もぐらくん

田舎に住んで公共工事のお手伝い。現場管理からCIMまで現場の実情を記事にします!!

CIM ・ 情報化施工

遠隔操作体験会

先週もバタバタの1週間でしたが、やっと地に足の着いた週が始まりました。

バタバタっていっても、体力とかは使ったものでなく、”いろいろな予定が入っていて、いつものお仕事が出来ない”という感じです。


その中の一つ、”現場見学会のお手伝い”をしてきました。


”高校生によるバックホウの遠隔操作”をメインにして、現在の土木技術のお話でした。


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とにかく”寒かった”日で、実はテントが張ってあったのですが、開催される30分前に吹き飛んで、オイラが持って行った大きいモニターは画面が割れVR機の配線端子が曲がっていました。


さて今回のオイラのお仕事は、無人バックホウの遠隔操作で、”運転手目線の画像をモニターとVRヘッドセットに送る”システム作りでした。


まずは現場内にWiFi網を作るためスターリンクの設置。

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そしてバックホウに運転手目線用のカメラを設置。

最初はGoproカメラを取り付けてみたのですが、画角が合わず画角の調整が出来るズームレンズ付き一眼レフを置くことにしました。

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この一眼レフをWebカメラに設定し、タブレットPCに映し出す。


この映像を遠隔操作する箇所のノートPCに、TeamViewerソフトを使って画面共有します。

それをモニターとVRヘッドマウントに映し出す感じです。

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TeamViewerは、比較的”遅延”が少なく0.3秒ぐらいなのかなと思いました。


生徒さんの横にプロのオペレータがついて捜査補助をしてバックホウを操縦しています。

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遠隔操作でもしっかり土砂を積み込むことが出来ますが、やはり違和感がある感じだと思います。


まあ、30分前に機材を入れ替えたりがドタバタしたり、通信速度は良かったのけど、モニターが固まったりと、100点ではなかったのですが、何とか全部の生徒がバックホウの遠隔操作を体験することが出来ました。


体験した子供たちの数人は・・・・土木業界に来てくれることを祈りましょう。(笑)

DJI T25P

今年の仕事も残り一週間。今週もまだドローン仕事が残っていまして、まるで・・・

「お正月中に図面を仕上げておいてね」状態です。(平面図から起こす仕事)


そんなところですが、頭の中はもう春からのお仕事の準備に入りました。

ま、オイラは兼業農家でございまして、農業の話なのですけど、先週末に新しい農業ドローンがやってきたので軽トラックを走らせて引取りに行ってきました。


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これまでは日本製のドローンを使っていましたが、測量では”自動飛行”で仕事をしているのに、農業では”手動飛行”がどうしても我慢ならず、DJI機に手を出してしまいました。


日本製でも”なんちゃって自動飛行”はあるのですが、KMLデータ(圃場のエリア)を使うことが出来ないのですよね。(その筋の人に聞くと日本製機種が出るにはあと3年ぐらいかかると)


選択はこの機種1択だったので大きさなど調べずに買ったのですが・・・プロペラまで入れると、3.2mあります。重さは空重量が26kg。すべて積載すると60kg。 (デカいし重い)


到底何かに載せて移動しないとだめだな〜と考えて、土台パイプ部に車輪を付けてはという考えになって3Dプリンターで作成してみました。

(またアホなことしてるな〜と見ている人もいるでしょう)(笑)


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まずは現物を写真撮影。


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それをCADに張り付けて、スケールの大きさに写真を調整して、土台パイプをトレース。


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それをパイプ径で押し出して取付部形状はOK。


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それに取り付ける車輪をもとに、取付部品やボルト固定用穴を作成。


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2分割にして造形。


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試作品を仮止めしてみましたが、こんな感じです。壊れてはいけないと思って、フィラメントの充填率を100%にしましたが・・・・プラスチックでも重いのですよね。一応空を飛ぶものでして、形状をもう少し改良して正式版は軽量化して完成させていく予定です。
(これ売れるかも・・・笑)

舗装修繕工事

先週は天気が良く、直射日光に当たると汗が出る感じでしたね。今日は建設会社さんでICT測量実技講習を行って、出来形管理測量や、便利な測量方法などをやってきました。

”目指せ、安全な老後”ということで、地元というか関わり合いのある人には、自分の知っていることは出し惜しみなしで技術の伝授をおこなっています。


先週オイラも初めての機械とお手合わせ。オイラが3次元データを作成した現場の施工がありましたので見に行きました。


工事内容は約600mぐらいの道路の切削オーバーレイ工事。起工測量はレーザースキャナーで行い、そのデータにより、道路線形、縦断図、横断図を作成して計画を立てます。

TS出来形管理データを作る要領で、基本データを作成。

レーザー現況断面と設計データを一度に切り出して、計画線が現況に擦りつくように片勾配を計画します。


さて今回は、切削機が”施工履歴”が出来るタイプの機械でした。マジでかい!

