今週もお客さんに督促をされながら仕事をしている状態です。

「もぐらさん、まだ時間が取れないですか?」や「もぐらさん、〇〇日までには・・・」

など、声をかけて?(せかされて)いただきうれしい?限りでございます。

ま、自業自得なんですけど、ちょっと時間の使い方を失敗したら時間は取り戻すことができないのであとは寝る時間を削るのみです。(泣)

 

昨日が現場での測量実習を行っていました。以前ここで3Dを掲載した現場です。

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実は個々の建設会社さん。初めて公共工事を受注されたのですが、測量機は持っておられないし、したこともない会社。

会社へ行って社長さんと打合せをしていると・・

狭い現場なのですが構造物などの「丁張を全部かけてください」という依頼なのですが、川と現道で事前に丁張をかけることもできないしすぐに飛んでしまいます。

そのためには測量ができる人が現場に付いておくしかない現場なのです。

そこで、職員(作業員)の人に「測量ができるようになってもらおう」ということで、自動追尾TSとオイラが使っている平板ソフト(TREND-FIELD)を導入してもらいました。

「何もかももぐらさんの指示で動きます」

 

ということで、作業員さんが完成イメージを見てもらうために3Dを。

それを使って現場の測量にも応用していく感じで。

次に自動追尾と平板ソフトを使うにあたり、現場に持って出る平面図を作成しました。

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このように平面図に測点や高さをすべてプロットして、現場の人は高さ表示されている箇所をクリックすれば自動追尾TSで位置と高さに誘導してくれる仕組みで行うようにしました。

平面図には何もかも測量情報を入れてこれ一つあると構造物と作ることができるようにしました。

あとは・・・・作業員さんがこれを使い切ってくれるように指導して行くのみです。

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この現場は川と道路を合わせて5mぐらいしかない場所に高さ3.5mもある重力擁壁を作る設計です。(無茶苦茶です)

道路には下水や水道なども入っていますし通行を確保しながら工事をする。(無茶苦茶です)

 

昨日は発注者さんが来られて現場で打合せをしましたが、空撮の写真と平面図を合わせた図面や、この3Dの図面に

「現場を知るのにわかりやすかったです。今後このような工事の進め方が理想ですね」と。

完成高さなどを一目で確認できるので、問題視していた”通行を確保”するために民地を道路に借りる手はずにもなっていました。

丁張をかけずに完成形の打合せができるのが、この3Dの良さです。

VRなんかもできるのですが、まずはこのあたりから段階的に。

 

この建設会社さんが2年後にはバンバンに仕事ができるようになってくれれば良いのですけどもね。