もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

公共工事

基盤情報サービス

冬から一気に夏になりました。(笑) 先週は25度になりもう”夏日”の到来となりました。

農作業も始まりのですけど、田植えの時期から暑さとの戦いになりそうで怖いところです。


先週も現場に行っていたら、建設会社の社長より・・

「とても広い森林地帯の地上高を計測してほしい。それを等高線を作ってほしい。でも・・・まだ考えているだけだからお金はあまりかけれない・・・」

と相談がありました。


実はレーザードローンを買ったのでこの手の仕事はできるようになりましたが、”お金をかけたくない”というオーダーなので違う手で作業をしてみました。


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国土地理院の情報サービスの場所なんですけど、オイラは十年前から使用していますが、ちょっと営業的に土量を計算するには便利です。

使うにはGIS系のソフトが無いとダメなんですが、無料のもありますので調べてみてください。

(自分は有料版のものしか使ったことが無いのでどんなことが出来るかという説明だけで)


HPに入るとこのように欲しい個所のマス目から選びます

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左上にはこのようにこのようにどんなメッシュを使うか選べます。


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10年ぐらい前は10mメッシュしかなかったのですが、近年は5mメッシュがでて、航空レーザーからの情報が入っていますので、オイラが使ってみて1,2mの誤差ぐらいで出来ていますね。

そして昨年ぐらいから部分的に1mメッシュもできているので、営業の人が使えるようになれば民間の造成などにも概略計画が立てれるでしょう。


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土木の人にはなじみのある”点群”が5mピッチであるものだと思ってください。

ちなみに福井のトレンドポイントでも簡単にできます。


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航空写真も張れますので、説明資料を作るにも便利です。


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そして断面を切ったり、概略の計画線を入れれば土量計算や地形図を作ることが出来ます。


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今回調子に乗って50haぐらいの造成計画を作ってしまいました。(苦笑)


最近は法務局の公図も公開されていますので、これにセットで公図も張ることが出来ますので、便利な世の中になりつつあります。

ブロック割付図 計算方法

年度末に近づいたせいか、相談事や頼まれごとが多くなりだして、来週から2月中頃まで踏ん張らないといけない状態です。

その中の一つ

「ブロック積の工事で、道路のカーブ区間で、縦断も変化してブロック高も変化していて現場が出来ない・・・」という相談があり、その上

「いろいろとやったのですけど・・・、現場が止まってしまって・・・」などということで、急遽、施工割付図+測量図面を作成しました。


区間はこの赤四角部分。


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手順は下記のようにしました

 1)平面図より線形計算を行う

 2)TS出来形管理の基本設計データ作成ソフトで、線形を入力

 3)縦断情報を入力

 4)設計のブロック展開図から変化点を追加

 5)横断情報(道路天・ブロックの法長)を入力


まずはここまでは通常の基本設計データの作成と同じです。

次に、

 6)マシーンデータを作るところで、0.5mのTINを作成

 7)その情報をCSVファイルに出力

 8)Excelで開いて、点名を”標高”に変更する

 9)平面図にプロットする


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 10)外カーブですので、根石部分が10mを超えないようにスパン割する

   外カーブですので、根石を少しずつ隙間を開けておかないと上で競ってくる

  (ぶつかってくる)ので、ここはしっかりと計算します。

  実際にCADで計算・計測してもよいのですけど、昔ながらの計算としまして、

    ≪ブロック1つの隙間計算≫

     天端ブロック部分の半径 : 30m

     ブロック直高      : 5m

     ブロック勾配      : 1:0.5

     天端石部 : 隅ブロック400mm+ 基本400mm×21個+隅ブロック 300mm

この条件から計算しますと

    天端で延長 9100mm となります。

    では根石部では・・・

     1:0.5勾配で直高5mということは、半径2.5m大きくなります。

   計算式は

     30:32.5 = 9100:X 

        X = 9858mm   となります。

 隅ブロックを入れて全部で23個あります。

    そこで 9858 ? 9100 = 758 mm

        758mm / 22 =34mm

 つまり1か所34mmの隙間を開けて根石を据えていけば、天端石でぴったりとなる計算です。


そしてオイラの経験では、この計算に1スパンを30mm程度余裕+天端石高さを20mm余裕を作って計算します。

平面図に記載するとこんな感じに。


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展開図にしますとこんな感じに。この平面図で基礎の位置出しなどを測量します。