これを持っている機械屋さんは、もう数十年前からのお付き合い。以前はモーターグレーダーの3次元データを作らせてもらっていました。


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ではこの”施工履歴が取れる切削機に入力するデータの作成方法です。


10m程度で現況と計画線の横断図より、切削厚さを横断図より算出します。

切削機の幅が2mなので、道路中心より2mの箇所の厚さが必要となります。


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道路中心、センターから2m、そして一番端の左右の座標データを表に書き、その箇所の切削厚さを一覧表にします。


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この切削機には、GNSS機が左右についており、この座標箇所に来ると、As面から切削厚だけを切削する仕組みです。(説明が下手ですみません)


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高さ調整は全自動でも出来るそうなのですが、切削スピードが落ちるそうで、この現場ではオペレータさんが手動で調整されていました。


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施工中を見ての感想ですが、古い道路端も波をうっている箇所がほとんどなので、縦断図と設計横断図を作成するには大変なのですけど、施工履歴まで取ってしまうので”逃げ道が無くなる”というのが率直な感想です。


舗装の上に切削量のマーキングは必要がなくなりましたけど、もっと便利になる機械が出てくれると嬉しいですね。

e-Gov電子申請(公文書署名検証)

何気な〜く使っている、「ドローン情報基盤システム2.0」(DIPS)。DID地区(人口集中地区)をドローンを飛行する際の許可をとったり、飛行する際にエリアを申請するところですが、今年の春に中身が大きく変わり混乱する人も多かったかと思いますが、申請が早く決済されるなど、一応?進化して現在に至っています。

しかし・・・中身の全貌を知る人はほんの一握りでしょうが、今回オイラは一つ勉強になったことを紹介します。


オイラの会社もドローンを飛行させて業務を行っていますが、今回役所から、


「”無人航空機の飛行に係る許可・承認書”は提出してもらいましたが、これが本物なのか証明書を出してください」


と問い合わせが有り、 ????です。


「証明書ってDIPSで1年ごとにDID地区でも飛行できる包括申請で許可を受けていますがどうやったら証明書を発行できるの?」となってしまいました。


書類はこんなやつですね。

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それから知り合いが調べてきてくれまして、実はこの申請書類の証明書はDIPSからダウンロードする際に一緒についていました。


許可証_・・・・ というZIPファイルが落ちてきますが、その中身を見てみますと、3つのファイルがあります。


image 資料1


真ん中の赤いアイコンはPDFファイルで、上記の書類が入っています。

これまでそのほかのファイルの使い道は情けないのですけど知りませんでした。


証明書は、一番下の青い「XMLファイル」。ではこれをどのように使うかですね。


e-Gov電子申請


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トップページの一番下の方に画面をスクロールします。

すると 『公文書の署名証明書』というボタンがありますので、ぽちっとなと開きます。

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公文書署名検証


するとこんな画面が出ますので、資料1の3つのファイルをここにドロップします。


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そして 「署名検証」ボタンを押しますと・・・・


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検証結果が出てきますので、この飛行許可証が本物である証明書が出来ました。


しかし結果を印刷したのではこれも”証明”が必要になるでしょうから、この「3つのファイル」と、「公文書署名検証」HPのURLを役所に渡す方がいちばんよいかもしれませんね。


世の中 ”知らないことだらけ”。 ネット環境下では情報が昔の数十いや数百倍あるようになりました。でも自分の仕事環境の範囲はもっと深めていかないと、

「知りませんでした」

では済まない社会になっていますね。

オープンデータの活用

夏は続くよ〜!どこまでも〜!  と恐ろしい夏本番となりました。

早くもため池から引いている圃場の水は、近隣と争奪戦となりだしました。7月中からお盆までは、稲穂が出てきて田んぼの水を切らしてはならないのに、今のままで行きますと・・・「実らない稲」で凶作となる圃場も出てくるでしょう。

