先週もあれこれ仕事をしてきましたが、遠方で仕事をするときは下手に通勤するより泊まったが、高速料金と宿泊費を計算しても、あまり変わらないこともあります。それに夜に仕事もできますし、何より体が楽ですね。


という事で先週は山口の方に基本測量で行っていました。


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線路の上んの橋の撤去+新設の大きな現場でした。

線路といってもここは貨物ヤードなので線路の本数も15本超えで、両サイドへ基準点を作成する仕事です。


もうこの橋は通ることが出来なくなっていまして反対側に行くには、広島側・福岡側に通路はあっても2kmぐらいあり、この辺りに住んでいる人には重要な橋だったと感じます。


そこで本題はオイラの測量ができるかという事になります。というのが、基準点(XY座標)の点を作るのでしたらトータルステーションでいくらでも観測できます。しかし・・・水準点(高さ)を測量するには”レベル機”になりますが、この線路間。約95mあるのですよね。


工事現場で使っているのはこのタイプのレベル機。


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で、スタッフの数字を読んでも100mぐらい離れていると・・・・視準する線が5mmぐらいに見えて ”このぐらいの数値かな?”というほぼ運任せの測量になってしまうのですよね。


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そこでデジタルレベルを使用しました。

レベルはどの建設会社さんも使っているのですが、このデジタルレベルは土木現場ではまだまだ普及はしていませんね。ちなみにこの機種は25万円ぐらいです。でもスタッフが専用で1本4万円ぐらいはします。

スタッフがバーコードになっていて、高さを読み取ってくれて、数値がモニターに表示してくれる仕組みです。そのほか計算やメモリーで記録もしてくれますが、数値を読み取ってくれるだけでもヒューマンエラーが減って良いです。

以前からデジタルレベルを持っていたのですが、今回は倍率の高いレンズが付いているのを使用しました。

結果問題なく観測はできましたが、このデジタルレベルでも100mが限界でしょうね。以前持っていたのでは80mが限界でした。


今のトータルステーションも精度が良くなっていまして、同じところをトータルステーションで観測しても、1mmの違いでした。オイラは両方で高さのチェックしています。


さて、今週から昼・夜勤の仕事が続きますがヘロヘロ君になりそう。