先週のCALS/EC MESSE2007での話しです。
CALS/ECシンポジウムでの話で
建設CALS/ECが浸透しないので、教育費用を予算化して欲しい!
との質問に
建設CALS/ECを推進するとコストが下がるのだから、別に予算化する
必要は無い。
と回答が出る一場面がありました。
この答えには怒ですよね。
情報の共有(CADデータの運用)を上手にすれば、現場でのコスト
ダウンは考えられますが、今そのデータが問題となっているから発注者
や受注者に対して教育費用を予算化してもらいたいと質問をしたものの
返ってくる言葉は、決まり決まった言葉でした。
建設CALS/ECの運用は日本全体の公共工事でシステム化が出来
データ等が維持管理に運用されだしてから本当のコストダウンが
始まるものとオイラは考えています。
末端の現場で仕事をしている人にとっては、
“なぜCALSなんか始めたのだ!”
と趣旨はわかっていない人が多くいます。
はて、本当に建設会社のコストが縮減できるのか?
車でも一緒。燃費の良い車でも運転する人がローギアでずっと走行
していたら普通の車より燃費が悪くなるモノです。
すばやくオーバートップにもって行く方法を、運転者に教育・指導を
しなければ何にもならないものです。
まさに今の建設CALS/ECはローギアでアクセルを踏んでいる
状態ではないでしょうか
まずは車(建設会社)を動かすには、運転者(発注者)が上手に
運転をしてもらわないとアット云う間にポンコツ車になってしまいます。
素晴らしい!!
今の日本を象徴する「お手本」のような回答です。
・・・で、推進すると、コストって下がるの?
コストが、下がるのは「発注者」だけのような気が最近しています。
もっと社会勉強してから「偉そうなこと」言って欲しいね、勉強してない奴に血税から高い給料を支払うなら、コストカットは「そこ」からしてもらわなきゃ。