梅雨明けが早くて良い・・・という人もありますが、適時夕立でもあって水の補填が無いと、農作物は!OUTです。


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今週末は、水をどうにか入れることができて、ほっとしている状態です。


さて、暑い暑いと言っていても仕方が無いので、


”現場仕事は素早く。内業でじっくりと仕上げる”


形にしております。これも『働き方改革』の一つですかね。(笑)


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「空き地に新しい建物を作りたい!」 と相談があったのですが、法務局の用地境界や計画高などを決めるのに、GNSSで基準点作成。UAVでオルソ写真(ゆがみのない写真)と点群を作成して現場作業は完了。


約2年前から法務局の公図は無料でダウンロードできるようになっていますので、GNSSで正確に作成したオルソ写真と、”G空間情報センター”から、測地系になっている公図をダウンロードして専門のアプリでDXFファイルなどにすると、広域の公図を一気にCADに取り込むことができます。ちなみにオイラは Ho_CAD Pao (有料版)を使って法務局の公図をCAD化しています。


オルソ写真と公図を合わせた写真ですが、近年の土木現場では、普通にこの技術が使えるようになっています。あとはいろんなアイテムを使って目的のデータを作れるかにかかっていますね。


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あと便利なのが、『広島県のDobox』。県内全体の点群データなどが無料でダウンロードできたり、災害の情報などを取得することができます。


オイラがレーザードローンを飛行させて取得した点群とダウンロードして比較しましたが・・・・等高線を作成する程度なら問題なく使えそうです。以前国土地理院の”5mメッシュ”よりかは断然良いので、点群から等高線を作るソフトを持っている人は、こちらから行う方が賢明でしょう。でもダウンロードデータがどの程度ノイズ処理ができているかは、地域によって変わるかもしれないので、工事などの正式なデータとして使うのはどうかなと思います。


いろんなデータをオープンにしている自治体は・・・ 


 北海道 山形県 宮城県 栃木県 東京都 神奈川県 埼玉県 山梨県 静岡県 石川県 富山県 長野県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県 鳥取県 広島県 山口県 高知県 愛媛県 長崎県

(2025年6月現在)


23都道府県。 増えましたよね。


必要な方は調べて見られるとよいでしょう。あとはそのデータをどのように活用できるかは、個人の力量です。 頑張りましょう。

CSPI-EXPO 2025

先週は第7回『国際 建設・測量展CSPI-EXPO 2025』に初めて行ってみました。

以前から知り合いに・・・「今年こそ・・」と言い始めて3年。やっと実現しました。


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幕張メッセ会場を使用して行われていますので、広いこと。


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横110m×縦180m が2ホール + 野外展示だったかと。

大きな重機がすっぽりと入って展示されていますからね。

20年前には「CALES MESSE」という展示会があって、主にソフトウエアや小物関係のイベントがありましたら、近年このような展示会には行っていませんでした。


でも大きな重機などは見て通るのみで、ソフトウエアや小物を中心に見てきました。あと知り合いが展示しているブースで・・・油を売っていましたかな。(笑)

ありがたいことに、ここのブログを見てくださっている方と出会えたり、久しぶりに出会う人など、”人とつながるために”という理由も訪問の理由でもありました。


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訪問するといきなり”看板と同じポーズをとって!” と言われ写真を撮られたりとか。(笑)


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どこにでも行ける重機もありました。本物を見るは初めて。クモ形バックホウですからね。


とりあえず新しい測量機械や、高い3Dスキャナーのレンタルの値段相談など、オイラの田舎でも新しい仕事ができる知識を少し入れてきました。


会場を歩いていると、知り合いに声をかけたり、声をかけられたりと、ゆっくりと一人で散策してきました。

今回は10店ぐらいのところで気になった資料や名刺交換をさせてもらいました。


ちなみにオイラはじっくりと見て通る人で、全部をじっくりと歩くには4,5時間必要かなと思います。数年ごとには、行きたいものです。


さて、先週は何かと出て事務所にいなかったのですが、今週はネジを巻いて仕事をすることにします。

ドローンの飛行許可申請が変わっていた

中国地方も梅雨に入りましたね。米つくりをしていても、ため池の水がちょっと寂しくなっていたので、時たままとまった雨も良いのですけど、あまりにも雨が長かったら・・・困ります。


