早くも台風の影響で、近畿から関東にかけていろんな災害が出ましたが、テレビでその地域の人のコメントを聞いていると
「何十年住んでいるけどこんなこと初めて・・・・」
という言葉を聞きますが、”安全だと思われている自分の住んでいるところの見直し”ということも大事なんだと思います。
土木系の人は”等高線”を読み取ることが多々あるので、どこに水が流れてくるとか地図から知ることができると思いますが、めったに等高線を見る人はわからないと思います。
下の等高線の絵は、国土地理院の”基盤地図情報”から『数値標高モデル』というところからダウンロードして、自分はAutoCAD Civil3Dで作図しています。でもネットで調べてもらえればいくつも取り扱えるソフトがありますので、調べてみてください。
ちなみにこの『数値標高モデル』は、5mごとに高さポイントがあるので、サーフェス、等高線など3次元で地形を取り扱うようにできます。
災害の話もしたいので、ちょっと水の流れるところを書いてみましたが、「何十年住んで・・・・」というコメントを聞くことがあるといいましたが、このように ”谷” があるということは、過去に必ず雨で侵食、また火山の影響でできた場所です。
でも、たくさんの雨が降れば、必ず尾根より水が多くなることは確かです。
しかし日本の住宅事情を見てみると、このような谷間の直下にも、宅地造成されて家が建っているのですよね。
2014年8月の広島豪雨災害では、たくさんの人が亡くなりましたが、
「あんな街中の団地で・・・」土石流が・・・という感じで、山の谷間下にあった家がたくさん被害になりました。
話は等高線に戻りますが、では調べたい場所は、この等高線のどこ? となりますが、この等高線は座標系(緯度経度)で、出来ていますので、スマホなどのアプリで、地図の中心の座標を表示してくれるものがありますので、調べたい箇所の座標を取得して、CADなどで解析してください。 オイラはIphoneなので、「平面直角座標」というアプリで、座標値を求めています。(航空写真ですのでもっと拡大できます)
Google Earth Pro で緯度経度を求めることができますが、このアプリは、すぐに座標値にしてくれるので便利です。
実はこれで現地を測量しなくても、おおよその工事の計画や、仮設計画を立てれるようになります。
ということで世の中便利なものはたくさんありますが、自分がどれだけそれを取り入れる力があるかですね。 建設DXではないけど、まずは自分が欲しい情報をがネット上に無いか調べるところからがDXかなと思います。
ただし、計算には19系の原点座標を特定する必要があり、東京都の島しょ部とか、長崎・鹿児島の島しょ部の区分けはややっこしいので、座標自体から系番号を逆算するのは、かなり面倒!
もぐらくん
が
しました