もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

公共工事

UAVによる測量

「5月の連休前であるが、この1週間の使い方で工事は大きく変わる。」

と、オイラも現場代理人だった時には、連休までの追い込みや予定工程の死守には気分を使ったものです。

現在でも同じことではありますが、コンクリートの長期養生ができるということで、連休前にコンクリート打設の工程を組むことが多かったですね。


最近は現場からデータをたくさん取っておいて連休中に・・・・って、もうブラック企業まっしぐらの工程です。(苦笑)


工事開始の時期ですので、UAVによる起工測量へも声をかけてもらうのですけど、点群の作成は奥が深いものです。


image


こんな谷間の箇所で、UAVでの撮影では、基本、プログラムでの撮影ですが、立木・枝などで山側の撮影ができないことが多いです。

(ちなみにここは高度100mでも立ち木にあたりそうになり緊急停止しました。)


image


それならTLS(地上型レーザースキャナー)で測量すればいいじゃん!

という思われることもありますが、やはり工事をするに、オルソ写真(ゆがみのない平面写真)が欲しいですよね。TLSでは色が悪いのでオイラは好かないのです。(苦笑)


そこで立ち木の下を撮影するために、UAVの高度を落として「斜め写真」を追加撮影しています。撮影方法やマーカーの置き方にはちょっと”慣れ”が必要ですが橋の下など斜め写真を追加することで、TLSを追加で行わなくても地盤測量はできますね。


4年前に西日本災害時に、山滑りなどで木など転倒していて、地盤を撮影できないので始めた撮影方法です。

基本公共工事の際は、真上から撮影した写真のみを使用して土量を算出していますが、3Dモデルなどを作成する際は、斜め写真を入れてどの向きからでも見てもきれいに見れる点群を作成しています。


今ではUAV測量に”斜め写真を入れたほうが精度が高くなる”という、研究成果も出ています。


斜め写真を入れることでこんな精度の違いも出る現場もあります。


写真による点群作成は、このように川の水面と橋には高低差があり、通常真上からのみでの撮影ではきれいにいかないものです。


image


線路がグダグダになります。


image image


そして真上から撮影した写真にこのような斜めから撮影した写真を数枚追加します。


image


すると・・・線路がまっすぐなオルソ写真が作れます。


image image


注意事項は、斜めになるので被写体との距離や明るさの違いが出るので、絞りやピント調整は必要となります。うちのUAVは高精度GNSS内臓なので、どの位置から斜めに写真を撮影したか写真に記録されるので良いですけど、通常のUAVは斜め撮影でも写真の重ね(ラップ)をきちんと考えて行わないときれいな点群にはなりません。(ちょっとマニーかな)


では有意義なUAV撮影LIFEを。(笑)




先を考えて

毎回書くようになるのですが・・・・「今年は寒い!」。

毎日朝には雪が積もっている状態です。南側に行くと雪こそ少ないのですけど、風が強いです。そのため測量での”後視点”に立てているプリズムが風でひっくり返って今月だけで3つ壊れてしまいました。(泣)


image

(プリズムの一部が壊れてボンドでのりつけ・修復している状態)

プリズムがバラバラになって修復できないのもあります。


さて、今年も「建設物価」の本を発行されてい”る建設物価調査会”から『建設ITガイド』が発売されました。


image



                  image


昨年末にトンネルのクラック調査をオイラもやりましたが、同じようにされていることが紹介された記事も載っていました。考え方は同じようなのですけど日数で行くとうちが早く作れるかな?(笑)


 毎年この本を読んで思う事があるのですけど、建設業界がどこに向いて行っているのか?を経営者の人はぜひ読んでいただきたいものです。国土交通省の取り組み、そしてそれが次第に県・市町村に反映されてくるのは必須ですので。


「マシンコントロール?そんなのうちの会社じゃ使うことにならないよ!」


と5年前に言っていた建設会社さんは、自社でマシーンコントロールバックホウを買われましたからね。


建設業界も次のステップに入り出した様子なのですけど、まだ環境がそろわないので知っておくことだけでよいと思います。
VR(バーチャル・リアリティー)を建設業に。


オイラが約20年前に建設会社を辞めるころに”理想の現場管理”としてGPSやモデル・ARを調べていました。当時はタブレットというものが無くて、カメラを構造物を映すと、GPSによって3Dモデルと重ねて見えて、出来形管理ができるという構想をしていました。

