もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

CIM ・ 情報化施工

マシーン3Dデータの作成

6月も今週で終わりとなりますが・・・もたもたしているとあっという間に日にちが過ぎて行って気を引き締めて仕事をしないといけないと自分に言い聞かせている日々でございます。


ここのところ7月から始まるバックホウのマシーンコントロール(MC)のデータ作成が続いておりましてずっとモニターとにらめっこしていまして、気づけば”夕方”になっていますね。(苦笑)


image


この現場も3Dで作っているとおかしなところが見えてきまして、発注者と構造変更をしながら作成しておりまして、作ってみては修正が続いています。


というのも、平面図は真上から見えている”図”なのですが、それを立体にするには線に”高さ”を持たせるというものになります。

それが何に影響するかというと・・・


image


平面では直線で見えている部分ですが、実はこの赤囲いしている部分で道路の勾配変わりがあるので、その部分を立体図を横から見てみますと・・・・


image


矢印の先がこのように折れている箇所ができてしまうのです。もちろん法面も折れてしまいます。

このようなことは土木施工をして丁張をかけている人には、当然わかることなのですが、発注図面を描いている方がそれをわかって工事用図面を作成されているかは・・・?疑問です。


今回も道路わきに水路がなかったり、小段の高さが違ったり、のり面が擦り、水をどこに処理するかなどなど、そのまま施工できない構造になっています。


今後このようなマシーン施工3Dデータを発注者から貸与されるようになると聞いていますが、実際はコンサルタント会社さんが作られるようになります。(断言!)

先日発注者サイドで、この3Dモデルを作る単価(歩掛)を見せてもらいましたが・・・安くてありえない数字になっていました。

今後AIを使った3D図面が作れるソフトウェアの開発が進んでいると聞いていますが、自然を相手にした図面を簡単に作成できるデータができるようになるのは簡単にはいかないかなとオイラは思っています。


もちろん工事現場で3Dの活用で、現場の職員の人数を少なくできるメリットはありますので、3D作成に予算を投入することはよいことだとも思います。


今は過渡期なので、新しいことへの取り組みと、3D活用したら無駄・おかしいところなどを抽出して次へつなげていく必要がありますね。

3Dプリンターの事情

梅雨本番という感じの天候になりましたね。最近スマホの天気予報・降雨予報がとてもよくなって助かります。1週間ぐらいの予定が出ると外の仕事をしているオイラ達には外の仕事でも計画を立てやすいですからね。


昨日は以前からやらないといけない・・・と思っていても、やった事が無いことなので躊躇していたことを行いました。


新しく買ったもののあっという間に壊れてしまった3Dプリンターの修理。


      image


1か月前からノズルが詰まって何もできない事になっていました。でもノズルの修理方法ってネットにあまり出ていないのですが、メーカーから動画が1本ありましたが、その通りにやっても直りませんでした。ネットを見てヒントを得てやっとのことでノズルを取り外すことが出来ました。(写真を撮り忘れました)

で、真鍮でできているノズルをこの工具一式で、火炎放射で焼き切ってやると詰まっていたノズルが復帰しました。(半日かかってしまいました)

   image


今日はこれから3Dプリンターを買う、取り扱っている人の参考に3Dプリンターの取り扱いを列記しておきます。


【3Dプリンターを選ぶ基準】

1)造形(動いている)時に静かな機種 (大きなもので10時間ぐらい動くので)

2)機体の大きさ (mm以下でベースを調整しているのでいつも動かさない方がよい)

3)ノズルの大きさ (ノズルが大きいのは造形が早いけど精細なのことには向かない

             例:ネジなどは上写真機種ではきれいにいかないです)

4)ノズルが1つの機種か、2つあるか

   (2つは2種類のフィラメント(材料)が使える。水に溶けるのもあります)

