ここ1カ月悩みのお仕事をやっています。
設計が古く紙ベースの設計図しか無いのですが、詳細設計がほとんど無い上に設計の意図がつかめない照査がやってきています。
延長約500mの砂防設計なのですが、橋、床固め、護岸、道路、農作物への取水など、それぞれの用途で設計されているのですが・・・・ 道路は突然起伏している部分もあれば水路はほぼレベル。直角に曲がって渡る橋に、地元地権者に聞いて話を進める擁壁など、
全く設計になっていないではないか!!
と、怒鳴ってしまいそうです。(だからここに書いているのですけれど:笑)
用地境界を犯してしまう構造物などが多々点在して、結局平面図、横断図ともCADですべて作り直しとなっています。
10年以上前の土木工事とは違い、もっと設計段階で精度が高くしたものを発注してもらわないとこまりますね。
(設計した時期の問題ではなく、この設計の問題ですかね。)(笑)
構造物(BOX-C)の高さが決められておらず、現地を当たって決め、方向も図面をスケールアップして現地で地権者に見てもらう。
工事現場で直接仕事をしていれば”現地あわせ”でどうにかなるのですが、発注図面だけを見て行う照査では限界が・・・
当初の設計者が独自で設計した構造物も結構あり、解読するまでに大変です。
さて、設計変更が多くなっているこの時期ですが、”標準的”と”相手に分かり易い”を書類の作り方を心がけましょう。
現場に従事していると、ついつい手順を略した計算となりますが、誰にでもわかりやすい書類の作り方。
これも上手なコミュニケーションの一つなのでしょうね。
コメント一覧 (2)
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- 2009年01月31日 20:18
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〇u.yanさま
そうです、昨年CALS/EC MESSEで工事を受注した時の三者会議ってとても良いことだな〜と聞きました。
実際に運用されているのは国交省あたりだけかと思われます。
しかし、今みたいに設計業務が低入であれば、コンサルタント会社は後々に会議をする余力は・・・・・?
今CALS/ECではデータのライフサイクルを言われていますが、このような情報のライフサイクルが全く抜けているのです。
設計から施工にはとても大切な情報があるのですが、それが施工会社には伝わりきっていないのが現状ではないでしょうか。
書類の伝達。しかし会話の伝達を加えないと、感情は伝わらないものです。
IT→ICTと、略文字が変わりましたがようやく国もコミュニケーションの大切さがわかりだしたのでしょうね。
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もぐらくん
サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。
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重要な所の詳細が無い図面は、思わずそう考えたくなります。
発注者、設計者、施工者の三者会議って良いですね。義務化になればと思うのですが。