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展開図は直高で描く”正面図”にしておくと便利です。根石部の調整コンクリートの計算はこの正面図より算出します。


現在はよくわかりませんが、オイラがこの業界に入った際には、ブロック工事の場合、このような「ブロック割付図」を発注者に提出するのが当たり前だった気がします。


ブロック積工事はまだまだアナログ計算が必要ですね。

複雑な設計は嫌だ!

この日曜日より冬になりましたね。11月も夏みたいにだったのに、いきなり冬に叩き落されて慌てて冬支度をしました。2日前に仕事車もスタッドレスに交換して、これで雪道が大丈夫になりました。


さて今年も残す日数が減ってきましたが・・・・過密スケジュールになってしまっています。

現場もですが、書類が間に合っていないのが現状。お客さんに申し訳ないのですが、みなさんじっと我慢をしてくださっていまして、申し訳ないばかりです。


さて、ぎりぎりになっている書類(データ)の中に、バックホウのマシーンデータがあるのですが、道路部分でしたら横断図から作成できるのでっすけど、このような擁壁などの床掘では

図面を解き明かしていかないと出来ないので、時間がとてもかかります。


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特にこのような段差が多いところの部分はとても大変です。もちろん丁張で掘削するときも丁張仕事がとても時間や本数が増えて大変です。最近はブロック積も底の勾配がきつい個所ではこのような段差の設計になっています。



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実はこの段差の設計をされているコンサルさん(発注者さん)は、よく考えていただかなないといけないところです。


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床掘部分がこのように段々になるのは仕方がないのですけど、床掘のり面部も設計通りでしたらがたがたになるのですよね。

実際、バックホウでこのようなガタガタののり面を切ることは可能ですけど、オペさんは大変苦労されるでしょうね。

ではのり面が真っすぐに滑らかになるように掘削したいところなのですけど、裏込め砕石などが食い込み、材料費が損になってしまいます。


今回は裏込め採石が、ある部分はこのガタガタでMCデータを作成。構造物の前側は掘削しやすいようにこのように作成しました。

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手間暇はかかるのですけど、現場で早く施工できないとマシーンコントロールを使う意味がないのですからね。


ちなみにこの現場は、補強土壁や大型重力式擁壁が全部段差で施工する現場です。

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この丁張をかけることを考えると、まだマシーンの方が良いでしょうね。


ちなみに、今の日本のMCデータ作成用ソフトでは、この複雑なデータは作成はまず無理でしょう。なので、施工がしやすい構造を設計にしてくれる方が、どれだけありがたいか。


材料費は少々多くなっても、早く施工できる設計をしてくれて、施工の手間(単価)を安くする方が良いこともあります。

公共工事をトータルで考える必要がありますね。

構造物の出来形管理

11月も終わりに差し掛かり、予定が”12月”になると慌ただしい感じがしてます。

今週もずっと現場が仕事が続いていまして・・・「内業・書類作成)が間に合っていないのが現状。何か考えていかないとお客さんに迷惑をかけてしまうので・・・「ひたすら働け!」状状態です。


さて、昨日はオイラとしては初めての部類のお仕事。

橋脚の杭芯など出来形を点群でとるお仕事です。岡山の先生に習いまして、今回チャレンジです。


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均しコンクリートに基準となるマーカーを設置して”位置”をトータルステーションで出して、”高さ”をレベルを使用して基準点を作成。


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で、あとはひたすら地上型レーザースキャナー(TLS)で観測です。

このTLSは本体が傾いていてもスキャンしますので設置も簡単。そしてスキャンデータは自動で合成してくれますので、機械を移動すして、スキャン開始ボタンを押すだけです。

(しかし本体はお高いのでどうしても作業代はそれなりにいただかないと赤字になります)