5)使えるフィラメント (プラスチック・ゴム・金属配合・水溶性など)などかな。

   フィラメントの種類のHP


【3Dプリンターを取り扱う人の基準】

1)ノズルが詰まるのは日常茶判事。自分で修理できるか。

2)3Dデータを作成するソフトを持っているか。またはネット上のフリーのデータだけ

   作れればよいか。


【3Dプリンターを運用する際の注意点】

1)フィラメントの購入。 通常PLA(硬化プラスチック)でも、品質がいろいろとあり、

   安いのは詰まりやすいですね

2)PLAも水分を含むようで、長時間3Dプリンターに取り付けていると、劣化して詰まり

   やすくなる。

    image
  密閉できる容器に乾燥材を入れて保管

3)水溶性サポート材(PVA)は、空気中の水分を吸い取ったら使えなくなる。
  (今回これで壊れました)
  image  image
昨日こんな容器を買ってきまして、今後はこれに入れたまま3Dプリンターで使えるように加工します。


ちなみにネジの作成はこちらの機種を使っています。どれでも作れるかと思っていましたが、一番上の写真の2ノズルタイプでは無理でした。印鑑もこちらの方が詳細に出来上がります。


image  image

何にしてもきちんと管理をしないと使えない代物ですかね。

GNSSの活用

 今週は、標高700m超えの山の現場を歩きまくったり夜間仕事をして“ヘロヘロ君“になり、昨夜は足がパンパンになって、

「これ以上動きまくるとヤバいな」

という、体力の限界というか体力が減少していることになりました。(苦笑)


 前の会社の上司に数年ぶりに電話して話をしていると・・・


「おまえもええ歳なんじゃけ、若い者に現場をやらせていけばええじゃん。あ、ま、お前にこんなこと言ってもダメじゃな。昔っから自分でやらないとダメな奴じゃけ!」

と、言われました。(苦笑)


 この上司とは若き頃に何現場も一緒にやった人なので、30歳代になり、若手を連れて現場所長もやっていると若手を育てていくことが楽しくなりました。そして自分のスタイルは・・

「まず自分でいろいろと苦労・方法を見つけて若手に教えていく」

というスタイルになりましたね。


今週もいろんな業務をやっていましたが、この機材は今後の土木に必要だと感じた機材の一つ。


ネットワーク型GNSS(GPS) 観測機

image


ネットワーク型GNSS機1つを持って歩けば2,3cmの精度でその位置を観測できる機材です。

土木では施工箇所だけの座標を持たせて図面を作ることがありますが、先週末にある建設会社から

「施工延長は400mの山道なんですが、基準点が何もなく発注されていてどうやって仕事を進めていけばわからないのです」と。

図面を見ますと、地域の等高線図面から横断図や道路線形を作成されており、どこから道路を作るか全くわからない発注図面でした。


山の中で木がいっぱい茂っている現場と聞いていましたので、まずは現場にGNSS機をもっていって確かめてみました。

なかなか衛星をとらえることができなかったのですが、このぐらい立木があるところでも数分即位したらFIX(高精度観測)ができました。
「山の中ではGNSS機はほぼ使えない」と、聞いていたのですが、オイラの機器だけなのか、とても安定して衛星をとらえてくれました。

やってみないとダメですね。


で、起点・終点周辺の位置を取得して、「基盤地図情報サービス」HPより5mメッシュの情報をとってきて3次元等高線を作成して線形の見直しや縦断図、横断図を作成しました。あとは現地に行って確認ですね。


今頃は5mメッシュには ”航空レーザ測量データ” も入っているところもあり、より正確になっていることだと思います。


でも、設計図を作成する会社もこのご時世、世界測地系の図面を作成しないと業界に通用しなくなることとなると思いますね。

路面切削機のマシンガイダンス

ここ最近黄砂がひどくて気分もどんよりになりますね。本日で令和2年度が終わり明日からは新年度という少し気分も上がるのでは?という日ですね。


1年を振り返るもあるように1年度を振り返ってみますと、西日本は3年前の豪雨災害復旧が続いており建設業は忙しい年度だったと思います。それに付随するオイラの仕事もいろいろと声をかけてもらっています。その中でも『業務改善』ということで、3次元データの作成やUAVや新しい測量方法の相談もたくさんありました。


