今週からGW明けという企業もありますが、やっと春らしい穏やかな晴れが出てきました。

4月には悩みごとの多いお仕事がいろいろと入ってきまして、いろいろ試案してこなしてきました。

その1つ

「線路内をドローンを飛ばさずに3次元現況測量してほしい。延長1500mを」


現場は段差や凸凹があり、用地境界までだから溝や石崖などもある。


オイラの会社の機材だけでは無理と思ったので、あっさりと外注の話で計画していたのですが・・・

「1500mを数回に分けて計測してほしい」と言われ、そうなると予算が合わず、どうにか自力でやるしかないということになりました。


1,機材を知り合いの会社から借りる

2,自社で機材を買う


結論は後者2,を考えて安全パイに1も行うで決めました。


そして納期を急いでもらって新しい機材が測量の2日前に来ました。


image


PENTAX HS-X1 ハンディ型LiDARスキャナ(スラムレーザー) 

基準点方式とGNSS方式(VRS)で測量が出来ます。


基準点方式ではマーカーを置いているところに赤丸部を合わせて、観測ボタンを押すと、記録してくれて、付属専用ソフトでその既知点の座標値を入れて補正をかけます。


image


そしてすぐに本番。まずは900mほど測量をしました。

手に持って歩く。1回の計測をが15分程度にして、900mを11回で計測しました。


image


image


image


地上型TLSでは1回の計測が5分程度でも構造物や凸凹が多いところでは死角が増えて細かくTLS据え替えていかなければならないのです。

このスラムレーザーは死角が出来ないように歩けばよいのです。

今回はGNSS形式と基準点形式の両方を現地で取得。(少しでもGNSSが補足できないと解析できません)

結論で言うと今回はGNSS形式のみで解析しまして、ジオイド高になっていますので、標高に変換。肝心の精度は・・・・25基準点でどれも5cm以内に入っていました。


ちなみにオイラの事務所周辺50m内で観測した場合は、GNSS補正で20mm以内に入りました。


image


では公共測量で使えるのか? 国土地理院より「LidarSLAM技術を用いた公共測量マニュアル」も出ています。まだ出来形計測には基準が無いのでまずは起工測量で使うことが出来ますね。使用前にはきちんと精度確認などを行ってからの使用になります。


image


試しにほかの街中の現場にも使用してみました。ここはGCP(基準点)で補正しましたが、

2,3cmに入りましたが、UAVと同じく必ず計測する範囲を囲むように基準点を設置しなければ誤差が大きいですね。


image


あと、計測生データを専用ソフトで解析するのですが、パソコンのスペックが大きく影響しますので要注意です。(CPUの100%稼働が続きます)メモリーも40GBを超えましたね。


image


それとノートPCで解析した場合は、きちんと点群がつながらないことがありましたが、高スペックPCで解析するときちんと点群がつながったこともありました。


今後、公共測量に使えるように書類の整備をしていきます。