このころにはサラリーマンでありながら自分で3DCADソフトを持っていましたので、3Dデータをどのように活用すれば現場が便利になるか考えていました。

(マニアックな人間だったとつくづく思いますわ・・(苦笑))

ソフト面はMicrosoft社が本気で取り組みだしましたね。VR会社の買収などをして。


というものの、現実はひたすら体を動かして仕事をするしかないのですけどもね。(苦笑)

施工できない設計図

年末のスパートをかけて仕事をしている話を聞くようになりました。

「どうにか年内に終わらせて・・・」と思っていても、今週末には大寒波が来る予報になり、

「年内完成は無理かな・」という話も出だしました。


いろんな現場に行っていると仕事の愚痴を聞くことも少なからず。今回聞いた話は・・・


「施工できない設計図」


これを聞いたオイラは、 「施工できない時点で設計図とは言えないだろう!」とツッコミを入れてしまうもの。


現場の人に話を聞くと、工事が発注されて三者会議(発注者・設計会社・施工会社)を行って発注図面について質疑応答などをされたそうなのですが、施工会社から見て

「ここの部分はどうやって施工するのですか?」

と設計会社に質問をすると・・・

「うちは設計指針に準じて図面を作成しましたので、施工方法は施工会社さんで考えてください」

といわれていたそうです。

それをそのまま発注された発注者。


結局なにも解決せずに仕事を始めて数年が経つそうなのですが、山が崩れてきたり仕事の効率が上がらずまだ1年近くかかるとか。


オイラが思うことは

 発注者:設計会社の言いなりで公共工事をやってはいけない

 設計会社:設計図面を作るという事がわからない会社

 施工会社:無理ならいろんな技術を持ち込んで設計変更をするべき


それぞれにツッコミはあるのですが、こんな話を聞くと・・・オイラまで愚痴を書いてしまいました。(苦笑)

建設業の知識の共有化

いや〜、降りましたね〜雪が。通年はちょっと雪がちらついて・・・の予兆がありましたが、今年は一気に初雪が降りました。

北海道でも今回これだけ積もったのは初めてだという箇所もあるぐらいで比較的遅い初雪でしたね。


image


雪が降る箇所の現場は何とか先週の金曜日に終わらすことが出来、今週はたまりにたまった書類・図面を仕上げていくことに専念したいところです。


今週はちょっと変わった行事として、発注者さんにI-Conといいます、最近はやりのことばで”建設DX(デジタルトランスフォーメーション)の現場実務についての説明に行くことになっています。言葉や書物では知っておられるのでしょうけど、実務の詳細や質疑応答をしてほしいという事で、今どのように土木技術が進んでいるとか、今後どのような向きに向かっていきそうなのかを「聞かれたらお話を」する予定です。


先日も書きましたが、現在の建設環境で3次元化が定着するにはまだまだ時間がかかる予想です。

比較的早く現場施工の建設会社では、3次元化が段々と定着しているのですが、発注者とその図面を作成するコンサルタント会社では、いまいちというかまだまだ3次元化に目が向いていないと感じます。

海外では 「発注者」「設計コンサルタント会社」「建設会社」のなかで、人材の行き来がたくさんあるといいます。つまり施工会社の人が発注者になるとか、発注者が施工会社に来るなど、それぞれの立場を知りながら、建設業の形が出来ているそうです。

しかし日本では、発注者は”公務員”で、公務員になるにも年齢制限あり。となると、必然的に発注者はの方は本当の”物を作る現場”を知ることはできないでしょう。それに準じて、設計コンサルタント会社も発注者寄りですので、現場とは距離があることが多いでしょう。


この3部門は、3次元化になってメリットがあることが多くあると思いますが、この3部門がすべて3次元データを取り扱わないと、コスト縮減や効率化にはならないのです。


あるか方が 「日本での3次元化は無理!!」 と7,8年前に言われました。理由は上記のこと。

今一度この3部門の在り方を考えていかなければなりませんが、まずは発注者さんに3次元化の良さや、何もかも3次元でなく、効率を上げるには今の段階ここは2次元で。など知識を持って、発注者サイドでも業務の簡素化などで前を向いてもらわないと、建設業の革新は起こらないでしょうね。

すじ

お題の名前を聞くと ?? かと思いでしょうが、みなさんが日ごろ行っている


”すじを通す”