その中で現場で実験も建設会社と一緒にさせていただいたりしました。

舗装修繕において舗装を滑らかさを決めるには、路面の切削の精度に大きく左右されるますので、品質・出来形を向上させるために先月はこれを使わせてもらいました。


image


古いアスファルト舗装を削る 路面切削機(ロードカッター)に、マシンガイダンスができないかと測量機のプリズムをつけてみました。


image  image image


路面切削機は、上下左右の動きが複雑で、金具を取り付けるのに苦労しました。(汗)
仮取付なので単管で。


プリズムポールと単管の径が違うので、塩ビパイプを単管に入れてみました。


image image


単管と塩ビパイプの径も違うので、隙間をアルミ戸の張り替えようゴムを撒いて圧入するとしっかりと固定ができました。


image


いざ現場へ。 


image image

路面切削機には左右にターゲット(プリズム)を取り付けてみました。

自動追尾トータルステーションは、”右側のプリズムだけ追尾!”を選ぶことがでできないので、片方はTrinmle TS 自動追尾だけ使える ”LEDプリズム”を設置して選別しました。


image


TS出来形管理用3次元XMLデータを 福井PCのTREND-FIELDで設計切削路面高との差分を表示してオペレータに伝える。プリズム高は路面切削機のビットの先までを計測して入力しています。


通常は事前に路面に削る高さをスプレーで書いて、オペレーターさんが読み取って高さをコントロールします。


この写真の”赤の矢印”の鉄板が路面に接触してモニターに現況の高さがモニターに表示されます。でも、この写真のように路肩が土砂の場合、宙に浮いて高さを表示することができなくなる現場もあり、こんなところでは、マシンガイダンスにしておけば、正確に高さを決めることができます。


image


でも問題点も多く見つかりました。

写真のように道路の側面から追尾させることができればよいのですが、狭いところやカーブでは、トラックやスイーパーが障害となり追尾ができない現場もあるかと。

今回は出来形・品質は良くなることがわかりましたが、根本的に路面切削機に、位置・高さを機械に取得させる方法を考えないと広域な現場には難しいですね。

次なる構想もあるので、また実験をしてみることにしましょう。(笑)

建設ITガイド2021

先週末から仕事や家のことなどいろんなことがありまして(良いことですよ)今週は・・・眠い。 いや仕事は普通にしていますが、どれも ホッと してしまい安堵で眠い状態です。


仕事では実験的なことをやっていたのですが、成功し、予想以上に ”いける!!”という成果が出ましたが、またの機会で紹介します。



さて、今年も『建設ITガイド2021』が発売されましたね。 BIM/CIMが始まって8年が経ちましたが、ソフトなどが充実して、現場でもいろいろと活用されるようになりました。


image


活用事例やこれから始める人へのアドバイスなども載っていました。8年前にはまだまだソフトウェアや、役所の3Dの意識も少なく、現場での活用も ”勝手にどうぞ” 的なものでしたが、最近は発注者も活用に関しての理解があり、業者としてもBIM/CIMを始めて、業務の改善をされるのも良い時期だと思います。


昨日も現場の人との会話で・・・

「もう50歳を過ぎてるから・・・無理だろうな〜」

という話をされていましたが、 

「まだ50歳でしょ、これから何年土木をやるのです。3Dも本格的に現場で使われるようになって、5年も経っていないんです」

てなことで、いつまでたっても勉強をする気持ちを持っていれば現場での活用はできるようになるものと思っています。


話はそれましたが、こんな記事もありました。

『デジタル写真管理基準』の変更。


電子納品は始まって、いち早く始まった”デジタル写真の納品”


今後「JPEG」ファイルだけでなく写真に「レイヤ機能」つけたものが始まります。


例えば鉄筋に色つきの磁石を取り付けて撮影していましたが、撮影した後にPC上でマークを付けて明記することができるようになります。


image


ということは・・・現場での鉄筋の写真撮影が早く簡素化になるということです。

土木技術者さんが記事を書いていますので”かゆいところに手が届く”内容になっています。(笑)

昔は大きな本屋さんを探していましたが、ネットで買うのが早い時代になりました。でも地域の本屋さんを活用しないといけないという時期にもなりました。


やはりネットで断片的な知識を入れるより、本をもって全体的な新しい技術を見ることは大切ですね。

のり面の面積算出

”2月は逃げる〜  ” 