そう昨日は非常に困ったことがわかりまして、ちょっと怒ってしまいました。


ドローンの飛行許可申請が変わっているに気付かず、いつまで経ってもHP(DIPS2.0)に、更新案内が出てこないと待っていましたが、もう飛行申請期間が切れるのに、これまで行っていた更新手続きができなくなっていました。


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「ドローン情報基盤システム(旧システム)」における飛行許可・承認申請の参照サービス終了のお知らせ

「ドローン情報基盤システム(旧システム)」によって飛行許可・承認を受けた申請書の参照サービスについて、令和7年3月24日(月)をもちまして、サービスを終了させて頂くこととなりました。



【3/24以降ご登録のお願い】DIPS2.0で飛行許可・承認申請を行う全てのユーザー様へのお願い(操縦者の基本基準・追加基準の適合性入力について)

審査要領の改正に伴う取り組みの一環として、ドローン情報基盤システム(以下、DIPS2.0)においても利便性を向上させるべく、DIPS2.0による操縦者情報の登録について、「操縦者の基本基準・追加基準への適合性」の登録を、申請の都度登録頂いていた方法から、「操縦者情報の更新」からの一括登録に変更します。
そのため、3月24日のDIPS2.0改修後、全てのユーザー様において、「操縦者情報の登録・変更画面」から操縦者情報の更新が必要です。


という案内が,

DIPS2.0のHPにログインしたら見れます。 これを読んだだけではわからないと思います。


要約しますと・・・

今年3月24日までに飛行許可(DID地区や農薬散布のための許可)を取得している人は、飛行申請を更新させるには、全部新規登録からしてください。

(今飛行許可を持っている人は、その許可期間は大丈夫です)

となります。

 

なので3月24日以前に許可登録した内容は、転用できなくなっています。以前は”複写”ができていましたが、更新する際は新規登録なので1から打ち込みです。そのうえ機体登録操縦者登録には、新しい項目が増えている場合がありますので、 「編集」ボタンを押して内容確認・入力をしてから、飛行許可申請となります。


ということで、オイラは1機体が飛行許可が切れてしまいました。問題は農業ドローン。待った無しなのに、申請の効率化と言いながら、10日(開庁日)かかるので、これまた飛行できなくなりました。


しかし、登録HPが「DIPS2.0」といいながら、以前のデータが一部使えなくなっているのなら「DIPS2.5」とかにしてくれれば、少しは周知できたと思うのだけど、「通達」のみでは、わからないです。

ましてや、赤文字で書いているような文章は一切ないのですから。これもやっとのことで電話が通じて初めて分かりました。

さて、農業ドローンの申請は複雑なのですよね。昨年は「複写」で文章や写真などを再利用できましたが、そんなに入力するところが出てこなくなっていたので心配です。(初回は文章チェックまでされていましたので、何度も申請して2か月かかりましたので)


愚痴のブログです。(怒)

〈追伸〉
4機新規登録で、飛行許可を申請していましたが、農業機は一度”修正指示”が来ましたが、そのほか3機は一発で申請が通りました。
許可も4日(開庁日)で出てきました。

ちなみに2か月後に切れる飛行許可も、今回早々と申請しましたが、問題なく更新(新規登録)できました。

構造物のUAV撮影

毎日が ”これをやらなければならない” という生活に追われていますモグラです。


生き物はダメですね。こっちの言い訳など通用しないので早めの対応に追われるばかりになってしまいます。(米つくりや草刈りに)

でも、充実している日々を送っているのは感謝ですね。体調が良ければの話ですけど。(苦笑)


と言いながら、先週は、息子3号がいる大阪へ行ってきました。 ”何をしに?” と言われれば、一つは息子3号が忙しくスタッドレスタイヤのままになっているので、夏用タイヤの交換のためにハイエースにジャッキと夏用タイヤを積んでいってきました。


「過保護だ!!」と言われてしまいそうなのですけど、メインは息子3号の人生の重要な話し合いに行ってきたわけで、タイヤ交換はおまけです。


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大阪 = 万博 という計算式が思い浮かぶかもしれませんが、今回は時間の関係で、会場を車から見ながら通り過ぎました。

オイラは”万博”というものは何かと興味深々で、過去にも行った思い出はとても大きいものなのですよね。


万博に行く予定は9月。頑張ってこの計画に向けていくことにしましょう。今回は万博が始まった大阪を見てきました。(笑)


と、プライベートの話が長くなりましたが、今週もいろいろと新しいことにチャレンジしてきました。


橋脚の出来形の点群を作成してきました。


機材はこの3つ。 おそらくどの機種でも、同じようなデータが作れると思いますが、

”計測の次の日は埋め戻し開始!” 