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まだ解析まではやっていないのですけど、1cm角に1点以上の点群が必要となるので、”これでもか!”というぐらいに取ってみました。ちなみに舗装は10cm角に1点です。


昨年から始まった構造物の出来形管理なのですが、オイラの見解では・・・・「普通にスケールで測ればよいのでは?」なのですけど、やっているうちにオイラが思っている以外の現場へのメリットも出てくるかもしれないので、とりあえずやってみることが大切ですかね。


今後躯体も観測していきます。

山陽本線 線路切替工事

またもやブログの放置プレイをやってしまいました。いや・・・放置していたのではなく、ちと忙しくて簡単に記事が書けない行事がありまして、やっとかけました。


この週初めには数か月前から準備していた、工事現場の撮影が終わりました。


広島市内より東京方面に2駅目の向洋駅(マツダの本社前)を中心に3Km。線路の高架事業に伴い、現在の線路をいったん仮線路を横に作成して移動させる工事が行われています。


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この辺りは貨物線路が敷設されており4線路がある区間です。また客線路は、山陽本線と呉線の列車も走りますので、本数も非常に多い区間となります。


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そして今回は仮線路に移動させる第一弾として、山陽本線(呉線)の客車線の移動が4月16日(日)から17日の朝にかけて行われました。

通常夜間工事で測量をしているのですけど、今回は測量機をカメラに切り替えて夜勤をしてきました。

夕方5:30よりメインの点呼(朝礼)があって、各工事個所の点呼がありました。


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発注者と元請けの点呼


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作業員は約600人。この上の写真は3施工か所のうちの1つの点呼です。

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上り線客線の工事ですが、そのほかの貨物線路は普通に夜中走っていますので、限られたヤードでの工事。いつもは線路内で撮影するのですけど今回はフェンスの外から撮影をしていました。今回は事務所本部への中継も段取で、7人で撮影をしてきました。

これまでのブログではお見せしていないのですけど、10年ぐらい前から工事のタイムラプスを作っています。
今回はブログ用に1分の動画をYouTubeに上げました。



しかし、一晩で3kmの線路に変更するにあたり、どれだけ綿密に計画していたか。

4月16日って日曜日なんですよね。そして17日の朝は通勤の人で絶対列車を止めれないという環境の中での工事でした。

オイラも以前は工事責任者を何度もやってきていますが、こんなプレッシャーの中での工事はなかったですね。工事関係者はみなさんすごいです。

無事工事が終わり、オイラもほっとしたところですが・・・何かと撮影の失敗もあり、これからも勝負が続く予定です。(苦笑)



国道2号 東広島・安芸バイパス開通予定

先週はずっと現場仕事で事務所復旧の目途が立っていないのが現実です。(苦笑)

どこも竣工検査や道路開通の日程が決まったとかで、どこも忙しいところばかりです。


数年前から数現場をお手伝いさせてもらっていた高規格道路プロジェクトの開通が決まりました。


広島市と東広島の2号線のバイパス。オイラが建設会社の現場代理人をやっていたころからこのプロジェクトは始まっていましたから、もう20年近く経過していまして、部分開通はありましたが、今回は全線開通になりました。


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国土交通省の開通記事


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先週末には舗装工事の出来形を計測しに行きましたが、どこの現場も急ピッチに仕事をされていますので、出来形計測するにも余裕が無くて、”この日のこの時間”という具合に、1日が待てない状態ですね。


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大きなプロジェクトの道路開通の場合、どこも

「〇月の開通には間に合わないよ!!」

といううわさが流れるもので、今回も・・・

「3月開通? 無理無理!!」

と昨年夏ごろには言われていましたが、「本気で3月に開通になるらしい」と秋ごろには話が出だして、1月中にこのような発表がありました。


オイラも何度か突貫工事を行いましたが、精神や体がボロボロになっていくのですよね。

今年はオイラもこの手の突貫現場のお手伝いが多いので、年度末が怖いところです。

UAVによる測量

「5月の連休前であるが、この1週間の使い方で工事は大きく変わる。」

と、オイラも現場代理人だった時には、連休までの追い込みや予定工程の死守には気分を使ったものです。

現在でも同じことではありますが、コンクリートの長期養生ができるということで、連休前にコンクリート打設の工程を組むことが多かったですね。


最近は現場からデータをたくさん取っておいて連休中に・・・・って、もうブラック企業まっしぐらの工程です。(苦笑)