といわれるぐらい2月の月日の流れが早いということ。もう半分来てしまいました。

今月初め頃 ”緊急業務”というか、

「ドローンでのり面の出来形(のり面の数量)を計測してほしい」

ということでやってみました。その手順を書いてみます。


現場は3年前の豪雨災害で崩壊した箇所の復旧。


image


木々があり高低差が60m近くある箇所でドローンを飛ばすには高度は80mぐらいと高くなり、カメラレンズ35mm換算で24mmが付いているPhantom4PRO(ドローンの機種名)などでは、画素数が足らず鮮明にデータが作ることができないので、今回はレンズ交換できるINSPIR2(ドローンの機種名)に、85mm(35mm換算)レンズを取り付け高度120mから撮影してみました。(これでも地上当たり0.9cm/PXで撮影できます)

高低差が大きいので、レンズの絞りを大きくして、その分シャッター速度が落ちるので、ISO感度を上げてシャッタースピードを上げる。Autoでは撮影できないのですよね。

また真上からだけの写真では木の下が撮影できないので、手動で斜め写真を合体させ、崩壊した全体を点群にしました。


image


1)写真から3次元点群を作成します。

2)点群編集処理ソフトで木や草等を削除します。

3)点群は2cm間隔ぐらいなので、大きく50cmぐらいに減らします。


image

4)座標系に合わせた平面図に点群を貼り付け、施工範囲のみの点群にします。

5)点群からサーフェス(TINデータ)に変換する。

6)サーフェスの交点のX,Y,高さを抽出します。


image


7)別なCADに点をプロットして5m程度に間引きします。

8)間引いた点にはX,Y,高さ情報を持たせていますので、3次元ヘロンを使用して数量を求めます。

image

image


人間の手でのり面を計測すればよいのですが、施主様が ”ドローンで計測してみて!”ということだったので、こんな回りくどいことをやったのですが、大きな現場の法枠工法のところなどでも早く数量を出すことはできるでしょうね。

3次元のままで面積を出すことはできますが、まだ「根拠図面が・・・」という時代ですので、ヘロン図にしました。


昨日も 「ドローンを買って仕事をやってみようと思うのですけど」という人が来ましたが、
あなたはドローンで撮った写真をどのような作品にしてお客さんに渡されるのですか?
と質問をしてしまいました。(答えが出ませんでしたけど)
ドローンはあくまで現況の情報を取得する道具。お客さんが欲しいものは数量。そこを作り変える技術がないと仕事にはできません。

またマニアックなことをやってしまった・・・。

3次元の活用現場

あれこれ集中して仕事をしていますと・・・事務所が散乱しています。(苦笑)

『仕事効率よくするには、まずは身の回りの整理』

というのが自分の方針なんですけども、だめですね。現場でも昼休憩に入る前にはいったん機材を一か所にまとめるか収納するか。1回1回片付ければ事務所とていつもきれいであるはずなんですよね。 

 それができていないということは・・・・節分で邪気を追い払えていなかったということですね。(笑)


さて、バックホウのマシンコントロール(MC)のデータを納品したところから、”無事終わりましたよ”という連絡が数か所からやってきていまして、ほっとする瞬間でもあります。

丁張かけもそうなんですが、きちんと正規通りに掘削・盛土が出来たかは終わってみないと結果が出ないものです。


先日1月にデータを納品した現場から完成した写真を送ってくださいました。image


image


image image


橋台の床掘ですが、複雑な形状となった掘削なのですが、正味3500m3ぐらいだったと思いますが1週間で完成されたそうです。土木現場をやった方はこの数値で施工が早いかと感じていただけるかと思います。

まずマシーンコントロールでないと、丁張の嵐ですよね。現場監督も2名でされていると聞いています。


次に延長300mぐらいの道路改良の現場ですが、段々になっているブロックの床掘も作ってみました。


image


image

image


よく見る工事なのですが、大型土工だけでなくトータル的にMCバックホウを使用してみるという現場の意向。こんな施工方法が少しずつ建設業界に浸透していくのでしょうね。


まだまだコストがかかるものですが、機械代も少しづつでは下がってきて、3Dデータを作るソフトも良くなりつつなります。今後発注者より3Dデータが貸与されるか?まだ明確になっていませんが確実に現場には3Dを使い人員が少なくても作業ができている傾向にあります。


