年末。現場と消防団活動を終えて、とりあえずオイラの御用納めということになりました。
今週はちょっと詰め込んで現場作業を何とか終えましたが、データー解析や報告書は年末年始のお仕事になりました。
さて、年末最後の現場として、建築現場の柱の墨出しを行ってきました。
地面より一段下がった箇所のコンクリート面への墨出しでした。
そこで以前広島駅新幹線ホームの”ホームドアの設置”で精密に測量を行う方法にプラスして、同時に梁などの墨出しを行うことをしました。
なかなか言葉では説明できないのですけど、鉛直にレーザーが出る墨だし器にプリズムを取り付けて直接柱の位置を出すことです。
これまで何度もこの方法で測量してきましたが、今回は”レーザー墨だし器”も、自動追尾型を使用しまして、建築ながらの”直角方向”も地面すれすれにプリズムを設置して同時に梁などの墨出しをしました。
この装置には3Dプリンターで作成したアイテムが2つ使ってのシステムです。
約1000坪の建物ですが、もともと年明けの2日間で測量をする予定でしたが、
「年内に墨出しを・・・・」
ということで、現場の人も”会社としては休み入ってもやりきる!”という気力がすごく出ていまして、オイラも気温5度ぐらいでも汗だくで一緒に作業をさせていただきました。
ほぼ水平な土間に墨出しをするのでしたら、巻き尺などで出来るのですけど、このような段差がある箇所に基準となる柱が先行する場合、位置出しは難しいですね。
何とか1日で終えることができまして、みんなほっとして現場周辺の雪かきや清掃をされて今年を終了されました。というかオイラがほっとしまして、帰って”グビっ”といきたかったのですが・・・・消防団の夜のお勤めで落ち着いたのは夜半前でした。
今年も怪しい仕事を行ってきましたが、目的は
「仕事の効率化で業務時間短縮」ですね。
また新年早々怪しいことをやる予定です。(笑)
凄いシステムですね、敬服いたします。(笑)
墨出しは経験したこと無いので確保すべき精度について教えて下さい。
使用されているシステムから考えて相当慎重に位置出しされている様ですが、周りの基準点の精度も高いのでしょうか。
建築の現場だとすれば公共工事のような精度管理された基準点は着手前には無いと思うので、(仮にあっても土木の基準点では建築の墨出しには精度が不十分かと…橋台や杭基礎のように2点固定の専用の基準点が有れば別ですが…)墨出し用に基準点を設置しているのでしょうか。
墨出し用に基準点を配置している場合、ジオイド高や縮尺係数は無視して「地表面=座標面」で基準点を計画されているのですか。
そして精度管理は閉合トラバースで閉合比で判断でしょうか。
複数の基準点を配置していないと建設現場では直ぐに視通が取れなくなると思いますが、視準する基準点を変えると、ミリ単位(1〜2mm以内)での墨出しって不可能ではないでしょうか。
5〜10mm以内の精度なら、複数の基準点の何処からでも視通可能なら墨出し出来そうですし、何なら外側の基準点から直接墨出し位置が視通可能な突出し点を作っても良いように思いますが、そんな甘い精度の墨出しは許されないのでしょうか。
もぐらくん
が
しました