工事開始の時期ですので、UAVによる起工測量へも声をかけてもらうのですけど、点群の作成は奥が深いものです。


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こんな谷間の箇所で、UAVでの撮影では、基本、プログラムでの撮影ですが、立木・枝などで山側の撮影ができないことが多いです。

(ちなみにここは高度100mでも立ち木にあたりそうになり緊急停止しました。)


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それならTLS(地上型レーザースキャナー)で測量すればいいじゃん!

という思われることもありますが、やはり工事をするに、オルソ写真(ゆがみのない平面写真)が欲しいですよね。TLSでは色が悪いのでオイラは好かないのです。(苦笑)


そこで立ち木の下を撮影するために、UAVの高度を落として「斜め写真」を追加撮影しています。撮影方法やマーカーの置き方にはちょっと”慣れ”が必要ですが橋の下など斜め写真を追加することで、TLSを追加で行わなくても地盤測量はできますね。


4年前に西日本災害時に、山滑りなどで木など転倒していて、地盤を撮影できないので始めた撮影方法です。

基本公共工事の際は、真上から撮影した写真のみを使用して土量を算出していますが、3Dモデルなどを作成する際は、斜め写真を入れてどの向きからでも見てもきれいに見れる点群を作成しています。


今ではUAV測量に”斜め写真を入れたほうが精度が高くなる”という、研究成果も出ています。


斜め写真を入れることでこんな精度の違いも出る現場もあります。


写真による点群作成は、このように川の水面と橋には高低差があり、通常真上からのみでの撮影ではきれいにいかないものです。


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線路がグダグダになります。


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そして真上から撮影した写真にこのような斜めから撮影した写真を数枚追加します。


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すると・・・線路がまっすぐなオルソ写真が作れます。


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注意事項は、斜めになるので被写体との距離や明るさの違いが出るので、絞りやピント調整は必要となります。うちのUAVは高精度GNSS内臓なので、どの位置から斜めに写真を撮影したか写真に記録されるので良いですけど、通常のUAVは斜め撮影でも写真の重ね(ラップ)をきちんと考えて行わないときれいな点群にはなりません。(ちょっとマニーかな)


では有意義なUAV撮影LIFEを。(笑)




先を考えて

毎回書くようになるのですが・・・・「今年は寒い!」。

毎日朝には雪が積もっている状態です。南側に行くと雪こそ少ないのですけど、風が強いです。そのため測量での”後視点”に立てているプリズムが風でひっくり返って今月だけで3つ壊れてしまいました。(泣)


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(プリズムの一部が壊れてボンドでのりつけ・修復している状態)

プリズムがバラバラになって修復できないのもあります。


さて、今年も「建設物価」の本を発行されてい”る建設物価調査会”から『建設ITガイド』が発売されました。


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昨年末にトンネルのクラック調査をオイラもやりましたが、同じようにされていることが紹介された記事も載っていました。考え方は同じようなのですけど日数で行くとうちが早く作れるかな?(笑)


 毎年この本を読んで思う事があるのですけど、建設業界がどこに向いて行っているのか?を経営者の人はぜひ読んでいただきたいものです。国土交通省の取り組み、そしてそれが次第に県・市町村に反映されてくるのは必須ですので。


「マシンコントロール?そんなのうちの会社じゃ使うことにならないよ!」


と5年前に言っていた建設会社さんは、自社でマシーンコントロールバックホウを買われましたからね。


建設業界も次のステップに入り出した様子なのですけど、まだ環境がそろわないので知っておくことだけでよいと思います。
VR(バーチャル・リアリティー)を建設業に。


オイラが約20年前に建設会社を辞めるころに”理想の現場管理”としてGPSやモデル・ARを調べていました。当時はタブレットというものが無くて、カメラを構造物を映すと、GPSによって3Dモデルと重ねて見えて、出来形管理ができるという構想をしていました。