さてさて、オイラがいつまで新しいことについて行けるか。チャレンジですな。(苦笑)

重機の遠隔操作

冬型が強まって寒い週末でしたね。現場も2時間かかるところが多く、長時間雪道を走るようになっていますが、まあ、それなりに走りますので到着時間はあまり変わらないのですけどもね。


昨日はいろんな現場を訪問してはCAD講習や測量講習をしていましたが、1現場にはバックホウの3次元データを3Dプリンターで作ったので届けに行きました。


image


橋台の床掘ですがコーナーを丸くして掘削土量を減らした現場の効率化の床掘3Dデータができました。


作ったデータの使い心地を聞きに現場では重機オペレーターと話をして、これまでにいろいろと聞かせてもらって次のデーター作成に生かさせております。


そこでそこの事務所にはもう一つ現場がありまして、そちらの現場は”重機を遠隔操作”が始まっていました。


重機の遠隔操作? と土木関係者では疑問視されてしまうかもしれませんが、現実の時代になりましたね。


 

image  


現場にある重機(スマートマシーン)をこの事務所にある操作コックピット(スマートコックビット)より操作するわけです。


image


遠隔操作は少し前からいろいろとあったようなのですが、今回はこのコックピットより、ボタンの切り替えだけで3台の重機に乗り換えられるのです。


上記の写真が バックホウ


この写真はブルドーザー

image


この写真はローラー

image


画面はモニターなので距離感がわかりにくいので、地面の傾きやバケットと地面の距離などは画面に数値や映像として表示されます。


重機には3次元データも入っていますので、遠隔からでも設計通りの土工断面を作ることができます。


3次元データは以前ブログに書いたこのデータです。


3次元データの作成


(うれしいことに現場の職員さんでこのデータを修正して現場に生かせれるようになったことです)


もうひとつうれしいことは、これをやっているのはこの地域の建設会社 加藤組さん。そして装置は日立建機さんですね。


でも操作と重機の反応の良さには感動ですね。もっともたもたするのかと思っていましたが、すごいですね。


まだまだこれから実稼働に使っていくように改良されていくのでしょうが、数年後にこのブログを見ると・・・

「こんな始まりだったんだな〜」と思う時が来るのでしょうね。(笑)





マシーンコントロール

現場はまだまだ暑い中、仕事をしなければならない日が続いています。スコップをもって構造物の床付けや、型枠・鉄筋を組んでいる人をみると 「大変だな〜」 と思ってしまいますが、反対にオイラも大きなトータルステーションやタブレット・木三脚・杭をもって山に上がったり何往復もしているのを見られて、何と思われていることか。重労働者のうちに入るかもです。


こんな現場に行っていますが、この写真。”大型土工の見本”みたいな現場です。(笑)


重機はどれもマシーンコントロール機。ほとんど丁張なしで仕上がっていきます。


image


ここも仮設道路掘削と本設掘削が混ざっており、2つのデータを作って合わせていく必要のなる3次元データでした。


image


image image


カーブしているのり面も滑らかに掘削ができています。 丁張はチェックのために設置されているのですが、合っているようです。


このように現場に行った際に、重機オペレーターさんに3Dデータを使った感想を聞かせてもらうようにしています。切り盛り境やのり面の伸ばし方。また詳細まで作りすぎて使い勝手が悪くないかとか。

バックホウのメーカーでも作り方が少々違ってくるのですよね。

ここの現場はそのほかに構造物の床掘も3Dデータを使って施工されますので、あと2種類の3Dデータがあります。


こんな複雑な床掘は丁張をかけるだけでも大変ですね。

(3Dデータを作るのも大変ですけど)

