以前建設業の技術継承を書きましたが、どの業種でも深刻に
なっているようです。
一番の問題は技術以前の問題。会社の継承が問題となっていることです。
以前は2代目、3代目と会社を引き継いでいくのが当たり前でしたが、
この時代は厳しく、息子にこの会社を預けたら苦労をするから
継がせたくないと考えている人も多いそうです。
また今の社長になら投資しますが時期役員が社長になるのでしたら
投資が続けられませんと銀行に断られることもあるそうです。
社員の技術はあっても会社が無ければおしまいですよね。こればっかりは
経営者の腕に掛かっていますが、社会の土壌自体が悪くなって
いるのは間違いありません。
「会社立直し屋」らしき会社があると聞きました。M&Aや会社引継ぎの
提案や業者との面談の場を与える仕事のようです。
世の中の流れが非常に速いこの時代の経営者さんはほんと
大変だと思います。
では社員は経営者にまかせっきりで好いのでしょうか?
いつ会社がだめになってもどこでも通用する技術は見につけて
おかないと、自分のご飯が食べられなくなるでしょう。
会社あっての社員。 社員あっての会社。
みんなで出来ることをコツコツしておかないといけませんね。
ここ数年のうちで建設会社のレベルの差が大きくなるのは必至と思います。










この言葉は私もよく若手に使う言葉です。
「ここ数年のうちで建設会社のレベルの差が大きくなる」
これも同感。
そして、社員あっての会社なのですが、社員の力だけではレベルの差は縮められないのも事実です。
経営者の資質がレベルの差に大きく係わっているのだと思うのです。
「だめになってもどこでも通用する人」と若手に力説するのは、そういう理由もあるのです。
技術に優れた会社が生き残るより、経営(者の考え)に優れた会社が技術に優れた会社になっていくのだと感じています。