いや〜、降りましたね〜雪が。通年はちょっと雪がちらついて・・・の予兆がありましたが、今年は一気に初雪が降りました。

北海道でも今回これだけ積もったのは初めてだという箇所もあるぐらいで比較的遅い初雪でしたね。


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雪が降る箇所の現場は何とか先週の金曜日に終わらすことが出来、今週はたまりにたまった書類・図面を仕上げていくことに専念したいところです。


今週はちょっと変わった行事として、発注者さんにI-Conといいます、最近はやりのことばで”建設DX(デジタルトランスフォーメーション)の現場実務についての説明に行くことになっています。言葉や書物では知っておられるのでしょうけど、実務の詳細や質疑応答をしてほしいという事で、今どのように土木技術が進んでいるとか、今後どのような向きに向かっていきそうなのかを「聞かれたらお話を」する予定です。


先日も書きましたが、現在の建設環境で3次元化が定着するにはまだまだ時間がかかる予想です。

比較的早く現場施工の建設会社では、3次元化が段々と定着しているのですが、発注者とその図面を作成するコンサルタント会社では、いまいちというかまだまだ3次元化に目が向いていないと感じます。

海外では 「発注者」「設計コンサルタント会社」「建設会社」のなかで、人材の行き来がたくさんあるといいます。つまり施工会社の人が発注者になるとか、発注者が施工会社に来るなど、それぞれの立場を知りながら、建設業の形が出来ているそうです。

しかし日本では、発注者は”公務員”で、公務員になるにも年齢制限あり。となると、必然的に発注者はの方は本当の”物を作る現場”を知ることはできないでしょう。それに準じて、設計コンサルタント会社も発注者寄りですので、現場とは距離があることが多いでしょう。


この3部門は、3次元化になってメリットがあることが多くあると思いますが、この3部門がすべて3次元データを取り扱わないと、コスト縮減や効率化にはならないのです。


あるか方が 「日本での3次元化は無理!!」 と7,8年前に言われました。理由は上記のこと。

今一度この3部門の在り方を考えていかなければなりませんが、まずは発注者さんに3次元化の良さや、何もかも3次元でなく、効率を上げるには今の段階ここは2次元で。など知識を持って、発注者サイドでも業務の簡素化などで前を向いてもらわないと、建設業の革新は起こらないでしょうね。