ということで、”待った無し”なので3機種で計測してきました。


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計測したのは、この橋脚。高さ30m弱なのですが仮設足場が無くなって、全体形状を計測するには近年の3D技術無しでは出来ないですね。


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今回は、

1)地上型レーザースキャナーで黙々と計測

2)センサーサイズが小さいUAVで、橋脚接近で旋回撮影

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3)フルサイズカメラUAVでエレベータ式で撮影

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現場は山が迫っていいまして大型UAVでは、旋回する距離が取れなくて、小型UAVを使ってみました。


これは 3)の形式で撮影し点群処理したデータ

レーザースキャナーでは、型枠の目地が付くような完成点眼は作れませんので、UAVでの完成出来形点群はいいかもしれませんね。


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点群処理ソフト ”Metashape(メタシェープ)”で作成しましたが、上空から下向きにオルソ写真などを作る際は”Auto”設定でもぼちぼち行くのですが、このようなカメラの向きがあちこち向いている写真をモデリングするには、『カメラのキャリブレーション』数値をきちんと取り込んで点群処理をしないと、座標系はもちろんのこと尺度も違う点群モデルができてしまいます。


国交省の規定では、壁面にマーカーのシールを張るようになっているイラストがありますが・・・・ 足場が無くなるので、そんなマニュアルは作っちゃだめですよ。


ということで、オイラは型枠の目地をマーカーに見立てて、補正しています。

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ノンプリズムTSで計測していますので、念のためたくさん計測しています。


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しかし、使用するカメラキャリブレーションの数値によって大きく変わってしまいますので、きっちりと数値を作る必要があります。


またマニアックな世界に突入する予感です。(苦笑)

グランド整備の計画

超過疎地域のオイラの住んでいるところは7年前には”学ぶところ”学校がすべてなくなりました。

そして残された校舎とグランドは地域に移管された・・・・というもののその維持管理は地域に任されて、せめて「維持管理・整備費」があればよいものの”1円”も無いのです。


実質グランドなどは2人で維持管理しています。(その一人はオイラであることは言わずこと・・)

除草剤などを併用してグランド整備をしていますと、地盤が少しづつ沈下してきまして、数年前から水たまりが出来るようになり、草もどんどん育つ環境となっています。


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そこで、「真砂土を買って」と振興会に要望を出していましたが、「予算が無い!」ということで実現していませんでした。


そんな中フッと目にしたのが、「市役所の広報誌」。「町つくり支援事業」という補助金申請ができる欄を見つけ、「これだ!!」と喜んで振興会に直談判したら、「もぐらくんが全部申請資料を作ってくれたらね」と、いうことで作成してみました。


手順は・・・

1)GNSS機で基準点の設置

2)レーザードローンで地形を3D化(草が多いのレーザー機を使用)

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3)トータルステーションでグランド脇の水路高を計測

4)現況地盤を解析

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4)縦断・横断図を作成して計画線を作成

  

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5)計画を3D化して5cm刻みの等高線を作成

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6)どのあたりに土を入れればよいか、ヒートマップを作成

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7)真砂土の数量と必要機材レンタルを積算と作業手順書の作成

8)市役所に申請  (下打ち合わせに行くとこの資料を見て、これでOKですと)


もしこれで補助金が出ると、真砂土をダンプで搬入して、ミニバックホウの排土板に360度プリズムを取り付けて、ウチの自動追尾トータルステーションで「マシーンガイダンス」を実行する予定。


しかし・・・これだけの資料作成を外注することになると、いくらかかることやら。(笑)

また、アホなことをやってしまいました。

造成の3Dデータ

世の中はGWに入ったところもあるでしょうが、土木業界は”暦通り”の会社が多いような感じがします。

4/26〜5/6 11連休・・・。GW後の土日曜日を入れれば半月を休んで1か月分の給料をもらえるなんて・・・夢のようです。


オイラとしては、GW明けから本格的に使用する大きなデータを納品できたので、”少し農業に徹せる”ようになりました。


学校の新規グランド造成の3Dマシーンデータの作成です。

写真で見ると小さく見えますが、長手方向は500mもある大きな造成です。

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大まかな造成計画の図面はありましたが、小段排水など水勾配は全く計算されていなかったので、すべて見直しをかけて作っています。


