守る。  農家のコメ原価は、機械化によって落ちてきている感じに見えますが、兼業農家は基本 ”労力は無料” でしか計算していないので、実際に資材・外注費のお金は増えています。


平成の米騒動では、オイラの家の小屋から米が盗まれたり、数年前には業者に籾摺りに出して失敗して、1000kgがダメになったこともあります。

お米が茶碗に入るまで気が抜けないのですよね。

構造物のUAV撮影

毎日が ”これをやらなければならない” という生活に追われていますモグラです。


生き物はダメですね。こっちの言い訳など通用しないので早めの対応に追われるばかりになってしまいます。(米つくりや草刈りに)

でも、充実している日々を送っているのは感謝ですね。体調が良ければの話ですけど。(苦笑)


と言いながら、先週は、息子3号がいる大阪へ行ってきました。 ”何をしに?” と言われれば、一つは息子3号が忙しくスタッドレスタイヤのままになっているので、夏用タイヤの交換のためにハイエースにジャッキと夏用タイヤを積んでいってきました。


「過保護だ!!」と言われてしまいそうなのですけど、メインは息子3号の人生の重要な話し合いに行ってきたわけで、タイヤ交換はおまけです。


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大阪 = 万博 という計算式が思い浮かぶかもしれませんが、今回は時間の関係で、会場を車から見ながら通り過ぎました。

オイラは”万博”というものは何かと興味深々で、過去にも行った思い出はとても大きいものなのですよね。


万博に行く予定は9月。頑張ってこの計画に向けていくことにしましょう。今回は万博が始まった大阪を見てきました。(笑)


と、プライベートの話が長くなりましたが、今週もいろいろと新しいことにチャレンジしてきました。


橋脚の出来形の点群を作成してきました。


機材はこの3つ。 おそらくどの機種でも、同じようなデータが作れると思いますが、

”計測の次の日は埋め戻し開始!” 

ということで、”待った無し”なので3機種で計測してきました。


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計測したのは、この橋脚。高さ30m弱なのですが仮設足場が無くなって、全体形状を計測するには近年の3D技術無しでは出来ないですね。


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今回は、

1)地上型レーザースキャナーで黙々と計測

2)センサーサイズが小さいUAVで、橋脚接近で旋回撮影

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3)フルサイズカメラUAVでエレベータ式で撮影

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現場は山が迫っていいまして大型UAVでは、旋回する距離が取れなくて、小型UAVを使ってみました。


これは 3)の形式で撮影し点群処理したデータ

レーザースキャナーでは、型枠の目地が付くような完成点眼は作れませんので、UAVでの完成出来形点群はいいかもしれませんね。


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点群処理ソフト ”Metashape(メタシェープ)”で作成しましたが、上空から下向きにオルソ写真などを作る際は”Auto”設定でもぼちぼち行くのですが、このようなカメラの向きがあちこち向いている写真をモデリングするには、『カメラのキャリブレーション』数値をきちんと取り込んで点群処理をしないと、座標系はもちろんのこと尺度も違う点群モデルができてしまいます。


国交省の規定では、壁面にマーカーのシールを張るようになっているイラストがありますが・・・・ 足場が無くなるので、そんなマニュアルは作っちゃだめですよ。


ということで、オイラは型枠の目地をマーカーに見立てて、補正しています。

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ノンプリズムTSで計測していますので、念のためたくさん計測しています。


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しかし、使用するカメラキャリブレーションの数値によって大きく変わってしまいますので、きっちりと数値を作る必要があります。


またマニアックな世界に突入する予感です。(苦笑)

田んぼの管理

”お米騒動”は、まだまだ収まりそうにない感じがしますが、今年も ”稲を育てる” 季節となりました。


昨年からオイラが中心で稲作を始めましたが・・・昨年は惨敗。コメの収穫量が極端に少なくてびっくりしました。それから原因をいろいろと調べていると、我が家で作っている米の品種は、コシヒカリなどとは作り方が違うということがわかり、今年は違うアプローチで行くことにしました。


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昨年までは、田植え直後除草剤を散布して”草を生やさない”ようにしていたので「ヒエがこんなに生えてきた〜」と昨年は危機感を持っていましたが、今年は・・・

「ヒエを生やしたのちに除草」というパターンをやってみることにしました。薬も「初中期一発剤」というものを使ってみることにしました。


そして早くも農業用ドローンが出動が始まりました。


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昔は背中に背負って”動噴機”を使って粒状の除草剤を散布していましたが、一昨年からドローンで散布したほうが均一になり、良くなりました。

image 動噴機


兼業農家で、田んぼも少ないのに自家用農業ドローンを使っている家って・・・日本全国でもあまり居ないでしょうね。(苦笑)