このころにはサラリーマンでありながら自分で3DCADソフトを持っていましたので、3Dデータをどのように活用すれば現場が便利になるか考えていました。

(マニアックな人間だったとつくづく思いますわ・・(苦笑))

ソフト面はMicrosoft社が本気で取り組みだしましたね。VR会社の買収などをして。


というものの、現実はひたすら体を動かして仕事をするしかないのですけどもね。(苦笑)

施工できない設計図

年末のスパートをかけて仕事をしている話を聞くようになりました。

「どうにか年内に終わらせて・・・」と思っていても、今週末には大寒波が来る予報になり、

「年内完成は無理かな・」という話も出だしました。


いろんな現場に行っていると仕事の愚痴を聞くことも少なからず。今回聞いた話は・・・


「施工できない設計図」


これを聞いたオイラは、 「施工できない時点で設計図とは言えないだろう!」とツッコミを入れてしまうもの。


現場の人に話を聞くと、工事が発注されて三者会議(発注者・設計会社・施工会社)を行って発注図面について質疑応答などをされたそうなのですが、施工会社から見て

「ここの部分はどうやって施工するのですか?」

と設計会社に質問をすると・・・

「うちは設計指針に準じて図面を作成しましたので、施工方法は施工会社さんで考えてください」

といわれていたそうです。

それをそのまま発注された発注者。


結局なにも解決せずに仕事を始めて数年が経つそうなのですが、山が崩れてきたり仕事の効率が上がらずまだ1年近くかかるとか。


オイラが思うことは

 発注者:設計会社の言いなりで公共工事をやってはいけない

 設計会社:設計図面を作るという事がわからない会社

 施工会社:無理ならいろんな技術を持ち込んで設計変更をするべき


それぞれにツッコミはあるのですが、こんな話を聞くと・・・オイラまで愚痴を書いてしまいました。(苦笑)

建設業の知識の共有化

いや〜、降りましたね〜雪が。通年はちょっと雪がちらついて・・・の予兆がありましたが、今年は一気に初雪が降りました。

北海道でも今回これだけ積もったのは初めてだという箇所もあるぐらいで比較的遅い初雪でしたね。


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雪が降る箇所の現場は何とか先週の金曜日に終わらすことが出来、今週はたまりにたまった書類・図面を仕上げていくことに専念したいところです。


今週はちょっと変わった行事として、発注者さんにI-Conといいます、最近はやりのことばで”建設DX(デジタルトランスフォーメーション)の現場実務についての説明に行くことになっています。言葉や書物では知っておられるのでしょうけど、実務の詳細や質疑応答をしてほしいという事で、今どのように土木技術が進んでいるとか、今後どのような向きに向かっていきそうなのかを「聞かれたらお話を」する予定です。


先日も書きましたが、現在の建設環境で3次元化が定着するにはまだまだ時間がかかる予想です。

比較的早く現場施工の建設会社では、3次元化が段々と定着しているのですが、発注者とその図面を作成するコンサルタント会社では、いまいちというかまだまだ3次元化に目が向いていないと感じます。

海外では 「発注者」「設計コンサルタント会社」「建設会社」のなかで、人材の行き来がたくさんあるといいます。つまり施工会社の人が発注者になるとか、発注者が施工会社に来るなど、それぞれの立場を知りながら、建設業の形が出来ているそうです。

しかし日本では、発注者は”公務員”で、公務員になるにも年齢制限あり。となると、必然的に発注者はの方は本当の”物を作る現場”を知ることはできないでしょう。それに準じて、設計コンサルタント会社も発注者寄りですので、現場とは距離があることが多いでしょう。


この3部門は、3次元化になってメリットがあることが多くあると思いますが、この3部門がすべて3次元データを取り扱わないと、コスト縮減や効率化にはならないのです。


あるか方が 「日本での3次元化は無理!!」 と7,8年前に言われました。理由は上記のこと。

今一度この3部門の在り方を考えていかなければなりませんが、まずは発注者さんに3次元化の良さや、何もかも3次元でなく、効率を上げるには今の段階ここは2次元で。など知識を持って、発注者サイドでも業務の簡素化などで前を向いてもらわないと、建設業の革新は起こらないでしょうね。