という意味のお題で始めさせていただきます。


人生・生活の中で普通はマナーを守って世間のルールを守って生活をされていることかと思います。

今回は土木工事における ”筋の通し方” で、「これは筋が通っていないな」という依頼が来まして少々オイラが設計図面を修正させているお話です。


いろんなところを通してオイラのところを紹介されたという事で、初めての建設会社さんから連絡があってお仕事をさせていただきました。



image


この工事は 「ため池の改修」

そのために1000m近く山を切り開いて仮設道を作って、現場まで行く道を作るのもこの工事の一部でした。

設計会社は「コンサルタント会社の某大手パ〇〇」。


古い等高線が入った地図を使って、平面図や横断図をってあったのですが、仮設道路も延長が2倍違うとか、横断図もどこのものかさっぱりわからないものでした。線形や座標値なども何にもなし。つまり ”図面にみせたイラスト発注図面”でした。


現場に行くと、「設計した人間。絶対ここには来ていないな」という感じで全く現場とは違う箇所の図面でした。


ま、直すため池は現場にあるので、そこに行く仮設道路を下記の手順で計画しました。


1)GNSS機でため池の箇所を計測

2)入口をGNSS機で計測。

3)国土地理院のHPより5m数値地図メッシュをダウンロード

 (昔の10mメッシュは古い地図をベクター化したもの。5mメッシュはレーザー飛行

   データも取り入れられてずれが少ないです)

4)AutoCAD Civil3D に等高線を取り込んで計画の”線形・標準断面”を3Dで作成して、

 切土盛土のバランスを考えて仮設道路の仮計画を行う。

 ついでに、法務局の公図を座標系に変換して図面にプロット。


image


5)大きな木がある中、GNSS機で伐木範囲を現場でPPロープ明記。

6)伐木(他業者で)

7)UAVにて写真測量を行って現況地盤の形状を点群で作成

8)再度線形・横断図を作成

9)現場施工用、基準点を作成 → 現場職員に引き渡し


と、結局発注コンサルタント図面を使う事は無く、施工に入られたという事です。


さて、”すじ”というお題ですが、このような図面を発注した役所はどのように責任を取るのかという事。このように建設会社が工事を行う努力をしているのに、

「道路幅は設計で3.5mしか見れません、後は業者の責任で」

図面が間違って500mの道路ですが、10tダンプが離合するところもお金が見てもらえず、業者責任で掘削して拡幅しているのに、土量計算なんか合わないに決まっています。


「よその業者は設計変更なんかせずに、自社努力でやっているんだぞ」

といわれたそうです。

image


まだまだ地方ではこんな公共工事が横行しているのですが、「物理的に無理な仕事をさせる公共工事」って、”すじ”が通っていないですよね。


どのような経緯でこの発注図面が出来たかわかりませんが、設計会社の責任も出てきても良いでしょう。(延長が2倍違って、施工できない図面を作って納品している)


来年から設計コンサルタント会社で3Dモデルを作成して建設会社に渡すことになっていますが、コンサルタント会社でざわついている(悩んでいる)話を聞いています。


発注者(公務員)・設計コンサルタント会社・建設会社。無駄無し・最良の公共工事ができるように今一度、仕事方法と人材の形態を見直さないと、今後の土木は発展しないと感じているもぐらでございます。

3次元データの発注図面

今週もいろんなお仕事のお話が来ていますが、単調な仕事ばかりでないので楽しむというか、悩んで知恵を出さないとやれない仕事も結構ありますね。ま、その方が楽しいのですけどもね。


先週は今後公共工事の3次元化について話をすることが出来ました。


建設業界に3次元化の波がやってきていますが、どこまで3次元化にするかです。 3次元化にする目的は 『仕事の効率化』が大きな目的なのですが、3次元にこだわって無駄なお金を出してしまう事もあります。


今後公共工事を3次元データで発注するようになり始めるので、設計コンサルタント会社さんでは、そのデータを作成を始めなければならなくなっています。

そこで先週末に、オイラが作ったバックホウの3Dマシーンデータをあるコンサルタント会社でも作成されて、2つを重ねて確認することをここの事務所で行いました。


オイラは、発注者の方から3次元データを施工会社に渡されてもそのままバックホウに入れることはできないでしょう。建築でもそうですが『施工図』と呼ばれる現場に合った図面に作り直す必要があります。


