ある現場のお話です。発注者から積算見積もりの図面をPDFでもらいました。その会社はそれを元に積算し、受注することが出来ました。さて、工事に入ろうとしましたがCAD図面を発注者にくださいと申し立てたが、渡されたのはPDF図面でした。・ ・・・・ここまではまだありえる話でしょう。しかしこの会社は、国土交通省を初めて受注された会社で、「仕方ない、図面を作ろう!」ということになり、アリダード・平板・光波を用いてなんと平面図・横断図を作成している途中でした。担当者は、「電子納品とは大変だな!」・ ・・・・・・? ちょっと、いや大分違うぞ!役所のどこかに、CADデータはあるはずです。担当者がP21.SFCがわからないのか、それとも発注者が渡していないのか。ちなみに新しく平面図を作成しても、発注図面の代わりにはならず、“測量をするときの資料”にしかなりません。 建設CALSが端末まで行き届くにはまだ時間が必要です。