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その造成箇所内にも、逆T擁壁など大きな擁壁の床掘・埋戻しデータも作成でした。

もちろん設計では、擁壁に対しての横断図しかないので、とてもじゃないのですが、決まった勾配で床掘することができないので、すべて作り直し。


そしてのり面などには”落石防護ネット”を張ることもあるかもしれないので、小段は歩ける程度の勾配で作成しています。


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実際にこのぐらいの造成工事になると、職員はすっと丁張作業になってしまっていましたが、近年はマシーンコントロール技術があるので、構造物以外は、ほぼ丁張レスで施工できるようになりました。


最近の投稿記事は”農業”のことが多いのですけど、平日は一応土木の仕事をしております。(笑)

転車台の3D化

春めいてきましたね。オイラの住んでいるところは今週になって桜が咲き始めました。春になる=農作業スタート。という具合に先週末は一斉溝掃除にて、本日も・・・・腕、足が筋肉痛です。


話は古いもので、Facebookを初めて数十年がたっていますが、ときたま「以前の写真・・・」ならぬものが表示されて、懐かしく見てしまうことがあります。

その中で、10年前に昔のSL機関車が使っていた”転車台の図面起こし”をした記事が出てきて懐かしく見ていました。


現場は広島県の三次駅と山口県の長門市駅。どちらにも転車台が残っていまして、TS自動追尾を使って1人で測量と図面起こしをしました。


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                       広島県三次駅の転車台


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         山口県長門市駅の転車台


測量をして数か月後には、解体されて東武鉄道のSL大樹の駅で使用されました。


東部鉄道HP 


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(参考 SL大樹のHPより)


と、ここまでは転車台の紹介ですが、実はこの図面起こしをする際に、まだドローンはもっていなかったのですが、ミラーレスカメラを使っていろんな角度から写真撮影をしていまして、オイラが初めて3D点群を作ったところでした。


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よく「点群を作るにはドローンが必要」と思われている人もいますが、実は普通のカメラを使用しても上手に撮影すれば3Dの点群を作ることができます。

その際は、必ず基準となる”X,Y,Z”の数値を最低3か所作っておく必要があります。転車台の時は図面を起こしていますので、そのローカル座標変換して作成しました。


10年前にはこの点群処理は、Autodisk社のRECAPPhotoで作りましたが、今回もう一度Metashape(メタシェープ)で作りなおしてみました。

重要な構造物などは「のちに3D化できるようにとりあえず撮影」しておくのも一つの手です。


しかし・・・この3D点群はJRさんにも渡していないのが・・・申し訳ない。

構造物の出来形管理

一週間がとても早く過ぎ去って、3月に突入。3月に終了する工事現場からの最後の書類の確認や、ICTの電子納品などの問い合わせが増えていますね。


そんな中途中ながら橋梁などの出来形測量も入ってきていまして、先週は地上型レーザースキャナーを使って測量をしていました。


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全部を地上型レーザースキャナーでスキャンするのですけど、天端などは足場が無いと計測することができません。

足場の上からこの複雑な形状をスキャンするのは至難の業なんですよね。特にレーザーを足場の上に置くのでスキャン中は動かないでいる必要があります。


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今回の橋台は10mぐらいなので地上からでも点群を作ることができますが、これがハイピア(高い橋脚)の場合は、真下からスキャンしても、高い個所の点群を取ることができないこともあります。特に川など足場が無いところでは、地上型レーザー機を設置するところもない場合もあります。


そこで今回はレーザースキャナーとUAVの2つで点群を作成してみました。

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本来構造物を撮影する飛行プログラムを使うのが良いのでしょうが、この構造物の10mも離れない箇所に山と立ち木があるので、”ぶつける・自動停止する”させる自信があります。(笑)