例えば補強土壁がある現場では下のような段々の基礎を施工するにあたり、とてもたくさんの丁張をかけるか、ずっと測量をする人を配置して床掘を行わないといけません。


image


このデータを使って施工している現場の人に聞くと・・・

「めっちゃ楽!」バックホウオペ一人でこの複雑な床掘ができるのですから。と。


もし発注者の方から、『完成形の3次元データ』を渡されても、実際3次元データが活用しているのはこのように床掘や路床までのデータです。もちろん山切掘削・盛土などはそのまま完成形で渡されても使えるところもありますが、中途半端な3次元データを渡されても現場では使えないという事です。

で、オイラは今後発注図面を作る設計コンサルタントさんにお願いをしました。


「オイラ施工会社サイドの人間は発注図面を守って現場を作らなければならないので、複雑な3次元データを作成しています。しかしあなたたちは3次元データを作成しやすい設計図面を作ることが出来るわけです。例えば仮設道路をわざわざ曲線線形にしなくてもダンプは走れるのでもっと簡単に作れる道路・のり面にすることが出来るのでいろんな知恵を出してください」と。


今後は3次元データを設計コンサルタントの方が作るには、施工会社と手を組んで現場を見に行かないと、とんちんかんな3次元データとなってしまうでしょうね。

夜間工事の撮影

昨日から秋の風(涼しい)が吹きだしましたね。今朝も入口の扉を全開にしていますが、気持ち良い風が入ってきます。

周辺は稲が実って秋一色となっていますが、お盆や先週の突風で、稲が倒れて収穫が減っている感じです。


さて、今朝は「眠い」。土曜日の晩は夜勤で日曜日もほとんど寝ずに家のことなどをしていましたが、昨夜だけでは『寝足らん』という状態です。 でも一昨夜は”趣味”のお仕事でしたので。(笑)


お仕事のお題は 『夜間工事のタイムラプス作成』です。

こんなお仕事をしている状態を パラパラ動画(早送り動画)の作成です。


image


定点カメラを設置して写真を撮影。夜間工事においては、場内が暗く、一眼レフカメラを高感度に設定して撮影します。ここ近年はアクションカメラなどの性能が上がり、それも使って撮影しています。


オイラは4秒に1枚撮影する設定にしています。なので1晩で7000枚近い撮影するので、外部電源で給電しながらの撮影です。ちなみに、3か所ぐらいから撮影するので一晩で20000枚ぐらいを後日編集します。


基本「工事の記録」だと思うのですけど、できた動画はリクルートや新入社員への説明にも使われているようです。そのほか同じような工法で施工する際に、以前の工事を参考にタイムスケジュールを作られているようです。


オイラの編集は、画面のどこかに時計を付けておきますので、時間を確認できます。


image


基本線路内に立ち入るには講習を受けて資格を持っておかないといけないのですけど、通常オイラはそこの現場の測量をやっていますので、普段通りに線路内から撮影させていただいています。


オープニング・本編・作業状況・エンディングを作る想定で、撮影しておかないといけないので本編以外は手持ちのカメラで撮影しておきます。

今年になって、8年前の一眼レフカメラを新調しましたが・・・・高感度が使えるようになり撮影がすごく楽になりました。

これまでは 感度(ISO)6400 シャッタースピード1/10の手持ちがやっとでしたが、今のカメラは 感度51200まで使えるので 最低シャッタースピード 1/30の手持ちでできるようになりました。

ちなみにシャッタースピード 1/10 って、普通は手振れでまともな写真にならないスピードです。


近年は ブログより ”YOUTube”の方が情報を入れるのに一般化してきたので、オイラも変わっていかないと駿遠前から思っているのですが・・・自分の容姿を出すことに戸惑っています。(苦笑)

交差点内の計画

今日から9月。学生だった頃は・・「8月ってなんでこんなに早く過ぎるんだ!」

と思っていましたが、最近は・・・「暑い・・早く8月を終わらせてくれ〜」状態です。

なので、昨日は「まだ8月だったんだ」てな感じでおりました。でも9月になっても残暑があるので気候は単純に月で変わるものではないんですけれどもね。


前回はイレギュラーな地上型レーザースキャナーの活用ですが、今日は正統?な地上型レーザースキャナーの使い方を。(笑)