すじ

お題の名前を聞くと ?? かと思いでしょうが、みなさんが日ごろ行っている


”すじを通す”


という意味のお題で始めさせていただきます。


人生・生活の中で普通はマナーを守って世間のルールを守って生活をされていることかと思います。

今回は土木工事における ”筋の通し方” で、「これは筋が通っていないな」という依頼が来まして少々オイラが設計図面を修正させているお話です。


いろんなところを通してオイラのところを紹介されたという事で、初めての建設会社さんから連絡があってお仕事をさせていただきました。



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この工事は 「ため池の改修」

そのために1000m近く山を切り開いて仮設道を作って、現場まで行く道を作るのもこの工事の一部でした。

設計会社は「コンサルタント会社の某大手パ〇〇」。


古い等高線が入った地図を使って、平面図や横断図をってあったのですが、仮設道路も延長が2倍違うとか、横断図もどこのものかさっぱりわからないものでした。線形や座標値なども何にもなし。つまり ”図面にみせたイラスト発注図面”でした。


現場に行くと、「設計した人間。絶対ここには来ていないな」という感じで全く現場とは違う箇所の図面でした。


ま、直すため池は現場にあるので、そこに行く仮設道路を下記の手順で計画しました。


1)GNSS機でため池の箇所を計測

2)入口をGNSS機で計測。

3)国土地理院のHPより5m数値地図メッシュをダウンロード

 (昔の10mメッシュは古い地図をベクター化したもの。5mメッシュはレーザー飛行

   データも取り入れられてずれが少ないです)

4)AutoCAD Civil3D に等高線を取り込んで計画の”線形・標準断面”を3Dで作成して、

 切土盛土のバランスを考えて仮設道路の仮計画を行う。

 ついでに、法務局の公図を座標系に変換して図面にプロット。


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5)大きな木がある中、GNSS機で伐木範囲を現場でPPロープ明記。

6)伐木(他業者で)

7)UAVにて写真測量を行って現況地盤の形状を点群で作成

8)再度線形・横断図を作成

9)現場施工用、基準点を作成 → 現場職員に引き渡し


と、結局発注コンサルタント図面を使う事は無く、施工に入られたという事です。


さて、”すじ”というお題ですが、このような図面を発注した役所はどのように責任を取るのかという事。このように建設会社が工事を行う努力をしているのに、

「道路幅は設計で3.5mしか見れません、後は業者の責任で」

図面が間違って500mの道路ですが、10tダンプが離合するところもお金が見てもらえず、業者責任で掘削して拡幅しているのに、土量計算なんか合わないに決まっています。


「よその業者は設計変更なんかせずに、自社努力でやっているんだぞ」

といわれたそうです。

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まだまだ地方ではこんな公共工事が横行しているのですが、「物理的に無理な仕事をさせる公共工事」って、”すじ”が通っていないですよね。


どのような経緯でこの発注図面が出来たかわかりませんが、設計会社の責任も出てきても良いでしょう。(延長が2倍違って、施工できない図面を作って納品している)


来年から設計コンサルタント会社で3Dモデルを作成して建設会社に渡すことになっていますが、コンサルタント会社でざわついている(悩んでいる)話を聞いています。


発注者(公務員)・設計コンサルタント会社・建設会社。無駄無し・最良の公共工事ができるように今一度、仕事方法と人材の形態を見直さないと、今後の土木は発展しないと感じているもぐらでございます。

3次元データの発注図面

今週もいろんなお仕事のお話が来ていますが、単調な仕事ばかりでないので楽しむというか、悩んで知恵を出さないとやれない仕事も結構ありますね。ま、その方が楽しいのですけどもね。


先週は今後公共工事の3次元化について話をすることが出来ました。


建設業界に3次元化の波がやってきていますが、どこまで3次元化にするかです。 3次元化にする目的は 『仕事の効率化』が大きな目的なのですが、3次元にこだわって無駄なお金を出してしまう事もあります。