image


実情、失敗が許されない3Dデータを作成するのは怖いですね。

災害時の土量計算

”梅雨が明けない〜” と、つぶやいている人は多いでしょうね。なんせ、もう8月が目の前なんですからね。

今年は例年並みの6月初旬に梅雨に入って、もう1か月半も続いていますからね。土工現場からは泣きの声も聞こえています。


そんなオイラは今月中の大雨で災害が起こった個所の測量や通常業務をしておりましたが、あっという間に7月が終わりそうです。なかなか予定通りにいかないものですね。


でもこの災害の測量も3Dを使った測量を行い、早く災害数量を算出することもできました。

鉄道のトンネル入り口が崩壊して、いまだに不通になっています。


おおよそのり面が出てきた段階でオイラに連絡があり、

「残りの土量とのり面の面積を算出してほしい」とのことでした。

image


手順として

 1)GNSSで基準点、UAVの標定点を作成

 2)UAVで3D用撮影

 3)地上型レーザースキャナーで既設線路高計測および草部の地上高計測

 4)点群処理

 5)オルソ写真とスキャナー3Dデータより線路中心線・計画(現況)高を作成

 6)崩壊箇所前後断面を作成して、崩壊箇所の計画(現況)TINデータを作成

 7)3DCADにて計画と崩壊現況断面横断図作成

 8)数量を算出


と、起工測量していることと、マシーンデータを作っている技術の合体で行っています。


image 


 image


  崩壊時の3Dと崩壊前の3Dをそのまま土量計算に使ってもよいのですが、このように横断図にすることにより、土砂のすべり面が見えてくるので、オイラは一度横断図にして、土砂撤去ののり面部の線を作成して、平均断面法で数量を算出します。


昼過ぎから測量を行って、夜には数量を算出することができました。


ここの災害現場は従来の測量でもできますが、これが大きくなると、3D化は安全と多様情報を入れるには、有効な手段だと思われますね。

本日のお仕事

6月も中盤を過ぎましたよ!! と自分に言い聞かせている月曜日です。


内業に集中していますと・・・季節感と、体力減少が気になりつつコツコツとやっています。

前回アップした3D現場は出来上がったのですが、これに似た現場があと2つ作りあり、作成しつつもっと早くマシンコントロール3Dデータが出来ないかと思考を凝らしている週初めです。


最近3Dデータを作成していると、

「これって設計データから3Dで作成しているな」

というのがわかるようになりました。


というのが、土木の3Dデータって横断図を見ていると

「おっ、ここまで詳細に作っているのか・・・」

というところがあります。 これって3Dモデルを横断図にすると、できるのですが、平面図からコツコツと横断図を起こしている図面では、簡単にこんな横断図は出来ないですから昔はお目にかかることが無い図面が増えました。


image 

(横断図と平面図が不整合が多く、施工できるように3Dに直している現場)


発注図を作るCADで道路など条件を入力すると3Dしてくれるのありますが、発注図面にする20mごとの横断図以外は平面図で「マンガ絵」なっているのがおおいと思っているのはオイラだけですかね?

もう少し頑張って20mごとでなく詳細の3Dモデルを描いて発注図にしてくれて、施工会社に貸与してくれると、もっと公共工事の効率化が図れると思いますね。


てな自分なりの効率化を考えていると・・・他人のせいな思考になっていましたとな。(苦笑)

3次元データの作成

6月という言葉もこなれた10日ですが、30度を超える現場に出ると・・・・めげてしまいます。  おかしいでしょう、6月初旬に30度を超えるなんて。 と古い人間にとって怖い夏がやってくることで気分が下がり気味です。 

そう、家の周りでは蛍が出てきていますが、これもおかしい。オイラが小さなころは花火をしている頃に蛍が出ていたんですからね。


と、”昔は良かったなー”という話をしていると”おっさんの証拠”というかおっさんなんですけど、おっさんになっても新しいお仕事はやっていますので、久しぶりにお仕事のお話を。