これは今年初めのころの仕事でしたが、仕事のお題は、

「交差点内の舗装オーバーレイの計画高をしてほしい」 でした。


image

現状として1つの道路は縦断勾配が大きく、もう一つは交差点内が一番低い縦断となっています。そのため交差点内の排水をどのように計画するかが大切でした。


今回の作業手順は、

1)地上型レーザースキャナーで現況地形の点群を取得

2)点群の不要なデータ ”ごみとり” + 交差点舗装部分のみの点群に
3)点群 → サーフェス(TIN)に変換


4)1cmピッチの等高線、水の流れを解析


image


image



5)2路線の縦断図を作成

6)2路線の片勾配を計画 (滑らかに変化させないと通過する車の揺れが大きくなる)


image


7)中央から路肩の排水溝への排水を計画 (等高線と水の流れで解析)


image


image


8)計画の決定

9)舗装厚、As数量の算出


image


10)サーフェスをタブレットPCに登録し、トータルステーションと連動

  (現場に平板ソフトとタブレットPCを貸出、舗装工事で使えるように設定)

      (どこを当たっても計画高さが表示できるように)

11)完成

という手順で行いました。


地上型レーザースキャナーを入れる前は、ひたすらトータルステーションのノンプリズム+秘密兵器(特許になるやつ)で路面を測り、こんな資料を作成していました。


このように資料を並べてみると・・・「オイラってこんな仕事をやっていたんだ」と過去のことはきれいに忘れてしまっていますね。(笑)

災害を起こさない土木施工

こちらでもすっきりとしない天気が続きますが、東海地方は長雨で大変なことになっており、地域の人もそうですが、救援・復旧している人は2次災害を避けながら作業を頑張っていただきたいという気持ちです。

西日本災害も明日で3年が経ちます。当時を思い出すと、まずは人命救助優先で行方不明の方がいる地域では、災害復旧チームは入れないことになっていましたね。

次に生活基盤が壊れているところの復旧。道路は仮設。最低限のインフラ整備をして生活できるように行われていましたね。


オイラは鉄道関係の建設会社に使ってもらっていることもあり、UAVを持っていき土砂崩れなどの土量を算出しておりました。


image

(山口県光市 山陽本線)


image
(広島県東広島市志和)


image

(広島県安佐北区白木)


仕事によっては工事の図面を作成にも携わっていますが、”水”の取り扱いから考えていかないといけないのですよね。

特に山・原野に道路や構造物を作成する際は、「元流れている水系を変えない」が鉄則です。つまり道路などを作成して水路の関係で隣の谷に水を流す場合は、隣の谷の流末はすべての水を流せれる能力があるかすべて調べないといけないのです。


それと土木工事では”地下排水”という地中にパイプを入れて地下水を取り、表面を乾かす工法がありますが、大雨になるとその地下水は 「小さな川」に変化するのです。

これが何に影響するかといいますと、盛土部に通ずる地下排水は盛土を流してしまう川に代わってしまうことがあるのです。

今回の静岡災害では盛り土部が崩壊したと聞いています。まだ原因は分からないのですが、目に見えない「地下水」。これが影響していることは確かだと思います。


自然災害は防ぐ努力と、人災になる施工をしないことが土木技術者に大切ですね。

工法比較

 今週は雨等により現場作業が中止になり内業が進んでオイラはちょっとうれしい週になっています。でも・・・座りっぱなしなどで体が硬直して肩こりなどが起こっています。

そんな時オイラは竹刀を振ると数時間後には肩こりが少し直りますので皆さんもお試しを。(笑)


 オイラはいろんな工事図面を見ていますが、時たま 「なんじゃこりゃ」というものがあります。

なんじゃこりゃ → 「なんでこんな構造物工事をするのか?」というものです。


 公共図面のほとんどは設計コンサルタント会社で作られ、発注者に収められて工事が発注されます。その際に金額の高い工事内容に対して、「工法比較」というものがあり、いろんな工事方法を列記してその中で


1,コスト比較 2,施工時間 3,安全 4,環境  


などの内容でトータル的に良い工法が選ばれるのです。


 最近見た工事の中に、“安全“ということで選ばれた工法が、結果的に ”危険“な施工方法になっているものや、”一般常識”の構造物を選択” した結果コストが高く施工時間も長い=開通が遅れる”ものがありました。