ま、これには数年後の企みもあるわけで、無駄なものではないのですよね。


稲の育成には、水、肥料、脱草が重要。 9月初めまでの戦いが始まりました。(笑)

グランド整備の計画

超過疎地域のオイラの住んでいるところは7年前には”学ぶところ”学校がすべてなくなりました。

そして残された校舎とグランドは地域に移管された・・・・というもののその維持管理は地域に任されて、せめて「維持管理・整備費」があればよいものの”1円”も無いのです。


実質グランドなどは2人で維持管理しています。(その一人はオイラであることは言わずこと・・)

除草剤などを併用してグランド整備をしていますと、地盤が少しづつ沈下してきまして、数年前から水たまりが出来るようになり、草もどんどん育つ環境となっています。


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そこで、「真砂土を買って」と振興会に要望を出していましたが、「予算が無い!」ということで実現していませんでした。


そんな中フッと目にしたのが、「市役所の広報誌」。「町つくり支援事業」という補助金申請ができる欄を見つけ、「これだ!!」と喜んで振興会に直談判したら、「もぐらくんが全部申請資料を作ってくれたらね」と、いうことで作成してみました。


手順は・・・

1)GNSS機で基準点の設置

2)レーザードローンで地形を3D化(草が多いのレーザー機を使用)

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3)トータルステーションでグランド脇の水路高を計測

4)現況地盤を解析

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4)縦断・横断図を作成して計画線を作成

  

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5)計画を3D化して5cm刻みの等高線を作成

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6)どのあたりに土を入れればよいか、ヒートマップを作成

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7)真砂土の数量と必要機材レンタルを積算と作業手順書の作成

8)市役所に申請  (下打ち合わせに行くとこの資料を見て、これでOKですと)


もしこれで補助金が出ると、真砂土をダンプで搬入して、ミニバックホウの排土板に360度プリズムを取り付けて、ウチの自動追尾トータルステーションで「マシーンガイダンス」を実行する予定。


しかし・・・これだけの資料作成を外注することになると、いくらかかることやら。(笑)

また、アホなことをやってしまいました。

基準点の捜索

晴れと雨の繰り返しとなっている天候ですが、お百姓さんには水がいる時期なので、”良い天候”なのかもしれませんね。オイラは内業が溜まっていますので、雨の影響はあまりないのですけど、現場仕事が始まった人にとってはちょっと鬱陶しいかもしれませんけど。


先週は新しい現場の下見に行ったのですけど、大きなプロジェクト現場なので、”基準点が無くなっているまたは狂っている”ことが多くあります。そのための 「工事前の基準点測量」という仕事があるのですけど。


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先日も事前に平板データを作成して、GNSS機とスコップをもって使えそうな基準点を探して歩きました。もちろん計測もして大きな狂いが無いかも確認しておきます。


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この地域は基準点が作成されてから約20年が過ぎていまして、地殻変動などもあるせいか、1,3級基準点も動いているものがあります。そして、道路に作ってある基準点も土にかぶっていまして、GNSS機が無いと探せないですね。


このように正式なGNSS機を持っていれば良いのですけど、もっていない方はスマホのgoogleアースに”KMLファイル”を取り込んで、おおよその場所に行くこともできます。


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ここの道路プロジェクトは、約12kmあるのでオイラはこのように道路中心と基準点の位置のKMLデータを作成して持ち歩いています。国土地理院のKML作成ソフトを使用して作成しても良いのですが、文字がきれいにいかないので、オイラはAutoCADのCivil3Dで作成しています。

現在はいろんなアイテムが出ていますが、なかなかすべてを使い切ることはできないでしょうが、便利そうなものを選んで使っていくと、自分の知恵の引き出しが増えてきますので、何事にもチャレンジですね。

GW中には

GWがあけまして、頭の中は・・・農業のことばかり。(苦笑)

GW中に田植えまでを済ませましたので、少しは落ち着きました。

以前から我が家では”お米”を作っていましたが、本格的に親からすべてを任せられるようになり、「農業の数値化」に昨年から取り組んでいます。

親世代では、”長年の感”で作っていた感じでしたので、種の量や機械の設定などで、どれだけ苗や肥料を使うなど記録しています。


昨年は、植え方や肥料の量を間違えていまして、収穫量が非常に少なかったのです。でもおいしいお米はできましたけど。実はコメの品種を変えたのに、以前の品種の植え方をしていまして、収穫後に「このコメの品種は・・・」とお米屋さんから教えてもらい、苗の植え方と肥料の量、中干の時期がいちばん悪いやり方になっていました。


