”一月はいぬる” (広島弁で”いぬる”は去る、帰る)というようにもう1月下旬になりました。
「今年になってオイラ何の仕事をした?」とぼけ老人みたいなことを言うようなのですが、あれこれと内業を中心にしていたらこんな時期になっていました。(苦笑)
先週末から仕事のデータを保存しておく”ファイルサーバー”を作っていましたが、完成して6TB近いデータを移動させています。(おそらく明日まで)
365日回り続けても信頼がある WD RED を選択。 これまでにいろいろとHDDが壊れてきましたが、このWD REDはまだ1回も壊れたことが無いんですよね。
先日の続きで、Windows10 PRO のPCが出来上がり、この2つのHDDを取り付けます。
ファイルサーバーとしてなら20台のPCまで使ってもライセンス違反になりません。
左下のウィンドウズマーク(スタート)の上で右クリックしますと、下絵の”ディスクの管理”から、このHDDをこのパソコンで使えるようにしていきます。
パソコンに詳しい方なら、”RAID”(レイド)という言葉を知っておられるでしょうが、HDDにどのように保存していく環境を作るかという設定です。
以前はパソコン本体のマザーボードの中の設定から行わなければいけなかったのですが、Windows10は、上記の”ディスクの管理”から一部できるようになりました。(便利〜!)
新しいHDDを入れてディスク1,2が表示されたら、ディスク1か2のどちらかの上で”右クリック”しますと上記のような形式を選べるようになります。(RAID5はHDDが3台必要)
簡単?な言葉で6TBHDDを2台使う過程で説明しますと・・・
1)シンプルボリューム HDD1台ずつそれぞれフォーマットして。2か所に保存
2)スパンボリューム HDD2台を直列?につないで、6TB+6TB=12TBとして
1HDDと認証 1台でも壊れるとデータがダメになる
3)ストライプボリューム HDD2台をつなげて、分散して保存。6TB+6TB=12TBとして
1HDDと認証 読み書きが早くなる(RAID-0)
1台でも壊れるとデータがダメになる
4)ミラーボリューム HDD2台に同じように書き込み、片方のHDDが壊れても、もう
一つのHDDより復旧できる 2台で6TBとして1HDDと認証
(RAID-1)
5)RAID-5ボリューム 3台以上のHDDに複雑に書き込んでいき読み書きが早く、1本
HDDが壊れても、新しいのを入れ替えると復旧してくれる
あくまでもWindows 10 PRO バージョンでできます。Windows 10 HOME ではできることが限らて、これだけの設定はできません。
でオイラはこのWindows 10 Server PCから、別なリナックスサーバーにbackUpを作るので、アクセスが早く容量が保てる”ストライプボリューム”で作成しました。注意として同じ容量で同じスピードのHDDが良いです。違う場合は”遅くて容量が小さい方”になります。
2つのHDDがEドライブとして認証されました。
これで、このパソコンを他のパソコンからつなげる設定や、アクセス制限をつけて完成です。
これ以上書くとこの2倍の文章になりますので、「Windows 10 ファイルサーバー構築」と検索されると設定方法が出てきますので。
という事で、このような設定をするときには、自作パソコンで、新品の時に行うのがよろしいかなと。もし今使っているパソコンで行われるのでしたら、パソコン自体不安定なことになりますので、通常使っているPCでは大切なプログラムやデータが消えることが無いように気を付けてください。