 施工会社が発注者に相談して変更されている形にはなっているものもありますが、工事の方法は実際に施工する会社のほうがよく知っていることも多くあるのですよね。でも構造計算などはほぼできないのでそこは設計会社のほうが得意ですね。


 数年前には工事開始前に、発注者、設計会社、施工会社の3者会議を行って工事が開始されていましたが、最近聞かなくなった気がします。

(まだされているところもあるかもしれませんが)

 発注者・設計者の考えを施工する会社に教えるという意味もあるのですが、施工会社も施工上問題があることなども相談できる場所にもなるのですよね。


 『知識と知恵』は、多方面に考えれる人が集まって初めて良い工事内容が決まるものです。

日本は発注者になるためには“公務員“が必須ですが、30歳までに公務員にならないとだめなのですが、海外では経験を積んでからでも公務員になれる国もあり、公共工事などでも施工現場の技術を持った人が公務員になって公共工事を発注されているそうです。


 多くは書きませんが、発注者と設計会社さんにはもっと施工現場を見て肌で感じてもらってから設計図を作ってもらいたいものです。

重機の遠隔操作

冬型が強まって寒い週末でしたね。現場も2時間かかるところが多く、長時間雪道を走るようになっていますが、まあ、それなりに走りますので到着時間はあまり変わらないのですけどもね。


昨日はいろんな現場を訪問してはCAD講習や測量講習をしていましたが、1現場にはバックホウの3次元データを3Dプリンターで作ったので届けに行きました。


image


橋台の床掘ですがコーナーを丸くして掘削土量を減らした現場の効率化の床掘3Dデータができました。


作ったデータの使い心地を聞きに現場では重機オペレーターと話をして、これまでにいろいろと聞かせてもらって次のデーター作成に生かさせております。


そこでそこの事務所にはもう一つ現場がありまして、そちらの現場は”重機を遠隔操作”が始まっていました。


重機の遠隔操作? と土木関係者では疑問視されてしまうかもしれませんが、現実の時代になりましたね。


 

image  


現場にある重機(スマートマシーン)をこの事務所にある操作コックピット(スマートコックビット)より操作するわけです。


image


遠隔操作は少し前からいろいろとあったようなのですが、今回はこのコックピットより、ボタンの切り替えだけで3台の重機に乗り換えられるのです。


上記の写真が バックホウ


この写真はブルドーザー

image


この写真はローラー

image


画面はモニターなので距離感がわかりにくいので、地面の傾きやバケットと地面の距離などは画面に数値や映像として表示されます。


重機には3次元データも入っていますので、遠隔からでも設計通りの土工断面を作ることができます。


3次元データは以前ブログに書いたこのデータです。


3次元データの作成


(うれしいことに現場の職員さんでこのデータを修正して現場に生かせれるようになったことです)


もうひとつうれしいことは、これをやっているのはこの地域の建設会社 加藤組さん。そして装置は日立建機さんですね。


でも操作と重機の反応の良さには感動ですね。もっともたもたするのかと思っていましたが、すごいですね。


まだまだこれから実稼働に使っていくように改良されていくのでしょうが、数年後にこのブログを見ると・・・

「こんな始まりだったんだな〜」と思う時が来るのでしょうね。(笑)





雪の記憶として

昨年ほとんど雪が降らなかったのですが、今年は・・・オイラの地域では例年通りですかね。


除雪がいるわけではなく、毎日少し積もっては解けていく感じが先週の木曜日より続いています。


image


気温もこのぐらいで、そこそこですね。


image  image

5、6年前には、 -15° になったこともありますので例年通りの気候ですかね。

川面凍っている光景を久々に見ました。


でも各地域で道路事情が雪で悪くはなっていますね。でも建設業者が一生懸命に除雪されている光景は・・・テレビに映らないのですよね〜なぜか。


昨日は雪のない南側の建設会社から連絡が入り・・・

「広島県北で雪を運ぶダンプが出せないかと連絡がきたよ」と。

でも南側のダンプって冬用タイヤやチェーンを持っている人が少ないので除雪を断る会社が多いそうです。

でも同じ建設業でも除雪などはその地域の人でないとできないものなんですよね。


雪で道路が見えなくなっているので、どこにガードレールや境界ブロックがあるかを知っていないと除雪車は運転できないですよね。これも特殊な技術者なんですよね。


うちの親父も昔は除雪車に乗っていたのですが、その地域ごとに道先案内の人を助手席に乗せて、どこにマンホールや地物があるかを案内してもらっていたそうです。でも一度マンホールがあることがわからず、排土板(鉄の大きなブレード)が当たって、急に車が止まってけがをしたということもあったそうです。