コロナ騒がしいのですが、3次元データ作成の仕事をいくつかもらっていますので、”家籠り”でも仕事は出来ています。 でも簡単な仕事は来ないですね。一つはこれなんですが、もっと簡単に公共工事の図面が出来ないものですかね。


image

これはこの工事の一部分なのですが、この図面から3次元データを起こします。


image

ワイヤーフレーム表示


image

ジェード 表示


ちっちゃな絵に見えますが、実寸では延長250mあります。段々になっている一つの高さは7mです。

このデータはGNSS(GPS)の取り付けてあるバックホウにインプットし、日々丁張・測量をしなくてもこの形に施工することができるようになります。


image


単純な絵のように見えますが、mm単位でこの3Dは作成されていますので、構造物のおさまり部も細かく作っています。 発注図面だけでは、詳細な数値は書かれていないので、電卓で計算しながら一カ所ずつ仕上げていますが、炎天下で仕事をするぐらいに、めげてしまうことも。(苦笑)


image


これにドローンで撮影した3D点群データを載せると完成予想図みたいなものが出来上がります。


image


で、これだけではパソコンでしか形状が確認できないので、3Dプリンターで印刷してみてエラー箇所を確認します。


image


うちの小さな3Dプリンターではこの品質が限界ですね。


image  image

積層ピッチがこれが限界です。


こんな3Dデータも今後もっと楽に作れるような時代が来るのか?

まずは計画自体3Dを考えた設計方法に変更することをしないで、業務の効率化は出来ないとオイラは考えています。


この3D作り方は今後書いていかないといけないのですが、マニアックすぎるかも。

3Dプリンターの活用

♪ 季節外れの雪が降ってる〜 ♪ というように12月から2月までほとんど雪が降らなかったのですが、ここに来て雪が降りだしましたね。 感じとしては”ほっと”しますね。 あのまま雪が降らなかったら、”異常気象”の気持ちで春を迎えることになりましたからね。


image


先週も夜勤も含みながらお仕事をしていましたが、”朝から寝る”ってもなかなか寝れないものですね。昔は大きな工場や道路工事でないと”夜勤”をする人はいなかったですけど、今頃はコンビニなどで24時間の店で働いている人は、こんな生活をしている人が増えましたよね。


オイラも朝7時に家に帰り寝るのですが・・・1,2時間で目が覚めてしまい、そのまま仕事をしてしまうことに。 

”長い時間働けたので、時間を儲けた”

という気持ちになりますね。(笑) でも週末は体がボロボロになりますけど。


で、夜勤の次の日は基本休みなわけで、自由は時間があると思うと、悪い虫が出てきて、こんなしょうもないものを作ったりと。

プリズムポールの先のキャップ。

”カチッと”止まるように細いところを作りましたが・・・すぐに折れて、これは失敗でした。

image  image


image   


それとネジにチャレンジ 。


image image


AutoCADの”らせん”を使って作ります。


image  


測量のプリズムを取り付けるネジの作成ですが、ちょっとコツがいりますね。特に3Dプリンターで印刷する際は、 「一番精度の高いので印刷」。そうしないと表面がガタガタになって、ネジ山の精度が出ないことが判明しました。


「無いものは作れ」がオイラのポリシーですかな。(笑)

地上型レーザースキャナー

暖かい気候が続き、外仕事がやりやすい今年です。でも今日から西日本では寒気がやってきて、やっとスタッドレスタイヤの効力が出てくるのかと。自部は年末冬用タイヤにしていたのですが、雪が降らないのでもう夏用タイヤにしているんですよね。(笑)


オイラは土木にかかわる仕事をいろいろとしているのですが、周辺の人曰く

「もぐらさんは道具道楽だな〜」と

いわれるぐらい、道具やソフトウェアをそろえているとみられていますね。

ま、確かにCADだけでも12種類持って使っていますからね。でも最近メインに使っているのは7種類ですけど少しずつそろえていっていたら増えてしまいましたね。


で、今回はもう一つ測量器が増えてしまいました。


image


image 


オイラはどう見ても不細工な形だと思っていますね。

トータルステーションとレーザースキャナーがついている測量器です。


これまでの2台のトータルステーション(TS)にもレーザースキャナー(TLS)がついたものを買っていましたが1秒間に20点程度しか計測できなかったので、用途に合わせて使っていました。

実は10年前からレーザースキャナーというものは持っていて、地形や舗装面を観測し、3DCADで横断図等の図面化にはこれで十分だったのですよね。


でもUAV測量を始めて、UAVだけでは測れないところが出だし、色がついた点群と構造物のモデリングが必要な時代に変わり始めていますので、色が付くレーザースキャナーを導入してみました。


