新しい工事が始まりだしまして、いろいろと声をかけていただく季節となりました。ICNやCIMの現場も始まってきだしまして、オイラもついていくのがやっとです。
といえど年度の始まりということは農業の始まりでもあります。(笑)
今年から高齢になって田んぼを辞められるところの田んぼも作るようにしましたので家から4km離れたところにも作りに行くことになりました。
まずは田おこしで、水なしで田んぼの土を耕します。
今年も苗も種まきもからお米を作るところからです。農協からコシヒカリの苗を買うこともできるのですが、成長すると倒れるリスクが多く、コケヒカリになるので、オイラの家の品種は倒れにくい品種を植えています。一般的な品種でないので農協では苗を売っていないので直播から始めることになるのです。ちなみに寿司に使われるコメを作っています。
そして今年大きく変えたのが・・・代掻き用ロータリー。
これまでは家の周辺だけでしたので、幅の広いロータリーを使っていましたが幅が1700mを超えていまして、一般道を走るには「大型特殊免許」が必要なのです。そのほか農業機械に特化した農業機械研修で取得することもできます。
我が家は1人しか大型特殊免許を持っていないので、だれでも乗れるようにするため以前のを中古に出して、折り畳み式に変えました。
(伸ばした際の写真を撮り忘れました)
これまでのは幅2.0m 今度は折りたたんで幅1.7m、伸ばして幅2.4mになります。
トラクターも、もう20年使っていますが、兼業農家というのは全然コスト的に合わないものです。オイラの家ぐらいならお米を買ったほうが安くお米を食べれます。
ちなみに1町(ちょう)= 約1ha(ヘクタール)で、できるコメは良くて1年に5400kg。
これを農協に買い取ってもらって30kgで5000円ぐらいです。
5400kg / 30kg × 5000円 = 90万円
でも苗代が20万円、農薬・肥料・燃料等で30万円。そして最低500万円ぐらいの機械を維持しておかないといけない。ちなみに労務賃計算すると30人役かかったとすると・・
30人 × 1.5万円 = 45万円
材料・人件費だけで赤字ですね。 そのうえ機材は・・・娯楽用に持っているだけです。(苦笑)
それでも日本という国では、1〜2反(たん)(1町=10反)でも、機械を買って農業をしている家が多いのはなぜなのか? おそらくコストを計算せずに代々作り続けていることに疑問を持たずに作っている家が多いからかなと。
また変な計算をしましたが、なにごとも中途半端な仕事の方法では利益が出ないということと、代々の田んぼを守るにはお金がかかるということです。(苦笑)
※ 4/30 追記です
代掻きに新しい”ハロー”を使いました。
幅が広いのか、仕上がりが良いですね。
前後の車輪の幅を超える幅なので、最後に周回を回るときに足跡を消していけるのは良いですね。
でも以前のより大きくて、畦超えで結構苦労しましたので、フロントウエイトを30Kg×2個を追加しました。