でも除雪って使命感がないとできない仕事だと思います。建設会社は自衛隊と同じく地域にはなくてはならない組織だと痛感するときですね。

公共工事のデータの受け渡し

公共工事と言ってもいろんな業種もありますし、この業種に応じたマニュアルや方式もあります。 これをすべて完璧に仕事をすることは・・・


無理!!


今夜はオイラは怒っています。

専門職がわからないことは仕方がないことだと思います。そのための専門職ということで仕事が分けられているのですから。


でも電子データの取り扱いは今や共通でなければならないのですが、コンサルタント会社が納品した電子データを発注者が整理して、建設会社に渡さないといけないのですが・・・・

「これまでのコンサルタントの成果DVD」

的な感じで10数件の何年ものコンサルタントデータをすべて渡してくるのですよね。


で、業者はその中で使えるものを探して、測量に使用する。


だめでしょうこれは。


そして、DVDの記録方式が一般的に互換が無い方式で記録されており、DVDを渡されても見ることが出来ないのですよね。


CALS/ECが始まったころは、資格者が勉強会を開くようなことが時たまありましたが、今はそんなことが無くなり、発注者や補助コンサルタントの人の技術レベルも開きつつあると思います。


パソコン技術も一般化とした時代になりつつありますが、公共工事にあっては今一度失敗がないように大切なデータの受け渡し方法を統一してもらいたいものです。

芸備線開通の音

新元号が発表されましたね。年号が変わって仕事・生活が大きく変わることが無いと思いますが、まず心配しているのが ”Excelがいつ新年号に対応するか” につきますね。(笑)


それと自作のフォーマットを変更しないといけないところが出てくるでしょうから、Excelが新年号に対応したら、作る始めることにしましょう。


さて、先週投稿した”閉校式”を終えホッとするまなく、ずっと現場仕事だったのですが、その帰りに珍しい列車の組み合わせを見つけました。


image


昨年7月の豪雨災害より不通となっているJR芸備線、三次駅〜かるが駅間ですが4月4日より三次駅〜中三田駅間が運行を始めるにあたり、試運転1号車が先週土曜日に走りました。

その日はちょうど芸備線の仕事をしていましたので、ダイヤ表に試運転があるのは知っていましたが、たまたま見かけたので、撮影してみました。


image


image


残り2区間ですが、橋梁が流された難関区間であり、この秋に開通予定ですが、昨日河川内の橋脚2基の位置出しをしましたので、これから川の中に棟が立ち上がってくるでしょう。


image  橋脚の床掘箇所


まだ先は長いですが、土木屋さんに災害復旧を頑張ってもらうしかないですね。

線路復旧工事

もー春だなーと思っていたら、冬の気候に逆戻り。まあ、梅の花が咲いて雪が降ることはよくあるのですが、もう、夏用タイヤに交換しているのだから、”積雪”だけは勘弁してほしいものです。


今週は昨年7月の豪雨災害により、まだJR芸備線は約50km区間が運休状態となっている区間の測量に行ってきました。


通常線路工事は夜間が多いのですが、運休中ということも有り先日は昼間の測量になっています。

”この際”というのか、今後のことも有りトンネル内など日ごろ工事が大変なところは、枕木がPC(コンクリート)枕木に変更されていますね。

この先は橋梁が落ちてしまって今復旧している箇所でして、全線開通はこの秋のめどとなっているようです。


この区間は4月4日に開通予定となっているので、最後の点検などが始まることでしょう。


image


近年線路工事の測量をよくしていますが、「工事が繊細」ですね。一般の人が線路工事をしている風景はあまり見ることがないと思われますが、作業員さんも”早く丁寧”の人が多いと思います。


開通を今しばらくお待ちください。ですね。

月別記事
皆さんのコメント
自己紹介

もぐらくん

サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

アクセス(一人1日1回)
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

もぐらへのメール
カテゴリから検索
記事検索
QRコード
QRコード
もぐらのめ
スマホ・タブレットはこちらから
  • ライブドアブログ