地上型レーザースキャナー(TLS)を使っている人たちの話を聞くと、測量方法にもよるのでしょうが、一気に360度スキャンするTLSモデルで、困ることは・・・

「いろんな個所から測量して微妙に構造物の位置がずれる」

でした。後方交会法を使用して機械点を決めるのですが、通常のTSのように”プリズム”を使わないのですよね。


ですので、この機械は通常のTSと同じようにプリズムを使用して機械を設置するタイプなので、先日も5方向から構造物を観測してみましたが、ずれているのが見当たりませんでしたね。


でも近年のTLSは1秒間に200万点に観測できるのに、これは2.6万点。1/10程度なのですが、観測する範囲を決められるので”使い方”ではあまり差が出なくなるのではと考えています。


まだ、TLS用ソフトの方が使い切れていないのでしばらく練習です。

ドコモ 高精度GNSS サービス

今日はちょっと専門的でマニアックな記事になりますが、ま、オイラも一応測量技術者として、ちょっと気になったことの実験をしてみました。


昨年夏より導入したGNSS測量器ですが、ネットワークRTKという使い方で使用しています。

全国に約1300か所に設置されている”電子基準点”(下記の写真)を使用して、観測してから数秒後には「数センチ(2cm程度)」の位置情報・高さ情報を提供してくれます。


image    image


この数センチの補正をしてもらうには、「高精度GNSS補正情報配信サービス会社」と契約して補正情報を受け取る必要があります。 これまではオイラが知っているところで3社しかありません。 そして契約金額は・・・使い放題で20,000〜25,000円/月 と、少々というよりだいぶんお高いです。 しかしオイラもこの1年使ってきましたが、UAVと基準点測量を行う際には大変お世話になり、今更手放すことができないぐらいに使用しています。


で、本日の本題は、この「高精度GNSS補正情報配信サービス」を携帯電話会社の”ドコモとソフトバンク”が始められるということで、ドコモは10月末ごろから始まりました。

まずはドコモへ相談ということなのですが、直接電話をしてみて内容を聞いてみました。


1、申し込みでIDとパスワードをもらう

2、お試し期間で自分の機器で試す

3、良ければ本契約

4、値段 3,000円/月

5、国土交通省の電子基準点1300か所+ドコモの通信アンテナで補正

6、ドコモの通信アンテナは国土交通省の電子基準点より少ない


と、今のところこのような情報です。

そこで自分が問い合わせをしたのですが、知り合いの方が先にお試しでIDとパスワードをもらわれていましたので、昨日実験をしてみました。


image   image


今回は測量機メーカー(PENTAX)のGNSS機と知り合いが数万円で作ったGNSS機2台を使用してみました。使い勝手が良いので操作機器は福井コンピューターのトレンドフィールドを使用。今年の夏から標高計算をしてくれるようになりましたので、便利となりました。


実験内容

 A機:PENTAX GNSS   B機:格安 GNSS

 高精度GNSS補正情報配信サービス会社

  A社:ジェノバ B社:NTTドコモ

  

1)A機をA社で3点観測。そしてA機をB社で3点観測

 

   結果

  image

   

   X,Y座標はGNSS誤差程度ですが、高さが最大で10cm程度誤差が出ている


2)A機とB機をそれぞれB社で2点を観測


  結果

  image


  X,Y座標はGNSS誤差程度。高さはフリーソフトアプリなので、未計測とします。


考察

 1)まだこの地域だけなので、精度を判断するには数字が少ない

 2)NTTドコモの補正サービスは、高さの誤差が大きい

 3)NTTドコモの補正サービスは X,Y はOK

 4)数万円のGNSS機でも X,Y座標はOK


と、第1回目のテスト結果を記載しておきます。


こんなことするぐらいなら、仕事をしろ! とお客さんに怒られそう・・

月別記事
皆さんのコメント
建設ブロガーの会
建設ブロガーの会
自己紹介

もぐらくん

サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

アクセス(一人1日1回)
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

もぐらへのメール
カテゴリから検索
記事検索
QRコード
QRコード
もぐらのめ
スマホ・タブレットはこちらから
  • ライブドアブログ