今後公共工事を3次元データで発注するようになり始めるので、設計コンサルタント会社さんでは、そのデータを作成を始めなければならなくなっています。

そこで先週末に、オイラが作ったバックホウの3Dマシーンデータをあるコンサルタント会社でも作成されて、2つを重ねて確認することをここの事務所で行いました。


オイラは、発注者の方から3次元データを施工会社に渡されてもそのままバックホウに入れることはできないでしょう。建築でもそうですが『施工図』と呼ばれる現場に合った図面に作り直す必要があります。


例えば補強土壁がある現場では下のような段々の基礎を施工するにあたり、とてもたくさんの丁張をかけるか、ずっと測量をする人を配置して床掘を行わないといけません。


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このデータを使って施工している現場の人に聞くと・・・

「めっちゃ楽!」バックホウオペ一人でこの複雑な床掘ができるのですから。と。


もし発注者の方から、『完成形の3次元データ』を渡されても、実際3次元データが活用しているのはこのように床掘や路床までのデータです。もちろん山切掘削・盛土などはそのまま完成形で渡されても使えるところもありますが、中途半端な3次元データを渡されても現場では使えないという事です。

で、オイラは今後発注図面を作る設計コンサルタントさんにお願いをしました。


「オイラ施工会社サイドの人間は発注図面を守って現場を作らなければならないので、複雑な3次元データを作成しています。しかしあなたたちは3次元データを作成しやすい設計図面を作ることが出来るわけです。例えば仮設道路をわざわざ曲線線形にしなくてもダンプは走れるのでもっと簡単に作れる道路・のり面にすることが出来るのでいろんな知恵を出してください」と。


今後は3次元データを設計コンサルタントの方が作るには、施工会社と手を組んで現場を見に行かないと、とんちんかんな3次元データとなってしまうでしょうね。

夜間工事の撮影

昨日から秋の風(涼しい)が吹きだしましたね。今朝も入口の扉を全開にしていますが、気持ち良い風が入ってきます。

周辺は稲が実って秋一色となっていますが、お盆や先週の突風で、稲が倒れて収穫が減っている感じです。


さて、今朝は「眠い」。土曜日の晩は夜勤で日曜日もほとんど寝ずに家のことなどをしていましたが、昨夜だけでは『寝足らん』という状態です。 でも一昨夜は”趣味”のお仕事でしたので。(笑)


お仕事のお題は 『夜間工事のタイムラプス作成』です。

こんなお仕事をしている状態を パラパラ動画(早送り動画)の作成です。


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定点カメラを設置して写真を撮影。夜間工事においては、場内が暗く、一眼レフカメラを高感度に設定して撮影します。ここ近年はアクションカメラなどの性能が上がり、それも使って撮影しています。


オイラは4秒に1枚撮影する設定にしています。なので1晩で7000枚近い撮影するので、外部電源で給電しながらの撮影です。ちなみに、3か所ぐらいから撮影するので一晩で20000枚ぐらいを後日編集します。


基本「工事の記録」だと思うのですけど、できた動画はリクルートや新入社員への説明にも使われているようです。そのほか同じような工法で施工する際に、以前の工事を参考にタイムスケジュールを作られているようです。


オイラの編集は、画面のどこかに時計を付けておきますので、時間を確認できます。


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基本線路内に立ち入るには講習を受けて資格を持っておかないといけないのですけど、通常オイラはそこの現場の測量をやっていますので、普段通りに線路内から撮影させていただいています。


オープニング・本編・作業状況・エンディングを作る想定で、撮影しておかないといけないので本編以外は手持ちのカメラで撮影しておきます。

今年になって、8年前の一眼レフカメラを新調しましたが・・・・高感度が使えるようになり撮影がすごく楽になりました。

これまでは 感度(ISO)6400 シャッタースピード1/10の手持ちがやっとでしたが、今のカメラは 感度51200まで使えるので 最低シャッタースピード 1/30の手持ちでできるようになりました。