”へたくそ!”と言われようと、今はとりあえずいろんな方法で行って”データ採取”することにしています。


とはいえ、GW中には集中しないとできないビデオ編集やレーベル作成(一応お仕事)をやっていましたが、なにぶん”ひらめき”で作成していますので早いことにはならないのですよね。

映像に合いそうなBGMの作成にも時間がかかりますので。


さて、5月から新しい現場も動き出しますので、ネジを巻いていくことにしましょう。

造成の3Dデータ

世の中はGWに入ったところもあるでしょうが、土木業界は”暦通り”の会社が多いような感じがします。

4/26〜5/6 11連休・・・。GW後の土日曜日を入れれば半月を休んで1か月分の給料をもらえるなんて・・・夢のようです。


オイラとしては、GW明けから本格的に使用する大きなデータを納品できたので、”少し農業に徹せる”ようになりました。


学校の新規グランド造成の3Dマシーンデータの作成です。

写真で見ると小さく見えますが、長手方向は500mもある大きな造成です。

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大まかな造成計画の図面はありましたが、小段排水など水勾配は全く計算されていなかったので、すべて見直しをかけて作っています。


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その造成箇所内にも、逆T擁壁など大きな擁壁の床掘・埋戻しデータも作成でした。

もちろん設計では、擁壁に対しての横断図しかないので、とてもじゃないのですが、決まった勾配で床掘することができないので、すべて作り直し。


そしてのり面などには”落石防護ネット”を張ることもあるかもしれないので、小段は歩ける程度の勾配で作成しています。


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実際にこのぐらいの造成工事になると、職員はすっと丁張作業になってしまっていましたが、近年はマシーンコントロール技術があるので、構造物以外は、ほぼ丁張レスで施工できるようになりました。


最近の投稿記事は”農業”のことが多いのですけど、平日は一応土木の仕事をしております。(笑)

米つくり開始

お忙しくなる”米つくり農業”を始める季節になりました。我が家は”苗”から自宅で作っていますので、田植え前から忙しくなっています。


時たまお仕事関係者から・・・「もぐらさん、米余っていないですか?」

と、問い合わせがありますが、実は我が家も限界まで出していまして・・・7月で我が家の食べるコメも尽きてしまう計算になってしまいました。 

なぜこのようなことになったかと申しますと・・・

「子供+孫が思わぬほど米を食べるようになったから」


何事にも余裕は大目にしておかないといけませんね。


さてこの週末は、トラクターで荒起こしをしたり、代掻き、苗の種まきなどをしてまして、農業フル稼働でした。

 

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我が家の事情ですが、ため池から水をとる圃場と、川から水をとる圃場があり、収穫時期がおおよそ2週間違うので、冷たい水が入るため池圃場を2週間早く作付しますので、荒起こしと代掻きが同時期に行うことになります。


農作業をしてちょっと困ったところに気づいてしまいました。

畔際を掘り起こす道具をロータリーのところに取り付けて畔際の土を上げます。

以前はすべて”鍬入れ”をしていまして、とんでもないぐらい労力を使っていました。

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こんな道具で、赤丸の円盤を畔に押し付けて父を掘り上げます。


一か所このように道路わきの水路が隣接しているところがあります。

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15年ぐらい前にできた道路なのですが、構造物図面では・・・

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こんな感じの図面でしょう。ここで現場代理人方は、設計変更をしなければならないことに気付かなければならないのです。

答えは、圃場わきの水路では、「基礎砕石を均しコンクリートに変更」しなければならないのです。理由は砕石では圃場に水が溜まらないからです。

実はこの圃場ができたばかりの頃は数年、水か抜けて大変でした。

そしてこんな施工までしてありました。


型枠のセパですが、圃場側が土で隠れると思ったのか、”桜ナット”で施工してあり、先ほどの畔上げ機がこれに引っかかるのですよね。

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もう一つ言わせてもらうと、水路は10mごとに”目地材”が入りますが、圃場の脇などでは、目地材+止水板を入れて水が漏れないようにしないといけないのですよね。


設計者もそうですが、施工者もおかしいところはきちんと改善してものつくりを行わないといけませんね。

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もぐらくん

サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

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