なので200枚を撮影を手動で行ってきました。

高度を保った飛行で撮影する際は、絞りやピント調整はほぼ気にしなくても撮影できます。しかし近接して撮影をする場合はこれがいちばん重要。

当日は雨上がりで光度が上がらない撮影でした。


しかしこのように手前から奥までピントを合わせた撮影方法が必要で

 1,被写体深度を大きくするため、絞りは8.0程度

 2,ISOは1000以下

 3,以上を保つためにシャッタースピードが1/800以下になる場合は、撮影時には

   ホバーリング撮影に変える

  (オイラのカメラはフルサイズなので、とてもシビアになります)


撮影も大変なのですけど、点群処理もひと工夫が無いとできませんね。

土工やオルソ写真を作るだけなら点の密度(50cm角に1点程度で)はほとんど気にしないのですけど構造物になると1cm角に1点必要なので写真から点群にするのに数日時間がかかりますね。


で、できたのがこのような点群になります。これでもまだ品質を落としていますが、鉄筋まできれいに点群にすることができます。


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わかりにくいのですけど、レーザ−スキャナーと合わせてみますと、きっちりと合いました。

それぞれの点群を計測してみいましたが、5mm以下の誤差ですね。


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ちなみにUAVの撮影の際は、評定点と検証点をたくさんつけないといけないのですけど、超拡大映像でピンポイントのデータが取れる”Trimble SX10”で、型枠目地を評定点・検証点としました。


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このようなお仕事いただいて感謝しながら出来形計測などはいたしますが・・・・果たしてここまでの出来形管理は必要?と感じているのはオイラだけ?

多周波GNSS

先週は”フル稼働”で現場に出てまして、体がボロボロになっていました。人が足らないので、知り合いに応援をフルにしてもらって何とか、現場業務を終わらすことができました。


その中の一つが、「650か所をトータルステーションでの位置出し」とありまして、Trimble SX10という地上型レーザースキャナーはトータルステーションとしても使えるので、2台、2人で一気にポイント出しを行いました。

最後にアプリトラブルで、時間切れとなり15点ほど残りましたが、1人300点越えを観測しました。


と、ここまでは良いのですけど次の朝・・・・足が筋肉痛。 (オイラ)????

!  おお、300点 = 300回スクワットではないですか!!  盲点でした。(苦笑)


話はかわり先週も雪がずっと降る中、 

「もぐらさん、今月新しいGNSS機が出たので、メーカー以外のソフトの連携などのテストをしてもらいたいのですけど」

と、要請があり、九州からわざわざオイラの事務所に来られました。


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GNSS機 PENTAX GX2  


これまでは人工衛星からの電波受信できる数が、多くても500ch程度でしたが、今回のこの機種は”1400ch”。 そしてアメリカのGPS衛星のL5や日本のみちびき(QZSS)のL5の電波も受信することができるので、安定度は高くなっている機種です。


で、オイラがもっとも重点にしているのが・・・福井コンピューターのトレンドフィールドという平板ソフトと連携ができるかというところです。


ちょっと以前のインターフェイスと違っていて、担当の方も会社に連絡しながらのトレンドフィールドとの接続となりました。


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接続ができて、雪が舞う中、これまで使っていた基準点を使ってどのぐらいのバラつきのデータをとれるかやってみました。


〈結果〉

メーカ−の精度は 20mm

もちろん以前の観測値とは誤差が出ましたが、X方向に20mmのみ、高さは数mmでした。


そしてオイラを驚かせたのは・・・ 10回観測してその数値のバラつきが、10mm以下


これまでの2周波のGNSS機では、高さは±30mmぐらいずれていたのですけど、それも±10mm程度でした。

オイラの感想では、 「2周波GNSS機より精度値が半分になっている」ですね。


実はいろんな安いGNSS機は出ていますが、UAVの評定点で計測できるGNSS機は”1級”という決め事があるのです。国内メーカーであるPENTAXさんは、今1級の申請中らしく、近いうちには取得できるそうです。

そして最大の魅力は・・・・・多周波GNSS機でありながら他社より定価が安いことである。


以前の機種より変わったところといいますと・・・

 下向きにカメラがついて傾いていても画面で計測位置を計測できる

 計測端末がついているので、このひとセットで計測できるようになる。

 Android 端末なので、DropBoxなどを使ってパソコンに計測データを移動できる


みちびきもあと数基打ち上げられるので、もっと精度が上がってくると思います。
これだけの精度が出てくると、測量方法が変わってくることでしょう。

新機材導入

お題の通り先週は寒い日が続いて、雪が降りましたね。 オイラのところは今回は、10cm程度でしたので、ちょっとおてんとうさまが出てくると雪が解けていました。 しかし、真冬日が2,3回あったのですが、お客さんのほうでいろんな問題があり、先週は”事務所籠り”で報告書などの書類がだいぶんはかどりました。