ちなみにシャッタースピード 1/10 って、普通は手振れでまともな写真にならないスピードです。


近年は ブログより ”YOUTube”の方が情報を入れるのに一般化してきたので、オイラも変わっていかないと駿遠前から思っているのですが・・・自分の容姿を出すことに戸惑っています。(苦笑)

交差点内の計画

今日から9月。学生だった頃は・・「8月ってなんでこんなに早く過ぎるんだ!」

と思っていましたが、最近は・・・「暑い・・早く8月を終わらせてくれ〜」状態です。

なので、昨日は「まだ8月だったんだ」てな感じでおりました。でも9月になっても残暑があるので気候は単純に月で変わるものではないんですけれどもね。


前回はイレギュラーな地上型レーザースキャナーの活用ですが、今日は正統?な地上型レーザースキャナーの使い方を。(笑)


これは今年初めのころの仕事でしたが、仕事のお題は、

「交差点内の舗装オーバーレイの計画高をしてほしい」 でした。


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現状として1つの道路は縦断勾配が大きく、もう一つは交差点内が一番低い縦断となっています。そのため交差点内の排水をどのように計画するかが大切でした。


今回の作業手順は、

1)地上型レーザースキャナーで現況地形の点群を取得

2)点群の不要なデータ ”ごみとり” + 交差点舗装部分のみの点群に
3)点群 → サーフェス(TIN)に変換


4)1cmピッチの等高線、水の流れを解析


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5)2路線の縦断図を作成

6)2路線の片勾配を計画 (滑らかに変化させないと通過する車の揺れが大きくなる)


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7)中央から路肩の排水溝への排水を計画 (等高線と水の流れで解析)


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8)計画の決定

9)舗装厚、As数量の算出


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10)サーフェスをタブレットPCに登録し、トータルステーションと連動

  (現場に平板ソフトとタブレットPCを貸出、舗装工事で使えるように設定)

      (どこを当たっても計画高さが表示できるように)

11)完成

という手順で行いました。


地上型レーザースキャナーを入れる前は、ひたすらトータルステーションのノンプリズム+秘密兵器(特許になるやつ)で路面を測り、こんな資料を作成していました。


このように資料を並べてみると・・・「オイラってこんな仕事をやっていたんだ」と過去のことはきれいに忘れてしまっていますね。(笑)

災害を起こさない土木施工

こちらでもすっきりとしない天気が続きますが、東海地方は長雨で大変なことになっており、地域の人もそうですが、救援・復旧している人は2次災害を避けながら作業を頑張っていただきたいという気持ちです。

西日本災害も明日で3年が経ちます。当時を思い出すと、まずは人命救助優先で行方不明の方がいる地域では、災害復旧チームは入れないことになっていましたね。

次に生活基盤が壊れているところの復旧。道路は仮設。最低限のインフラ整備をして生活できるように行われていましたね。


オイラは鉄道関係の建設会社に使ってもらっていることもあり、UAVを持っていき土砂崩れなどの土量を算出しておりました。


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(山口県光市 山陽本線)


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(広島県東広島市志和)


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(広島県安佐北区白木)


仕事によっては工事の図面を作成にも携わっていますが、”水”の取り扱いから考えていかないといけないのですよね。

特に山・原野に道路や構造物を作成する際は、「元流れている水系を変えない」が鉄則です。つまり道路などを作成して水路の関係で隣の谷に水を流す場合は、隣の谷の流末はすべての水を流せれる能力があるかすべて調べないといけないのです。


それと土木工事では”地下排水”という地中にパイプを入れて地下水を取り、表面を乾かす工法がありますが、大雨になるとその地下水は 「小さな川」に変化するのです。

これが何に影響するかといいますと、盛土部に通ずる地下排水は盛土を流してしまう川に代わってしまうことがあるのです。

今回の静岡災害では盛り土部が崩壊したと聞いています。まだ原因は分からないのですが、目に見えない「地下水」。これが影響していることは確かだと思います。


自然災害は防ぐ努力と、人災になる施工をしないことが土木技術者に大切ですね。

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もぐらくん

サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

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