しかし待ってくれない現場もありますので、強風・雨の中起工のUVA測量もやってきました。


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以前のドローンと見た目変わらないのですけど、新品ドローンです。というのも以前のはメーカーの指定している飛行時間が、超えてしまい、時たまエラーなどが出てきまして、新しい機体の投入です。


それとカメラですが、これも限界を超えまして、ニューカメラです。

しかし・・・・怪しいカメラになりました。


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DJIのP1というカメラを使っていましたが、カメラの保証回数は、10万回シャッター。

しかしオイラが使っているカメラのシャッター回数が12万回を超えてそろそろやばい領域に入ってきました。


そこで、SONYが1年前に出したカメラに対応したジンバルが出てきまして、ベトナムで作られているものを選んで、セッティングしました。 なにぶん問い合わせするところが無いので、いろいろとテスト撮影などをして何とか実務稼働できるところまで来ました。


なんでこの機種を選んだかというと理由は3つ

 1,高感度に耐えて、1秒間に撮影できる回数が多い。

   (実はこれが一番でしたが、いまだに設定できないので1秒に1回です)

 2,1枚当たりの画素数が多いのでより鮮明な写真が撮れる

   (実はこれもレンズの性能と特殊機材での微調整ができていないのでいまいち)

 3,カメラの限界シャッター回数が多いから。

   (DJI P1は、10万回   SONY LR-1 は、50万回)


通常のオルソ写真や点群を作るのでしたら、これらの設定でも十分です。

しかし・・・・オイラはまだまだ納得していないので、カメラの設定と新たなレンズの投入となります。(NIKONみたいに簡単にピントの微調整ができないのもで)

一眼レフもSONYは持っていないので、ちと勉強が必要です。


ここ数回使用しまして、気づいたことは・・・・写真の色がいい!
ズームレンズなどを付けて上空からいろんなものを撮影したくなりますな。




いかん、またおもちゃが増えたブログ記事になってしまった・・・。

現場の効率化を目指す

2月になり、少し朝夕が明るい時間が増えて、気分も少しは明るく?なっていく感じです。

先週も何かとフル稼働となり、週末2日間は企業の新入社員CAD講習を2日間行って・・・ヘロヘロ君になっていました。もちろん新入社員もヘロヘロになっていると思います。


image image


ここの会社さんは、土木ながらCADはAutoCAD系(IJCAD)を導入されているので、印刷の設定やレイアウト印刷設定など、ほかの土木汎用CADより操作が複雑化している感じです。

しかし大きな現場やできること拡張性はあるので、頑張って習得すれば、個人のスキルもしっかりと習得できればよいと思います。


さて、今年も発売されました「建設ITガイド」。中身を見てみますと・・・ICT系(マシーンガイダンス・UAV)などの記事がほぼない、BIM・CIMの話がほとんどになっていますね。


ICT系の広報はほぼ完成形になりつつあり、その次といえばBIM・CIM系の開発がおおくなるのは当たり前ですかね。


しかしここにきて、当社への依頼が増えているのは・・・・

「測量をもっと便利に。自動追尾トータルステーションでもっと効率を上げていきたいので何から手を付けていけばよいですか?」

など、高度技術というより切実に業務の改善を行いたいという相談です。


こんな相談が来るのは、自社で測量機を持っていない中堅の建設会社さんです。

機材センターなどがあっても測量機はすべてレンタルしている会社さんですね。


現場から相談があって、先週は当社のGNSS機と平面図が使えるタブレットをセットで貸し出ししてきました。

オイラの会社で使っているシステムと同じして貸し出しましたが、実はいろんなソフトや機材を組み合わせていますので、メーカーやレンタル会社には無いシステムです。もちろん使いやすいです。一緒に図面やデータを作成して渡しますので、現場の人はすぐに使えるようになります。

今週もICT請負や発注者への講習会もありますが、今一度測量機による効率化の話を入れてもよいかなと感じています。

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もぐらくん

サラリーマンを辞め、田舎に住み、測量・土木一般の図面の出張サポート会社をやっています。
土木の3次元データ作成なども始めまして、まだまだ土木の発展を信じて仕事をしています。

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